『陽あたり良好!』という、あだち充さんの少女漫画があります。
私は全くリアルタイム世代ではないですが、とても大好きな漫画です。


その中の登場人物、圭子ちゃんとそのお兄さん関くんのやりとりにこういうのがあります。

不良に友人が連れて行かれたことを知り、圭子ちゃんは怖くなってお兄さんの関くんに助けを求めます。
しかし関くんは、冷静な表情で慌てる圭子ちゃんにこう語ります。

圭子ちゃん「みんなが怖い人だって言うわ!」

関くん「『みんな』というのは何人のことだ?」



『みんな』というのは何人のことだ?
は、なんだかんだ自分の中に残る言葉であります。


誰かが言います。
「みんなこう言ってるよ」
誰かが言います。
「みんなが迷惑してるのよ!」
誰かが言います。
「みんながそうしろって言ったから」
誰かが言います。
「みんなが」
「みんなが」

そんな時、私はいつもこの言葉を浮かべます。

『みんな』というのは何人のことだ?

そして、同時にこう思うのです。

『みんな』が言っているから真実なのか?


漫画の中で、圭子ちゃんは無言になってしまいます。
彼女は何も悪くない。
みんなが言っている、というのも、その通りなのでしょう。
でも、その『みんな』が言っていることは、真実なのでしょうか。





そして、私が常日頃思っていることを。
人の噂ややっかみに振り回されてきた時に自分の心の中で言い聞かせてたフレーズです。

「私は本人の口から出た言葉しか信じない。

周りでとやかく言う奴もいるだろう。
貶めようとする奴も、ただただ悪意を持って接する奴も、
世の中にはいろんな人間がいる。

何かを伝えたくても表現を間違えてしまう人間がいる
誰かを惑わすことで面白がる人間がいる
誰かを惑わすことで得をする人間がいる
ただ伝え聞いただけで、それが真実だと思い触れまわる人間がいる


だから、私は本人の口から出た言葉しか信じない。」






私は、世の中の噂よりも、大好きな人の口から出てきた言葉を信じて生きていきたい。

特に他意はありません。
いや、それは嘘ですね。
他意ありまくりですが、なんか上記の内容を言いたくなりました(笑)

お粗末さまでした。