いろいろな就職先を考えた時、派遣という働き方もあると気づきました。
メリットが少なく、デメリットが多いので、あまりオススメしません。
それでも、知っておくことは悪いことではないので、まとめておきます。
※厳しいことを書いてます。先に謝っておきます。ごめんなさい。
■派遣社員という働き方の概要
まずあなたは派遣会社と雇用契約を結びます。
この時点では、まだ働けませんし給料ももらえません。
人手がほしい会社から、派遣会社に連絡がきます。
雇用期間、作業内容、勤務条件、給料、派遣会社への手数料など。
派遣会社から、作業内容に合致した契約者に、いつからこの会社で働いてくださいという連絡がきます。
(おそらくですが、ここで断ることもできると思います。)
働き出すと給料がもらえます。
一つの会社に派遣社員が雇われるのは最長で 3年です。(派遣法で決まっています。)
■派遣社員のメリット
・働き始めるまで早い
最大のメリットでしょう。
給料が安い、休憩が少ないなど、えり好みしなければ決まるのは早いと思います。
・理不尽な時間拘束がほぼない
定時出社、定時退社が原則です。
この辺りは時給のアルバイトと同じですね。
・精神的に楽
責任のある仕事は任されないので、気楽だと思います。
(仕事の混み具合や、あなたの経験や能力によっては、ある程度任されることはあると思います。)
・正社員になれることもある
派遣社員から正社員への登用制度を採用している会社があり、正社員になれることもあります。
■派遣社員のデメリット
・給料が安い
正社員とくらべると、給料はびっくりするぐらい安いようです。
実は雇っている会社は、派遣会社へ 30%程度の手数料を払っています。
例)雇っている会社が 20万払う、手数料で 6万、派遣社員には 14万
(これは額面なので手取りはもっと少ないです。)
・昇給が期待できない
お金の流れは、雇っている会社 → 派遣会社 → 派遣社員となります。
雇っている会社があなたの仕事に高い評価をしても、来年から昇給とはなりません。
派遣会社が単価交渉をする必要があります。
・長く働けない
派遣社員は基本的に、一つの会社には 3年しか働けません。
(3年を超えて働ける例外はあります。必要なら検索してください。)
・福利厚生があまり期待できない
まず基本的な福利厚生は、社会保険、健康診断、有給休暇です。
上記の基本以外の福利厚生は期待できない、と思った方がよいでしょう。
例えば、契約している飲食店を利用すると、いつでも安いなどです。
規模の大きな派遣会社なら、なにがしかの福利厚生はありそうです。
※基本である社会保険料の支払、健康診断の受診は、雇い主である派遣会社の義務です。
また有給休暇は労働者の権利です。
(詳しくは Webで調べてみてください。)
・正社員から軽く扱われる可能性がある
こちらは仕組みの話ではなく、感情の話です。
契約社員には基本残業がないので、そこを割り切れない未熟者の正社員もいるでしょう。
契約社員に責任ある仕事は任せられない=無責任と軽んじられるかもしれません。
なぜか人として軽くみられて、身体目的の雑な誘いをされることがあるかもしれません。
■結論 オススメしない理由は「人間はおおよそ怠惰だから」
3年だけ派遣として働き生活費を得て、その間に他企業に正社員として就職する
というつもりなら、アリな気もします。
他企業に正社員として就職するために、何らかの資格とったり、勉強すると思うんです。
でもね、案外できないもんですよ。
時間に余裕があると言っても、1日に勉強にあてられるのは 2~3時間でしょうか。
仕事や通勤で疲れますので、日常に流されて「勉強するぞ!」の決意は薄らぎます。
学生時代に、漫画・アニメ・ゲーム・動画などで遊ぶことが習慣になってますからね。
毎日やらなきゃと思っているうちに 3年が過ぎる。
体重を減らそうとするダイエットみたいなものです。
(私はダイエットの本質は、生活習慣を変えることだと思ってます。)
勉強ができずに、他企業への就職は無理だった。
だから、なし崩しで次の会社に派遣として働く。
そのうちに、これでいいやと思ってしまう。
そんなこんなで 30歳も過ぎていきます…
仮に転職する前提であっても、自分で職場を見つけた方が良いと思います。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、派遣社員になろう!と思った、あなた。
その決断は良し!ですが、適当な Webからの申し込みむのは止めておきましょう。
そのリンクは多分アフィリエイトですから、あなたの申し込みがあなた自身の報酬になる可能性があります。