ついに準決勝に進むベスト4が出揃いました。
準決勝の組み合わせは以下の通り。

日本      vs 韓国
ウズベキスタン vs オーストラリア

準決勝第1戦、日本vs韓国は25日22時25分から行われました。
準々決勝が延長になり、日程も日本より1日間隔が短い韓国に対し、
日本が有利に戦えると見られていました。
序盤の激しい主導権争いの中、今野が韓国選手へのショルダータックルでPKを取られます。
この程度のタックルなら大抵の審判なら流してくれるが、厳しい判定になりました。
前半23分、韓国がPKで先制します。
0-1で韓国がリードすると、体力の温存の為か、韓国の動きが少しゆるくなります。
先行されても追いつき追い越してきた日本は逆にスイッチが入って運動量が上がった感じ。
失点後は出足の良い日本が試合を支配する展開になります。
何度も決定機を作った日本は、
前半36分、本田圭佑のパスに長友が飛び出し、絶妙のクロスを前田が右足で決めます。
1-1になっても日本の優勢は続き、更にチャンスを作り続けますが、決めきれず、1-1のまま後半戦へ。
チャンスを作りながらも勝ち越せなかった日本。少し嫌な流れを感じ始めます。
後半はネジを巻きなおされた韓国が運動量を取り戻し、日本を再び脅かします。
日本は防戦に追われる時間が多くなり、前半のようなチャンスが作れなくなっていきます。
ここで日本が失点しては大変でしたが、日本は良く耐え抜き、1-1のまま延長戦に突入します。
後半の猛攻にもかかわらず得点できず、避けたかった延長戦に持ち込まれた韓国。
後半を耐え抜き、延長戦に持ち込んだことで、少し元気が出てきた日本。
流れは再び日本に傾きます。
延長前半7分、韓国陣営に攻め込んだ岡崎に対し、韓国DFがショルダータックルで倒してしまいます。
前半今野がPKを取られた時とソックリ同じパターンのファール。
ここで笛を吹かなかったら審判の二重基準ですが、
審判はしっかりPKを取ってくれました。
後の監督会見でザッケローニ監督は、日本のPKも韓国のPKも、取らなくて良いものだったと語っていましたが、
審判には最初のPKを取ってしまった事への埋め合わせの気持ちがあったのかも知れません。
PKを蹴るのは今回も本田圭佑。前回のPKでは相手GKの足をすり抜ける際どい得点だったが、
なんと今回も真ん中に蹴り、GKの足に当ててしまいます。
しかし本田圭佑が蹴る前から助走を付けて走り込んで来た細貝萌が蹴り込んで2-1。
日本が勝ち越します。
このまま負けてなるものかと、韓国が驚異的な体力で反撃開始。
日本は1点差を守るためにFW前田を下げ、DF伊野波を投入。5バックに変更します。
5バックと言えば、97年フランスW杯予選での韓国戦、5バック変更後の逆転負けが頭をよぎります。
不安は的中。日本は引きすぎて、敵の中盤を自由にさせすぎ、フリーな中盤から正確なクロスをばんばん放り込まれます。
あたふたする最終ライン。これはイカン!破られる!誰もがそう思った延長後半15分、
韓国が同点ゴールを叩き込み、2-2で延長終了。試合はPK戦へとなだれ込みました。
日本のPK1番手は、先ほどのPKを失敗した本田圭佑。彼の強心臓には感服します。
見事右隅に決め、後のインタビューでは3度目も真ん中に蹴る勇気は僕にはまだ無かったと語っています(^o^)
PK戦に持ち込んだ韓国と持ち込まれた日本。精神的には韓国の方が有利に思われましたが、ここに神が現れました。
守護神川島。彼に神が降臨したのです。
韓国の一本目を完璧にコースを読んで弾き、2本目もコースを読んで止めたのです。
精神的に追い詰められた韓国の3人目が枠を外し、なんと韓国のPKは1本も入る事無く3-0でPK戦が終了!
日本が決勝に進みました!

準決勝のもう1試合は、オーストラリアがウズベキスタンを6-0で粉砕し、
決勝戦は日本vsオーストラリアに決定しました。

オセアニアでは真剣勝負ができないと、アジア連盟に転籍してきたオーストラリアに、
0-6で惨敗とは情け無いぞウズベキスタン!アジアの意地を見せて欲しかった。
こうなったら、アジアの名誉は日本が守る!
オーストラリアの監督は日本人を良く知っている元浦和レッズのオジェック監督なのが気になりますが・・・

決勝戦は29日24時から行われます。
もう優勝しかない!頑張れ日本!