もう終わっちゃいましたが、高知県香南市で毎年行われる『 どろめ祭 』なる“奇祭”のお話を
『 どろめ 』って知ってます
イワシの稚魚です
釜茹ですると〈 シラス 〉とか〈 ちりめんじゃこ 〉と呼ばれます
これをニンニクの葉っぱをすりおろして酢味噌に混ぜた "ぬた" や酢醤油などで食べるのですが、このお祭りのスゴイところは別にあります
大杯を一気に飲み干す大会が行われるんです
地元の『 豊の梅 』というお酒を男性は一升、女性は五合、こぼさずにどれだけ早く飲み干せるかを競います。
ねっ
スゴイでしょ
日本酒苦手な私には考えられないお祭りです
私ならおちょこ一杯でぶっ倒れちゃう
吐きそう
これをニンニクの葉っぱをすりおろして酢味噌に混ぜた "ぬた" や酢醤油などで食べるのですが、このお祭りのスゴイところは別にあります
大杯を一気に飲み干す大会が行われるんです
地元の『 豊の梅 』というお酒を男性は一升、女性は五合、こぼさずにどれだけ早く飲み干せるかを競います。
ねっ
スゴイでしょ
日本酒苦手な私には考えられないお祭りです
私ならおちょこ一杯でぶっ倒れちゃう
吐きそう
オエ~ッッ
地元高知出身の演歌歌手、三山ひろしさんのステージもありましたよん
地元さんさんテレビの『 元気屋本舗 』という番組での楽しいキャラが大好き
歌は…演歌はちょっと
三山さん ゴメンナサイ (苦笑)
ニューシングル『 女に生まれて 』 絶賛発売中
昔 結婚してたとき大阪に住んでたんだけど、そのとき電車で隣り合わせた東京から出張で来てた会社員の男性と、なぜだか忘れてしまったけど話をすることに
「 高知には出張 ( 転勤 ? ) で行った事があるけど、もう二度と行きたくない ! ! 」
とかえって気持ちがイイぐらい バッサリ一刀両断されました
その理由はもちろんお酒
お酒の場、特に『 お客 ( 宴会 ) 』での習慣 ( 土佐では "しきたり" というw ) の違いが、県外の方には衝撃かつ耐え難いことのようです
JALだったかANAだったかの支社長の話。
高知支社の支社長に任命されて まずすることは、代々の支社長から受け継がれたある特訓 . . .
そう
お酒の "特訓" です
それを経て いくらかお酒が強くなってから、心機一転高知入りするそうです 笑笑笑
〜*〜*〜 お客のしきたり〔掟〕〜**〜*〜
【 しきたり其の一 基本中の基本・献杯 】
宴席が盛り上がる頃、自分のお銚子と杯を持って目上の方の所へ行き、まずは自分で注いで飲み干してから、自分の杯を目上の方に"献上"してお酒を注ぐ
普段は話す機会のない上司や来客のお偉いさん方とお近づきになれる、いいきっかけ作りにもなる
【 しきたり其の二 返杯 】
献杯を受けた方はお酒を飲み干して、その杯を相手に返してお酒を注ぐ
"返杯"を頂いた方は、注がれたお酒を飲み干さなければいけません
話し足りなければ、何度【 献杯・返杯 】を繰り返してかまいません
【 しきたり其の三・移動 】
一通り《 献杯・返杯 》が終わったら、再び自分のお銚子と杯を持って別の席へ移動
宴会場のあちこちで《 献杯 》を行うのが土佐の流儀❗️
目下の者は、地位の高い方や年長者の席から順に《 献杯 》に回ることが基本のルール
親類や同僚、友達とも《 返杯・献杯 》を繰り返したら、どんどん絆も深まります
とは言うけれど . . .
この友達同士の《 献杯・返杯 》がタチが悪い
どちらかが酔い潰れるまで終わらない
特に若い女性は負けず嫌いが多いから ( 土佐のはちきん ) 、普通にに行くフリしてゲーゲー吐いて、また普通に席に戻って"続き〜"です笑
なんという飲み方
そして信じられないようなお客文化はまだまだあります
土佐独特の御座敷遊びです ムフフ
【 菊の花 】
高知版 ロシアンルーレット
人数分の杯を盆に伏せて置き、そのうちのひとつに料理の彩りに添えられている食用菊を入れておきます🌼
( なければ小ぶりな花を用意 )
手拍子に合わせて唄で囃子たてながら、一人ずつ伏せてある杯を開けながら盆を回します。
♪ 菊の花〜 菊の花〜 開けて楽しい菊の花〜 ♫
菊の花🌼が入った杯を開けた人は、開いている杯全部に注がれたお酒を
♪ 一杯目〜 二杯目 三杯目〜 四杯目 ♫
と手拍子で囃子たてられながら、全部飲み干さなければなりません
飲み干したら必ず「 ごちそうさま 」を言うこと
これも"しきたり"
人数が多ければ多いほど 楽しく遊べます 笑笑
【 可杯 ( べく杯 ) 】
天狗・ひょっとこ・おかめの形をした杯と、それぞれの絵柄が書かれた面を持つ独楽 ( こま ) が揃えばゲームの始まり始まり〜 パチパチ
⚫︎天狗の杯は鼻高👺
⚫︎ひょっとこは口に穴
⚫︎おかめは"女性"なので顔を下にするのは可哀想
ってことで、注がれたら飲み干すまで杯を置くことはできません
独楽を回して 止まるまでの間、お決まりのお囃子を歌います
♪ べろべろの〜 神様は〜 正直〜な神様よ〜 ♫
♪ お酒のほうへと おもむきゃね〜 あゝ おもむきゃね〜 ♫
独楽が止まったら、止まった独楽の先の延長線上にいる人が当たりです パチパチ〜 オメデト〜
当たった人は、出た独楽の絵柄の杯にお酒を注いでもらって飲み干します
ちなみに天狗の杯は 8勺入ります
( 1合 = 1 0 勺 )
《 菊の花 》同様、飲み干したら必ず「 ごちそうさま 」を必ず言うこと
この一言を忘れると、
「 ごちそうさまが 聞こえな〜い もう一杯 もう一杯 」
と囃子たてられ、もう一杯飲むはめに
コレは かなりキツイかと
あと《 箸拳 》も盛んに行われています🥢
【 酒國 土佐 】
独特のお客文化とお座敷遊び
県外の方には ついていけませんよねぇ
高知では お酒を勧めたり献杯を相手が断ると、よくこう言われます。
「 おんしゃ、おらの酒が飲めんがか ! ? ( お前、俺の酒が飲めないのか ! ? ) 」
と
こんな人が下手したら何人もいるわけで、飲んで返してまた返されてを延々と繰り返す事に
大酒飲みが多いですからね~
そりゃ〜 嫌にもなるでしょう
高知県人の私でもうんざりしますもん
私が結婚した時には、元夫の家で丸2日間ぶっ続けで宴会でしたよ
やってられないですよね~
こんな大酒飲み大喜びな "お客文化" が発展した 高知の高知らしい《 奇祭 》 どろめ祭
機会があれば 是非一度いらしてくださいね