その日は
アンナの幼稚園の遠足の日でした。
出産予定日を過ぎている私は、もちろんお留守番。
朝、パパとアンナのお弁当を作り見送る事ができたので少し安心しました。
日中は
もし、陣痛が来たら!!という不安と
『遠足大丈夫かなぁ~』
(*´д`*)という不安の中パパからの報告メールを待ちました。。。
日中はソワソワ、ドキドキお腹は前日の検診で
『グリグリ』をされたので出血と鈍痛が…(>_<)
長い1日でした。
夕方、無事に2人が遠足から帰って来ました。アンナは水族館で買ったサメのぬいぐるみを抱いてました
(笑)
夜、みんなで夕食を食べてから少しづつ痛みが増してきました。
『いよいよかなぁ?』と覚悟をして入院バックの中身をチェック、慌ててお風呂に入りました。
入浴後、陣痛の間隔が五分くらいになったので病院に電話してからアンナにパジャマを着せて一緒に向かいました。
二人目出産の時に思う事、それは産む時の不安より、残された上の子が気がかりでなりません。
病室は家族が泊まれるファミリールームをお願いしておいたので、パパとアンナはそこに待機してもらいました。
そして、ここの産婦人科を選んだ一番の理由は『無痛分娩』が出来ること。 検診中、何度も先生に確認して、『大丈夫ですょ』と言われて来たので安心しきっていました。
入院後の内診で子宮口は3㎝、息が出来ないほど痛みは増してきたけど、まだまだ先が長そうです…
分娩室にいるアンナは医療器具を見て『これなに?』と私に質問の嵐でした。
(^_^;)
ちょと気が散るのでパパにお願いして、お部屋に戻ってもらいました。
それから何度か助産師さんに
『あの…麻酔は…?』と確認しましたが、そのたび 『う~ん…今はまだやる段階ではないですよ!』と言われ、激痛に耐えました。(>_<)
とりあえず、『お部屋に戻ってください』と言われ→移動。 部屋のベッドではパパとアンナが爆睡…。
アンナが起きてしまうので叫び声も我慢…。腰をさすって欲しいけど我慢…。
(泣) 先生と約束していた麻酔もいつしてもらえるか分からない不安と戦いながら、この痛みを乗り越える自信が無くなって来ました。(T_T)
とにかく、ベッドの上にいても痛いので、部屋の中を歩いたり、トイレの便座に座ったりを繰り返してるうちに痛みがピークになり
分娩室に移動しました。
二度目の内診で子宮口が全開になっていたので、点滴を用意したり病室のスタッフがバタバタし始めました。
『あの~麻酔は…』と言う私のしぶとい問いかけに
『もう自然でいきましょう!』と助産師さん。
私も覚悟を決めて
何度も『ふ~っ!!』といきみました。
何度いきんでも頭が大きくてなかなか出ない!!
『髪の毛見えてますよ~』という声に、ゴールが見えてきました。
助産師さんの誘導に合わせて何度かいきむと、やっと赤ちゃんの全身が見えてきました。
日付が変わって12時15分、3540㌘の男の子が誕生しました。
分娩室へ移動してからの進みが早かったのと、私のうめき声でアンナを驚かしたくなかったので、でパパとアンナは産まれてから部屋に呼んでもらいました。
先生も産み終わってから登場… なんで?(>_<)
結局、無縁分娩はできなかったけど四時間弱と安産だったので良かったです。
その夜は病室に戻って同じベッドでアンナと寝ることが出来たのが一番癒されました。
朝になってアンナと離れるときに、淋しくて涙が出ました。
『ママが淋しくないように』と枕元にサメのぬいぐるみを置いて行ってくれました。
そのサメを見ながら
アンナの笑顔を思い出していました。。。


