FIFAワールドカップ南アフリカ大会がついに開幕しました!日本は6月14日初戦
カメルーン戦を迎え、日本はジンバブエ戦の1本目と同じ大久保、本田、松井の3トップ、
センターMFに遠藤と長谷部、アンカーに阿部、4バックは長友、トゥーリオ、中澤、
駒野の4人で挑みました。日本はウィングの大久保、松井がキレキレでカメルーンの
ディフェンスに圧力をかけ続け、センターFWの本田も強いフィジカルで圧力をかけます。
守備陣も長友がエトーを抑える等カメルーンの攻撃を封じ、ついに前半39分、松井は
右足のキックフェイントでDFを置き去りにし、左足で本田に正確なクロス。松井が
フェイントしている間に本田はウェーブの動きでファーサイドに移動。本田についていた
DFは松井のフェイントを見ていて本田を見失い、ボールが来た時には既にDFが付いていた
大久保につられて本田はフリーに。松井のセンタリングは本田にピシャリと合い、左足
でトラップしたボールは右足に当たって再び左足の前へ。左利きの本田は冷静にボール
を押し込み、貴重な先制ゴールを上げました。その後も日本はカメルーンの攻撃を防ぎ、
69分には松井を岡崎に、82分には大久保を矢野に、88分には長谷部を稲本に変えて、
守備を強化。それでも最後の10分はカメルーンの猛攻を受け続けましたが、全員が
体を張った守りでついに試合終了。1-0で日本が勝利し、念願の自国開催以外での
初勝利を掴みました。これで勝ち点3を得て、第3戦目までグループリーグ突破を
かけて戦い続ける事ができます。ありがとう日本代表!そしてオランダ戦も頑張れ日本!

W杯各組の第1戦の結果はこちら
A組  南アフリカ 1-1 メキシコ     ウルグアイ 0-0 フランス
B組     韓国 2-0 ギリシャ    アルゼンチン 1-0 ナイジェリア
C組 イングランド 1-1 アメリカ    アルジェリア 0-1 スロベニア
D組   セルビア 0-1 ガーナ        ドイツ 4-0 オーストラリア
E組   オランダ 2-0 デンマーク       日本 1-0 カメルーン
F組   イタリア 1-1 パラグアイ ニュージーランド 1-1 スロバキア
G組  ポルトガル 0-0 コートジビワール  ブラジル 2-1 北朝鮮
H組 ホンジュラス 0-1 チリ        スペイン 0-1 スイス
韓国はギリシャに危なげなく勝利。今回の韓国は史上最強の評判通りの強さ。
イングランドはアメリカにまさかのドロー。アルゼンチンはナイジェリアに苦しみ、
セルビアはガーナに負けました。やはりアフリカ開催でアフリカのチームの士気は
高いようです。コートジボワールはドログバが骨折した右腕にギブスを巻いて後半途中
出場。順調に直っているようで良かったです。今大会最弱と言われていたニュージーランド
が後半ロスタイムに引き分けに持ち込み、初勝ち点を掴みました。北朝鮮はブラジル
相手に1点差に迫る健闘。アジア予選負け無しだったオーストラリアはドイツ相手に
0-4と惨敗。2006年はヒディンクによるマジックだったのかも。チリはW杯
48年ぶりの勝利。南米予選2位の今回は過去最強との評判です。スイスは守って
守って1点を守りきりスペインを下しました。スイスは前回大会でもグループリーグ
3戦と決勝トーナメントで4試合連続無失点。今回の無失点でW杯5試合連続無失点
記録でイタリアの記録に並びました。この守備力の凄さは各家庭に防空壕や武器の
貯蔵を定めている国防意識の高い国民性とも関係があるのかも知れないですね。

いよいよW杯も第2節に突入。各組の第2戦の結果はこちら。
A組  南アフリカ 0-3 ウルグアイ     フランス 0-2 メキシコ
B組 アルゼンチン 4-1 韓国        ギリシャ 2-1 ナイジェリア
開催国の南アフリカはウルグアイに負けて1敗1分。過去開催国が1次リーグで
敗退した例は無く、不名誉な第1号を避ける為にも第3戦は重要な試合となりました。
そして強豪国のフランスもメキシコに破れ1敗1分。グループリーグ突破を賭けて
フランスと南アフリカが激突します。ナイジェリアに苦戦したアルゼンチンは、
第1戦で調子の良かった韓国を4-1で一蹴。強豪国の格の違いを見せ付けました。
後ろ蹴りでボールを返すマラドーナ監督のおちゃめぶりもますます好調。ギリシャ
はW杯初得点、初勝点、初勝利です。