美しきメタルモンスター。進化の果てに産み落とされた人類の優雅な姿(飛行機ネタ)




Boing737-500



一番乗りたかった機種です。

私の好きな737シリーズの第2世代の機種で、キャビンの長さがほぼ737-200型機と同等(やや大きいが)のものです。

737のキャビン幅は、大きくわけ100型、200型、300型、の小型とMax 7型、400型、800型、900型、Max10型、の大型の、小さい順から8つのそれらに代表される大きさに計14種類の派生型があり、うち2種類が開発中で、その他、その14種に含まれない1種類の未開発で終わった100型より小さいYSX型がありました。詳しくはこちら

737はジャンボ機の愛称で知られるBoing747とほぼ同じ時期に誕生し、747は大型長距離用機種で、737はより小型短距離用機種で活躍を開始しました。

747は2階建ての大きな飛行機でジャンボ機という愛称があり、737は小型機でありながら大型機のような胴体幅やエンジンを持ちそれによりずんぐりとした外観を持っているのでミニジャンボと呼ばれていました。(ちなみに747(ジャンボ機)の2階席のキャビン幅が、737(ミニジャンボ)のキャビン幅とそっくりです。まるで親子か兄弟のような感じです。)

737は、胴体の形が初期のBoingのジェット旅客機の構造とほぼ変わらないのですが、この流線型の形の美しさと、キャビンの短さから、イルカのように観える事から、全日空の737-500はスーパードルフィンと愛称がついているのです。


私は、ドルフィンジェットとともミニジャンボとも500型機を呼んでいますが、その他の機種でも300型機までの長さの機種(700型含む)であれば、その愛称に最も合うのではないかと感じています。

なぜなら、大型ジェット機の胴体に、短さ、車高の低さ、お結び型のエンジンなどの外観要素があるからです。

(ですが、それよりも大型の機種でも、変わらない愛称(ドルフィンジェット又はミニジャンボ)で私は名称しています。)


私は、フライト中、一面雲の上のリゾートを思う存分満喫していました。

なぜなら、この時私はあらゆる「時間からの束縛」からいかに離脱出来るかを試し、そこから蘇る感性で楽しんでいたのです。

そのフライトの搭乗者は、国際線からの乗り継ぎの方々も多く、誰もが一秒でも早く目的地へと急ぎ、読書やデスクワークをする方、仮眠をとる方と、それぞれ目的地へ急ぐ為の目的への手段として飛行機に搭乗していたのです。それも時速800キロという音速に近い刻み方で。。


しかし、私にはその音速に近い速度は、たかが大宇宙の静止画の一部にしかなかったのです。。


まるで静寂を装っているかのように、私は静かにはしゃぎまくり、そして、平等に刻まれる命の秒針は、まるで永遠の宇宙にとけ込んでしまったかのような滑らかでワープするかのような感覚で、私の中であっという間に進んでいったのでした。


人類の進化の果てに産み落とされた、美しきメタルモンスター、ドルフィンジェット(ミニジャンボ)の体内に抱かれ、優雅に揺られながら、その絶え間ないうなり声(エンジン音)と大気を切り裂く音に全身を委ねる。人類が生み出した、完全なる人類の意思に操られた巨大な美しいロボットの優雅な体内で、再生の道しるべを感じる。

機内でクラシックを耳にするとちょうどいい。これぞシンフォニックメタルの原点ではないか。

ジェット機のエンジン音こそ、メタルの刻みの心地よさそっくりな事に気付きました。

まさに、ジェット旅客機こそ、メタルモンスター、人類の進化の理想郷。


そんな妄想を抱き、機内で自分の素顔を撮影しました。(まるでプライベートジェットのような感じですが、通常便です。。)










お忙しいところ、撮影のお願いを快く引き受けて下さった全日空のキャビンアテンダント様、誠に有り難うございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。


このように、私は、大勢の人たちが1秒でも一刻も早く目的へ急ぐ為の過程として利用している飛行機を、過程は結果をいち早く出す為にある為ではではなく、あくまで過程も目的の1つであることとして利用し、見えてくる美しき人類の進化の姿を体感させて頂いたのでした。本当に感動的でした。航空業界に感謝します。