俺式アンチョビ100g

私の住んでいる所では、
昨日、今日とずいぶんと寒く感じた。
一昨日は雨が降り、昨日は霙だか雹だかが降っていた。
雪はまだ降ってないようだ。
どうやら、大型の低気圧様のおでましらしい。
まったく憎々しいにもほどがある。
今日の通勤中、しばれる手に息を吹きかけながら、
電車を待っていると小さな頃をふと思い出した。

もう２０年以上前になるだろうか。
それでも雪が珍しかった当時、
降ってくる雪をそのままパクリと食べたこともある。
親と一緒に自分の身長ほどもある大きな雪だるまを
家の前に作ったこともある。
せつせつと積もった雪を素手の両手でかき集め、
雪合戦をしたこともある。
中に入ってもちを焼いて食べるのが夢だったが
かまくらはついぞ作ることもできなくなった。

いつからだろう。寒さが苦手になったのは。
冬ですらトレーナーと短パンで駆け回っていたのに
今やパッチに腹巻き、ババシャツ…とフル装備である。
赤々と燃えるストーブに両手をかざし、
遠くからきこえてくる石油の巡回販売の
ゆきやこんこんのテープを恨めしく思う。
犬ははしゃいで庭かけまわりなんて嘘だ。
天然の毛は生えてるが、寒いものは寒い。
犬はコタツで丸くなるどころか、人の布団に無理やり侵入して来て
容赦なくご主人様の体温を奪っていく。
まったくトンでもない忠犬っぷりである。

それでも、数年前に比べるとどうやら温くはなっているらしい。
温暖化の影響なのかどうなのかは私の知るところではないが、
そういえば、近年では私の家のある地域では、
めっきりそういうものを見る機会も減ってしまった。
あのときのように雪が降り積もるとどうするだろうか？
また雪だるまを作るのだろうか？
どうせなら今度は親子の雪だるまを作ってみたい。
やはり、寒さが苦手でも、年に一度ぐらいは雪を見てみたい。

ぬるくなったコーンスープの缶がポコンと音を立て、
はっとした私は、ホームに滑り込んできた電車に乗り込んだ。

スガキヤ恐るべし。

住んでいる場所が場所なだけに、
私の行動範囲はどうも郊外が多い。
郊外と言えば、買い物はイオン系である。

サティにジャスコにマックスバリュー。
郊外をメインに大型店舗で客を掻っ攫っていく。
朝から晩まで。所によっては２４時間。
まぁ、何かと話題の多いイオングループではあるが、
ふらふらと夜中に買い物に行くこともある私には、
ものすごく心強い味方である。

さて、私がよく使う店の中にジャスコというものがある。
イナカモノにとっては暇になったらジャスコでね♪は基本なのだ。
ある程度の大型店舗になると中にフードコートと言って、
椅子と机がオープンテラスのように並べてあり、
食べ物を自由に食べたりする空間があったりする。

昔からそのフードコートの一角に、
スガキヤと言うラーメン屋があった。
このスガキヤ、名古屋のほうでは割と有名らしいのだが、
私の住んでいるところではそれほど名前は通ってない。
フードコートで食べるだけに、
はっきり言ってチープの一言。
ただ、一杯290円という値段を考えれば、
かなりがんばっている方ではあるのだが…

それでも、何かしら新作ラーメンが出てきたりして面白い。

先週のことふと行って見ると、新作のラーメンが出ていた。
和風つけ麺。
あんまり麺をつけて食べるのは好きではないのだが、
久々のスガキヤ。うれしくなったのと、興味本位で頼んでみた。
呼び出しを受け、受け取ってみるとシンプルなつけ麺セット。
まぁこんなもんかと、少し切なくなりながらマッタリと口へ。
衝撃。まさに衝撃。トラトラトラ
敵機来襲バババババ…お父ちゃん…どないしとんのやろ…
思わず意識が飛びかけた。
モチモチした麺に、通常のラーメンより濃厚なツケダレ。
その辺のラーメン屋に比べてもうまいと思う。
490円と普通のラーメンに比べれば多少高いものの、
食べる価値アリ！だ。
近くにスガキヤのある方は是非一度ご賞味いただきたい。

ファミコン

昨日、会社が云々と書いたのだが、
朝に起きてみておやと思った。今日は土曜日。
なるほど、どうやら休みのようだ。
私の休みもとりあえず、世間一般のように
土日は休みである。

絵を描いたり、ドライブをしたりすることも好きなのだが、
私の趣味のひとつとしてゲームをするというものがある。
ファミコンが登場したのが1983年らしい。
年齢的にはファミコン世代のはずなのだが、
14800円というおもちゃは早々買ってもらえるほど安いものでもなく、
ファミコンを持っている友人を随分とうらやましく思ったものである。

当時、ファミコンショップがいたるところにあり
100円を払って20分程ファミコンをプレイできる変なシステムがあった。
店内だけのレンタルのようなもので、
店が販売してあるソフトを遊べたと思う。
100円ですら高かった私には、
いまいちシステムそのものを理解していないのだ。
皆が遊んでる後ろで、指をくわえつつも一生懸命観戦しつつ
自分も一緒になって遊んでいた。

もう何年ぶりかになるのだろうか。
ふらりと出かけた先で久しぶりにゲームショップを訪れてみた。
PS3やWiiなど最新のゲームが燦然と居並ぶ中で、
端のほうに追いやられひっそりと当時の面影があった。
雑然と置かれたカセット。
あの時買えなかったあのゲーム。
思わずにやりとしてしまう。
いまさらこんな物を…と少し躊躇したが、
懐かしさに負け、いく本かのゲームソフトを買ってみた。

あの時感じた変なドキドキを味わいながらも家にかえってふと思う。
はて？ファミコン本体はどこだろう？と。

ブログをつけよう。

急にそう思い立って自分のブログを設置してみたのが昨日。
二日目にしてすでにネタが無い。
元々、私はあまり頭の出来がよろしくないので、
基本的に考えることが苦手なのだ。

小学校のころから、日記というものが果てし無く嫌いだった。
日記だけではない。
毎日継続して何かをするということが、苦手だった。
予習、復習などどこ吹く風。宿題などかけらもしない。
明日の時間割の用意すらしない。
まったくどうしようもない子供だ。
学級会では毎日毎日飽きもせず吊るし上げられ
担任も本気で嫌気がさしていただろう。

それが、急にブログである。
夏のタイムマシンがあれば、
宿題も、教科書も忘れ、叱られてしゅんとしながら
廊下に突っ立っているあの頃の自分に
大丈夫だよ！といってやりたい気分が満載だ。
ブログごときでお祭りわっしょいで申し訳ないのだが、
新しいことをするには本当にパワーがいると思う。

これと言って特別なことがあったわけではない。
ふと、今日、そして今感じたことを書き溜めておくのも
面白いかもと思ったりしたのだ。
年をとったのかもしれない。
いつか、この文章を読み返して
懐かしいと感じれれば幸せだろうから。

さて、今日も何かいいこと見つけるために、
また鬱々とした電車に揺られて会社に行くことにしよう。