緊急報告!
本編の途中ではありますが今日は全国のらぶどろっぱー諸君に報告があるのっ!
本編の更新はもー少し待ってネ![]()
専門学校生だった18歳の男の子が
夏休みにホストのアルバイトをしようと歌舞伎町に足を踏み入れた。
当時ヒカルの彼女だった私はヒカルの後輩だった彼に手をつけ
凄惨な修羅場を潜り抜けた末、付き合いが始まった。
そう! ユウのことを覚えていますかー?
らぶどろっぷでは『年下でペットな男の子』の章から何章かまたいで主要人物だった彼。
その彼となんと先日再会を果たしたんですっ! 再会できたキッカケはmixiでした。
なんでも高校の同窓会の幹事をまかされて
mixi経由で過去の繋がりを辿っていたら私に到達したんだって!
ミラクルーーー![]()
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「お久しぶりです。ユウです。僕は元気でやっています」
そんな近況報告をもらって、私もユウのmixiを見に行ったの。
そこからユウのブログに飛んで過去のエントリーまで遡って読んでみたんだけど
ユウは結婚して5年目!超絶仲良し夫婦!仕事も順風満帆!現在幸せである!
ということが解り、私は今までずっとずっとシコリとして残っていた胸の痞えが取れた気がした。
あぁ! 良かった! ユウは今、幸せでいるんだ!
「ユウ!今幸せなんだね! 良かった!!!
付き合っていた頃、たくさん傷つけてしまってごめんね。
取り返しのつかない痛手も負わせてしまったよね。
今はわかるの。 あの頃の私は病気だった。 幸せになりたくて必死だったの。
ユウを自分の人生に巻き込んで散々振り回してしまった。 許してね。 ずっと謝りたかった」
私はmixiでユウにメッセージの返信をした。
「謝ることなんてないよ。 俺はすごく感謝している。
あの頃の経験があって今の俺がある。 まりもがいなかったら今の俺は本当にありえないんだよ。
たしかにいろいろあったけれど、まりもの幸せを追い求める姿に焦がれていたんだと思う。
まりもはいろんな意味で強烈だった。 今でもまりもは特別な存在のまま。
だから『悪かった』なんて思う必要は全くないよ。 俺はずっとお礼が言いたかった。 ありがとう」
ユウはそう言ってくれたのだ。
みんな~・・・
私は救われた気がするよ! 本当に!!!
それから私は、どーしてもユウに逢ってみたくなって
「久しぶりに逢おうよ!」って誘ってみたの。
ユウも快諾してくれて次の日に逢うことになったんだ。
ユウはスーツ姿で私に逢いにやってきた。もちろんホストスーツではない。サラリーマンスーツでだ。
少しふっくらしたけれど、あんまり印象は変わっていない。
私と付き合っていた時のユウではなく
一番最初に出会った頃のまだ垢抜ける前のユウに戻ったかんじだった。
「ユウ!!! 元気だったの?! 久しぶり!」
「久しぶりー! まりも子供できたんだねっ! 本当に良かった! 良かったよ!!!」
ユウは涙ぐみながらまず最初にそう言ってくれた。 私は彼の瞳と言葉の意味を即座に理解した。
そう、私はかつてユウの子供を中絶したことがあるのだ。
妊娠がわかり二人で産婦人科に行ったときの事を思い出した。
私が中絶手術をしてくれと医者に頼むと、ユウは
「この事を一生忘れたくないから中絶手術に立ち合わせてくれ」
と途轍もなく常識はずれなことを言い出し、医者と看護婦と私が揃って言葉を失い
その後、私が半切れして、ユウを泣かせてしまったのである。
あれは私だけにつらい思いをさせまいという、ユウなりの誠意だったことは解っているけれど
あの時の私にはユウの気持ちまで考える余裕がなかった。
ユウは別れた後もずっと、あの事を気にかけていたのだろう。
あの中絶のせいで、もしも私が子供を産めない体になっていたら、と心配していたんだろうね・・・。
「うんうん! 子供すごく可愛いよー! ユウのところは?」
「うちは奥さんが出来にくいみたいで、今不妊治療中なんだ。
不妊治療にも段階があってさ、今度は人の手を介してやらなきゃいけない段階で…
