ウォルト・ディズニーの約束/SAVING MR.BANKS。
これも最近の作品ですね。
今年だったでしょうか？
ウォルト・ディズニーのお話かと思いきや、主人公はこの女性。
腕を組んでいることからもわかるようにこの気難しい女性は、かのメリーポピンズの作者。
ウォルト・ディズニーは、娘との約束ということで、どうしてもメリーポピンズを映画化したい。
しかし、先ほどの作者の女性、トラヴァースはアニメやキャラクター、軽快な音楽や子供や人形に溢れるディズニーランドが大嫌い。
というのも、子供の頃の記憶にどうしても囚われているからです…
どうして邦題が、”ウォルト・ディズニーの約束”なのか、理解に苦しみます。
”ディズニー”というネームバリューをどうにか使おうとしたように感じてしまいます。
トラヴァースの過去の記憶と現在が交互に出てくるのですが、タイミングや映像、音楽がとても効果的でした。
最後の、トラヴァースが過去から解放され、押しとどめてきた父への想いや、彼を救えなかった悔しさ、悲しさ、切なさ…
たくさんの想いによって溢れた涙には、思わず胸が締め付けられました。
配役が素晴らしく、圧巻の演技でした。
切なさやほろ苦さを残しつつも、どこか爽やかな映画でした。