AIC秋津洲京都で、紅茶レッスンがあるので、車で京都まで来たのですが、この時期、京都の紅葉を見に来る方が多いので、レッスンに遅れないように、余裕を持って到着するように家を出て来ました

近くに上賀茂神社があることがわかっていたので、御朱印帳を持って散策に行けるよう準備もして…

心配していた渋滞は無く、スムーズに到着できたので、車を置かせていただいて、上賀茂神社に行きました

『上賀茂神社』は、正式名を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といい、京都で最も古い神社の一つで、下鴨神社とともに、世界文化遺産にも登録されています

本殿の北北西にある神山(こうやま)に、御祭神・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨されたと伝わっています

賀茂別雷大神は、厄除けの神様で、方除、災難除、雷除、必勝などのご利益があります

賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母・玉依媛命(たまよりひめのみこと)、祖父・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)はともに「下鴨神社」に祀られています

一番手前にある、大鳥居

そして、一の鳥居

高さ約7メートルの一の鳥居は、1918年(大正7年）に建てられました

参道を進んで行きます

二の鳥居が見えます

二の鳥居は1951年(昭和26年）に建てられました

二の鳥居の手前左に神馬舎があります

今日はラッキーなことに神馬の神山号が出社していました

二の鳥居の右手に大きな「式年遷宮」の柱が…

「式年遷宮」とは、20年に一度、境内自体はそのままに、社殿や神宝といった境内の”中身”すべてを一新し、ご祭神に新しく清浄な境内へと遷ってもらうための儀式のことです

もともと式年遷宮を行っているのは、日本で最も高貴な神社である伊勢神宮のみでしたが、伊勢神宮に次ぐ神格を持つとされた賀茂神社、つまり上賀茂神社でも奈良時代から行われるようになったといいます

伊勢神宮の式年遷宮は「20年に一度」ですが、上賀茂神社・下鴨神社の賀茂神社では「21年に一度」行われているのが特徴

平成27年(2015年)に第42回の式年遷宮が行われました

この柱には、次回の第43回令和18年と書いてあります

楽屋（がくのや）

二の鳥居をくぐると正面に上賀茂神社のシンボルである「細殿(ほそどの)」と「立砂(たてすな)」が目に飛び込んできます

「細殿」は、天皇や斎王が上賀茂神社に参拝する際に装束を整えたとされる場所です

「立砂」は、祭神である「賀茂別雷大神(かもわけいかづちおおかみ)」が、神話において降臨したとされる「神山(こうやま)」をかたどったもので、”祭神の依代”とされています

また、「斎王」というのは、天皇に代わって神社に奉仕する未婚の皇女のことです

こちらも式年遷宮同様、伊勢神宮で行われていた「斎宮」という伝統を倣ったもので、上賀茂神社では「斎院」と呼ばれた習わしでした

立砂には左に3葉（陽）、右に2葉（陰）の松の葉が立ててあり、奇数と偶数を合わせることで神様の出現を願う、陰陽道に基づいた意味があります

よーく見ると、こちらには３葉の松葉があります

こちらは『手水舎』です

この手水舎では、上賀茂神社の後ろにそびえる『賀茂別雷大神』がご降臨になった神山の湧き水『神山湧水(こうやまゆうすい)』をそのままくみ上げたものが使われています

参拝者の中にはペットボトルを持参してお水取りをしていく人の姿も見られます

名水と名高い湧き水を飲み、体内に取り入れることで、上賀茂神社の浄化のパワーを頂く事が出来ます

こちらも外せないパワースポットです

八咫烏の人形がお詣りをしているようす

そして、柚子手水になっていました

紅葉神社をお詣りする八咫烏と

柚子、紅葉で飾られた手水

季節を感じる素敵な手水でした

細殿、授与所、手水舎を過ぎると、本殿・権殿に通じる門である「楼門」が現れます

堂々とした楼門

天気が良かったので、とってもきれいです

楼門の先に中門があります

江戸時代前期の1628年（寛永5年）に造営され、1901年（明治34年）に重要文化財に指定されています

中門の奥に本殿と権殿があります

本殿にお祀りしている御祭神の賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)は雷のごとく強いお力で厄を祓う厄除けの神様です

