準決勝のもう1試合は、オーストラリアがウズベキスタンを6-0で粉砕し、
決勝戦は日本vsオーストラリアに決定しました。

オセアニアでは真剣勝負ができないと、アジア連盟に転籍してきたオーストラリアに、
0-6で惨敗とは情け無いぞウズベキスタン!アジアの意地を見せて欲しかった。
こうなったら、アジアの名誉は日本が守る!
オーストラリアの監督は日本人を良く知っている元浦和レッズのオジェック監督なのが気になりますが・・・

決勝戦に先立つ28日、韓国vsウズベキスタンの3位決定戦が行われ、3-2で韓国が競り勝ちました。
韓国の具滋哲が得点王トップとなる5得点目を上げています。朴智星は代表引退との事。

オーストラリア相手に岡崎が得点王を狙うのはちょっと難しそうですけど、大事な所で決めて欲しいですね。
試合は1点を争う厳しいものになりそう...

そしてとうとう決勝戦が29日24時から行われました。
日本は骨折で離脱した香川に代わって、藤本淳吾が出場。
フィジカルで勝るオーストラリアだが、経験値も高く、効率的で効果的な守備で日本に危険な形を作らせません。
そしてオーストラリアはロングボールを放り込み、日本のDFラインの消耗をジリジリと狙ってきます。
このままではドイツW杯の二の舞いになってしまう・・・
前半に良い形を作れなかった日本は、後半開始早々、藤本淳吾を外し、DF岩政を投入して、
DF長友をウィングの位置に上げます。
韓国戦の5バックのように中盤のプレスが効かなくなることもなく、
岩政が入ることで、DFラインの負担が軽減され、
ウィングに入った長友も、脅威のスプリント能力で敵のDFラインをかき回し、オーストラリアDFの疲労を誘います。
これならば日本のDF陣は90分持ち堪える。
安心した日本の攻撃陣が活性化し、日本のチャンスがみるみる増えていきます。
そして日本もオーストラリアも多くのチャンスを物に出来ず、両者無得点のまま、90分が終了。
準決勝に続いて決勝も延長戦に突入します。
こうなると、準決勝で延長を戦った日本がコンディション的に不利か・・・
いや、数々のオーストラリアのビッグチャンスを神懸り的セーブで防いだ川島の大活躍で、
オーストラリアには何をやっても日本から点を取れないじゃないかという、焦燥感が漂っている・・・
運気は日本に傾いている!いけるぞ日本!
そして日本は延長に入り、身長が高く守備にも有効だったFW前田を下げ、フレッシュなFW李忠成を投入します。
延長後半4分。その時はやってきました。
疲弊したオーストラリアDFのマークを外した李忠成の所に長友からドンピシャのクロスが。
これを鮮やかなボレーシュートで決めて日本が1-0で勝ち越します。
焦るオーストラリア。残りは10分。オーストラリアは猛攻をしかけるが、入る気配がしない。
そして延長後半ロスタイム、日本のペナルティエリアすぐ外でのフリーキック。
これをオーストラリアが決めきれず試合終了!日本が優勝しました!
ありがとう日本代表!ありがとうザックジャパン!やったー!優勝だー!
ドイツW杯以来ついにオーストラリアに勝ちました!
日本は2大会ぶり4度目の優勝で、最多優勝国です。アジアナンバーワン!
これで大陸王者が集まるコンフェデレーションズカップへの出場権を獲得。
3位以上の韓国、オーストラリア、日本は次回アジア杯の予選を免除されます。
そして7月には南アメリカの大会、コパアメリカに招待されています。
頑張れ日本!

それにしてもアジア杯の閉会式は豪華でした。南アフリカW杯より凄かったのでは。オイルマネーここにありですね。
会場のカタール人達は日本のチャンスに歓声を上げる等、試合は日本のホームのようで、閉会式もほとんど残っていました。
ありがとうカタール!

アジア杯優勝で日本人の評価も更に上がり、岡崎がドイツのシュツットガルト入り。
長友がチェゼーナからインテルに電撃移籍です。クラブW杯で優勝したあのインテルですよ。凄いなぁ・・・