船名 KEN JYO(ハンディマックスB.C)

2020年5月4日撮影

乾汽船の昨年建造された新造船「KEN JYO」です、

乾汽船の船は昨年11月掲載の「KEN SHIN」以来です、

前にも書きましたが乾汽船の歴史は古いのです、1904年に英国から中古船を購入

創業者の乾さんの名前を冠し「乾坤丸」と付けたのが最初だそうです、

(イヌイ)乾=KENを船名の頭に付けています、

保有船舶が殆どがハンディサイズで自主運航による効率的な配船を行い

穀物・石炭・材木・非鉄などを運搬です、

不定期航路事業と船舶貸渡し事業も行います、

社船と傭船を合わせて28隻の運航です(自社船22隻)(2019年3月末)

KEN JYOです、漢字表記も欲しいですね、

乾譲・乾城・乾嬢・乾條・乾盛どのJYOでしょう、

じゃじゃ〜ん!

SOx(硫黄酸化物)スクラバー(排ガス浄化装置)搭載船です、

どうです此のファンネルはインパクトが有ります、

オーナーDELICA SHIPPING S.A.

C/O Inui Global Logistics,Co,Ltd.

乾汽船は主力のハンディバルカーにSOxスクラバーの搭載を

既存船へに搭載工事を実施し始めました、

SOxスクラバーのレトロフィット工事は大型船でなければ設置が難しいと

されていました、先ずは物理的に搭載可能かどうかを検討、

フィンランドのバルチラ製を検討したがサイズ的に無理、

他のメーカーを比較検討、富士電気製のコンパクトな装置であれば可能なので

「KEN SHIN」から既存船8隻に搭載する方針を固めました、

既存船へのスクラバー機器類の費用と搭載工事にかかる費用は相当な投資になります、

現行の高硫黄油と硫黄分濃度の低い規制適合油の値差との結果は数年先でしょうね、

神戸港から博多港に向けて出て行きました、

現在位置は何処でしょう?

ニュージランドMARSDEN POINTから中国TAICANGに向けての航海です、

KEN JYO

総屯数    24,034屯

重量屯数   37,005屯

全長     179.90m

幅      30.00m

深さ     15.10m

喫水     10.25m(満載)

速力     15.4ノット(試運転) 

主機関    MAKITA製

機関出力   6,330kw

cargo capacity  B;46,352  G;47,342

建造所    佐伯重工業(#763)

竣工年    15.Jan.2019

船籍     パナマ

コールサイン HPBT

IMO No.9791030