さらに方徐、雷徐、必勝などのご利益があります

権殿は、本殿の修復が必要な時に一時的にお遷りいただくための仮殿です

中門の右手、参拝をする人が並んでいる先にある小さなお堂が棚尾神社です

家内安全：家族の絆を強める神様です

こちらの門の先には新宮神社があります

新宮神社は、癒しの社と言われ、心を豊かにして身体を守る神様です

第2、第4日曜日のみ開門していて、神楽祈祷や龍の絵柄の御朱印を受けられます

またまたラッキーなことにこの日は開門していました

こちらの新宮神社は、上賀茂神社の右手奥に鎮座する神社で、貴布禰神社とも言われます

貴布禰神社と言えば、鞍馬にある貴布禰神社が有名ですね…

この鞍馬にある貴布禰神社が上賀茂神社の摂社なのですが、冬は雪のためお詣りが難しいため、こちらの境内に祀られたそうです

もちろん、御朱印をいただきました

新宮神社の左手のこちらの扉の奥に、本宮があります

この日、婚礼の写真撮影のため扉が開いていて、本宮を少し見ることができました

さすがに写真を撮るのは遠慮しました

新宮神社から降りて、楼門の手前に、川尾神社があります

迷いを取り除く神様です

『楼門』は江戸時代前期の1628年（寛永5年）に造営され、1901年（明治34年）に重要文化財に指定されました

片岡橋

『片山御子神社(かたやまみこじんじゃ)』、通称『片岡社』です

賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母・玉依媛命(たまよりひめのみこと)が祀られて

いて、縁結び・子授け・家内安全のご神徳があります

上賀茂神社には摂社が24社ありますが、その中の第1摂社で、天正19年(1591年)には朝廷より神様の最も高い位である『正一位』という神階が授けられ、片岡社に対する篤い信仰があったことが伺えます

良縁を願いこの地を訪れた『源氏物語』の作者・紫式部が熱心に何度もお参りし、和歌も残されているほどです

千年の時が経っても人々の信仰が絶えません

良縁＆縁結び、恋愛成就、家内安全、子授け、安産にご利益があるパワースポットで女性に人気です

紫式部の歌が刻まれたハート形の絵馬をさずけてもらえます

縁結びを願う絵馬が、たくさんかかっていました

楼門の前に架かっている橋は『玉橋(たまばし)』です

こちらは神事にのみ使われ、普段はしめ縄が張られて一般の人は通行禁止です

最後に楼門の写真をもう一枚

神々しいとはこういうことかしら…

小川の向こうは土屋(つちのや)です

土屋(つちのや)越しの小川と紅葉は素晴らしいながめです

土屋(つちのや)越しの紅葉の写真をもう一枚

『渉渓園』は1960年（昭和35年）に『浩宮徳仁親王(ひろのみやなるひとしんのう)』（今の天皇）が誕生し、奉祝事業として平安時代の雅を伝える『賀茂曲水宴（かもきょくすいのえん）』を復活させる為に造営されました

そして、ならの小川

ここからはきれいな庭園と紅葉を楽しみました

ならの小川

その上の紅葉

とても素敵な風景でした

この日はマーケットをしていて、たくさんのお店が出店していました

とても楽しそうだったのだけど、今日はゆっくり見ている時間がないので、残念だけどスルー

西鳥居

鳥居の下の車除けも小さな鳥居になっていてかわいかった～

こちらの西鳥居の方から上賀茂神社を後にして、秋津洲へと、足を進めました

本殿と権殿　2つの国宝と

重要文化財が 41棟もある見ごたえたっぷりの上賀茂神社

また、ゆっくり訪れたいです

京都 上賀茂神社

京都上賀茂神社