それでちょっと躊躇しちゃってるんだよね…」
「そぉだったんだ… 私の友達でも長いこと不妊治療を続けていた子がいて、最近妊娠したよ」
「そーなんだ。 どう? 子供ってやっぱりいいもの?」
「うん。 私は子供を産んでようやく幸せになれた」
「そっかぁ~、ずっとまりもの口から幸せだって聞きたかった。 本当に良かったね~~~~」
それからしばらく想い出話をして、ドラッグのことにも話は及んだ。
らぶどろっぷ本編ではあいかわらずドラッグ真っ只中ですが
私が一番最初に覚醒剤をやった時はユウが一緒だった。
まだユウと一緒にやっていた頃は連日連夜やり続けるって事はなくて
週に1度とかのペースだったんだけどね。
結局今考えてみると私とユウが別れた原因は紛れもなく覚醒剤だったと思う。
当時はそう思っていなかったけどね。 覚醒剤が二人を徐々に変えていったのだ。
覚醒剤に手を出していなかったら、もしかしたら私とユウは・・・。なんて思わないでもない。
私と別れた後もユウは覚醒剤を止められず、ポーカー屋に入り浸っていたそうだ。
ある日、ポーカーで摩ってすっからかんになったユウが歌舞伎町を歩いていると
さくら通りに二人の警官が立っていた。 ユウは警官から職務質問を受け
自らポケットに入っていた覚醒剤を出して逮捕された。
拘置所でしばらく拘留され、裁判に母親が出廷してくれたおかげで執行猶予がつき
刑務所には入らないですんだらしい。 私が知っているユウの話はここまでだったの。
その後のユウの噂は聞いたことがなかったし
音信不通でどこで何をしているのかわからなかったんだよね。
「そういえば覚醒剤でパクられたんだったよね? その後はちゃんとやめられた?」
「うん。 俺は出てきてからは一度もドラッグにスリップしなかったよ」
「マジでー! それはすごいね。 よくやめられたなぁ・・・」
「うん。弁護士さんにもさー、9割以上が再犯するのに君は奇跡だって言われたよ。
今でも年に一度はその弁護士さんに手紙を書いてるんだ」
「私はあの後しばらくしてから精神病院にはいって地獄だったよ。 全然やめれなくてね…」
「俺がやめれた理由はね、パクられた後に母ちゃんをおんぶする機会があったんだ。
そのときにさー、すごい軽かったんだよね・・・ あきらかに痩せちゃっててさ。
それでもう絶対にやらないって誓った。 やりたいなって思った時はそりゃーあったよ。
だけど、もしもやってしまったら、その重みに自分が耐えられないと思ったんだ」
「そーだったんだ。 母の愛は覚醒剤の誘惑にも勝るってことだね…
なんかね、今はユウのお母さんの気持ちがよくわかる。 本当に心配だったと思うよ。
だって私と出会うまではユウは優等生だったわけだし
どうして自分の息子がこんなことに?!って東京に出したことを後悔したんじゃないかなぁ…」
「それはあるかもね… でも今は俺も幸せになって親孝行してるからさ」
そういうわけで、ユウは覚醒剤を無事にやめられたそうだ。
覚醒剤は非常に再犯率が高い。 お互いにやめられて良かったよね、と称えあった。
「ねぇ、ユウのブログを見たけど奥さんとすげー仲良しだよね! ユウらしぃなぁ~って思ったよ。
結婚5年目なんでしょ? 奥さんとはいつ知り合ったの?」
「知り合ったのはもっと前でさ、パクられた時とかも面会に来てくれてたから10年くらい前かな?
そうそう! 実は俺、婿養子に入って苗字変わったんだよー」
「えっーー!!! そうなの! ユウらしいwww」
「やっぱりなぁ~w 絶対にそう言われると思ったw」
「そっかそっかぁ。 でも10年って長いねー! 10年も一緒にいてラブラブって凄いわっ!
でも10年の間に浮気とか少しはしたでしょ? ユウは優しいからモテるだろうしー」
「浮気は一度もないよ。 正直に言うと風俗は何回かある。 でも浮気はないなー。
他の女に目移りしたり、気が移っるってことは俺は絶対にないんだよね」
私はユウのこの言葉を聞いて、またも過去のある場面がフラッシュバックし
思いもかけず泣いてしまったのである。
ユウと出会った頃、私は男性不信だった。 男性不信というのだろうか?
