久しぶりのブログになりました


いつの間にか季節も秋にイチョウ


9月の末


義母が亡くなりました


10年前に認知症を患い

8年前から施設に入所していたお義母さん。


ここ数年は顔をみることもほとんどありませんでした


体だけは丈夫で、今夜が山‥を何度も乗り越えて、力尽きるまで懸命に生きていました



葬儀は家族葬のこじんまりとした式でしたが、夫のたくさんのいとこが集まりました


口々に言うのは


お料理がすごく美味しくて、いつも作るカレーライスとラーメン、本当に美味しかったよねーキラキラ

時々、こっそりプレゼントくれたよねーキラキラ



と嬉しそうな思い出話を聞きながら、私がそこで感じたのは、



お義母さんの大きな愛



私は受け取れなかった愛



それを最期の時に感じていました




私は結婚してからなかなか子どもが授からなくて



5年目にやっと妊娠したと思ったら、数週で流れてしまって



あの時は本当に悲しくて、外に出て親子連れの姿を見るのも辛かった



そんなこともあって、引け目を感じていた私は、夫の実家にはあまり行きたくなくて



ラーメン作るけどいつ来るの?

と言われても行かなかった



カレーライスめちゃくちゃ美味しいのに、素直に言えなかった



そんな可愛くない嫁なのに、夫の誕生日には、夫ではなく私にプレゼントをくれたお義母さん



やっと6年目に長男が生まれた時は、認知症を発症したあたりでほとんど抱っこもしていないし



次男が産まれた時は、連れて行って見せても、岩のように少しも表情を変えることはありませんでした



家も近くではないし、実家の近くには義理のお兄さん家族がいるので、私はほとんど関わりがありませんでした



だけど、最期に感じた義母の愛



あの頃の私が受け取ることができていたら‥

と思わずにいられませんえーん



きっと今の私だったら、カレーライスのレシピ教えてください!!って家に押しかけていただろうな



もっともっと、お義母さんと関わってたくさん教えて欲しかったと今になって思う



そして、なんて幸せなところに、私は嫁いだんだろうと初めて思えたように思います



昨日は帰宅してクタクタに疲れていたけど、9月になるとお義母さんがよく作っていたなと思い出して、スーパーで生筋子を買ってきていくらの醤油漬けを作りました



思い出の味は、出汁から作る本格派のラーメンラーメンと特製のカレーライスカレー



カレーはルーを何種類か使って作っていたから、私も真似して色んなルーで試してみるけど、あの味はいまだに再現できない



きっと、一生かけて試しても追いつかない味



色んな思いが交雑した、義母との別れの日



そして、義母の愛を感じた日でしたおねがい