marimo10150502のブログ

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ついに明日、ここエルサルバドルを旅立ちます。長かったようで短かった2年間。はっきり言って、まだ実感がわかない。



無い物ねだりだと思う。
ここでの生活が嫌すぎた時は、本当に日本に帰りたいと思ってたのに、いざ明日出国となると、なんかそんなに帰りたいという気持ちがなくなる笑

もちろん、友達とか家族に会いたい、日本食食べたいという思いはあるけれど、最近、腹わた煮え繰り返るくらい酷い日本のニュースをよく目にするから、なんか日本ってやっぱやばい国だよなって再確認する。そうすると、将来的には海外に移住したいなとかいう考えがよぎる笑


例えば、どっかのアホな千代田区から立候補した女が言ってた。

日本が国民にとって良い国になるか、世界の中で台頭できるかを考えていきたい。

答えは簡単。お前らみたいなアホが政治家なんて目指さないことが、日本を良くする第一歩です。笑 (気になる方は、彼女の立候補表明時のインタビューを検索してみてください。)

こいつに言わせれば、目指したいことを目指せる国、それが日本だって。目指したいことを目指すことができる、そんな恵まれた環境にいる日本人は、私は実際5割ぐらいなんじゃないかと思う。貧困に苦しみ、健康保険に加入できていない子供が6人に1人と言われている貧困大国日本。給食を頼りにし、給食がない夏休みが開けると体重が3キロぐらい減少する子供がゴロゴロいる国、日本。幼い少女たちへの性暴力が日常化している国、日本。そんな子達を、支援するのではなく罰する方法を模索しようとする世論が強い国、日本。

なにが問題って、日本に生きる、大部分の「目指したいことを目指せる人たち」は、その現実を知らないということ。日本を勝手に「豊かな先進国」だと思い込んでいること。


協力隊の中にもそういうやつは沢山いた。日本神話。国際協力とか貧困とか語ってるくせに、日本国内で起こってる問題のことはなにも知らない。本当にクソ喰らえ。



2年間、エルサルバドルにいて思った。この国には本当に日本の比にならないくらい沢山の問題がある。それは事実。だけれど、彼らはその自分たちの問題を知っている。だからこそ、国を良くしようと奮起するかどうかは別問題として、国に沢山の問題があるということを意識してる。

だけれど、日本の場合、何故か貧困は自己責任とされ、大部分の人は日本は生活に困らず、豊かな国だと勝手に思っている。日本のことを、日本人は知らなすぎるんじゃないかと思う。


話が逸れたけれど、今後は、自分ができる範囲で、日本の中で困難な状況にある人を支えていけるような仕事に就きたいと思う。貧困は自己責任じゃない。もしも自己責任だったとしても、それがなに?もう一回やり直すために、チャンスが持てる社会じゃないから、いつまでたっても貧困がなくならないのが日本の現実。


エルサルバドルでの2年間は今日で終わり。だけれど、これは決して終わりだけではなくて、自分の人生の、新たな始まりなんだと思う。


忍耐力、精神力、粘り強さ。嫌ってほどこの国で養った笑  泣きながら豆を食べてた日もあった。水がなくてお風呂に入れなくてアカが身体中から出たこともあった。お風呂場でサソリと格闘したことも、ヘビが天井から降ってきたことも、コウモリが部屋で死んでることもあった。狂犬に襲われかけ、1ヶ月間下痢に苦しみ、それでも這いつくばって仕事に出かけた日もあった。


その時その時は、もう嫌だ、日本に帰りたい、そう思っていたけれど、ゴミ削減プロジェクトに始まり、養鶏プロジェクトや野菜栽培プロジェクト、小学校での音楽教室や学校菜園、様々な活動を、なんとか無事に2年間でやり遂げることができた。

後悔ばかりだし、もっとやれたと思う。だけれど、そういう気持ちも含めて、全てが自分が成長する肥やしになったことは事実。そして、現地の人にも何か残っていてくれたとしたら、もう言うことはない。


ごちゃごちゃ長くなったけど、明日、出国します。


このブログも、今日で終わり。
最後の方はほとんど更新しなかったけど、もしも読んでくださっている方がいらっしゃったら、2年間ありがとうございました!

それでは、日本でお会いしましょう。