男は浮気をするものだし、若くて綺麗な姉ちゃんが好きなものなのだ、と割り切って生きていたのだ。
自分が『若い女の身体』を売りにする世界で生きてきたし
少し前に、永遠の愛を求めるという理想論は捨ててしまっていた。
私はユウと出会う以前に結婚したくて堪らなかったサラーリーマンの彼を
どうしても信じきることが出来なかった。 彼は本当に誠実な人だったのに
私は四六時中疑ってばかりいて疲れ果ててしまったのだ。
サラリーマンの彼と別れた時に『永遠の愛なんてものは幻想だ』と思って生きることを選び
それと共に私はAV女優になったのだった。
男はそういうものだ!と思っていれば裏切られることはないし、たぶんその方が楽だったのだろう。
ところが当時のユウは私のその価値観を覆したのだ。
あの日
「俺はまりもが50歳になっても60歳になっても、ずっとまりもだけを愛せるよ!」
そう真摯に説得するユウに私はブチ切れて
「そんなことがあるわけがないっ!嘘つくなっ!」と吐き捨てた。
ユウは不貞腐れて「どうしてわかってくれないんだろう」と本気で怒ってしまった。
私はそんなユウを見ていて気持ちがグラついた。 この子なら信じられるかもしれない。
信じたい…。 でも… でも…
真っ白なキャンバスに賭けてみたくなった。 それはとても怖くて勇気のいることだった。
一度諦めたものを再び信じるにはパワーがいる。 不安で胸がいっぱいになった。
私はそのときの自分の気持ちを今でもはっきりと覚えている。
あの時のユウの言葉に何一つ嘘はなかったのだ!
今ユウの隣にいるのは私ではない。
だけどユウはあの時の、誓いにも似た約束を破ってはいなかった。
彼は10年間一人の女性だけを愛してきたのだから(嫁は幸せだねー)
誓いは今、時を越えて真実になり、私の元に返ってきたのだ。
私は救われた気がした。
いや、現在の私はもうとっくに救われているので、正確に言えば、あの頃の自分が救われたのだと思う。
自分でも思いがけない感情の化学反応が起きて涙がポロポロ零れた。
「ありがとぉ。 ユウ」
私のこの『ありがとう』の意味がユウに伝わったかどうかはわからない。
ユウは「男も捨てたもんじゃないよ~」と、ただ照れくさそうに笑っていた。
この事は私の内面ににとって、とてもドラマチックな出来事だった。
ただ私は、昔のように『男が浮気をするもの。若い女が好きなもの』という事について
今は無頓着というか、そんなことはそれこそ人それぞれだろうし
浮気についても昔は絶対に許せなかったけれど、今はそれさえケースバイケースだと思うに至っている。
だから別にユウが「浮気したことある」と言っても
「実は今奥さん意外に気になる女の子がいるんだよねー」なんて相談を受けたとしても
「ほうほう!」と普通に会話できたと思うのだ。
単純な興味で聞いただけでユウにこのような回答を期待していたわけではなかったのよ。
だから自分の感情の化学反応に驚き戸惑ってウロウロとしてしまい
ユウに「落ち着いて^^;」なんて言われる始末であったw
それからファミレスにランチを食べに行ったんだけど
ユウがオーダーしたのがクリームソーダとパンケーキで・・・
「ユウ、その可愛さは狙ってるだろっ!」と思わずつっこんだが、もちろん天然なのであった。
私が話しに夢中になってタバコの灰を落とすとユウも
「まりも狙ってるだろっ! そのあいかわらずぶりは!」とやり返してきた。
あはは
お互い大人になっても根っこの部分は変わらないのかもしれないなー。
「夫婦喧嘩とかする~?」
「したことないなー。 争いが嫌いだから相手が怒る前に俺が折れるし」
「10年喧嘩なしってすごいねwww 正直キモイwww 私と付き合ってた時って喧嘩したっけ?」
「まりもとは・・・したよね・・・」
「そぉだっけ?! どんなことで喧嘩したっけ? 覚えてる?」
「なんか、よく覚えてないけど、まりもはしょっちゅう怒ってたよw」
「がっーーん!!! そうだったんだ・・・」
「まぁでも、振り回されるのが気持ちよかったですよw」
そうかそうか~・・・
なんつーか、ユウは本来の自分の姿に戻ったんだろぉな。
思い出してみると、ユウは本当にいいやつだったんだよなぁ。
可愛くて、頑張りやさんで、頼りなくて、弱弱しい。
きっとユウが女で私が男ならうまくいったのかもしれなぃなぁ~
「また逢おうね」そう約束しあったけれど、きっともう逢うことはないんじゃないかと思う。
ユウも私もこの再会で遣り残していたことを終わらせたのだ。
きっとお互いにもう心残りはないはず。
これからは、それぞれの場所でそれぞれの幸せを追い求めていくのだろう。
そーいうわけで、私事を長々と書いてしまいましたが
神様は人生の内に思いがけない宝物を用意してくれているもんだと感じさせられた出来事だったよ![]()
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