今日はいつもの如くプラトニックや堂本兄弟に絡めた内容にしようかなとも思ったのですが、
個人的に盛沢山で楽しい週末だったのと、
いろいろ考える機会があったため、別の内容にしようと思います。




昨夜は眠れず、KinKi KISS Single Selectionを引っ張り出して見てました。
『シンデレラ・クリスマス』などのPVも勿論大好きなのですが、
K-EDITが本当に大好きラブラブラブラブ
昨日も繰り返し何度も見てしまったо(ж>▽<)y ☆

そもそも『いつも僕は恋するんだろう』の曲そのものが好きなのがひとつ。
(ブログのタイトルにしてるくらいだし 笑)
この曲については語りだすと止まらなくなるから別の機会に。

何よりも、K-EDIT開始直後の
キメ顔で『ぼく羽根』PV撮影した後に緩んだ二人の笑顔が、
本当に本当に大好きで。
なんて、KinKiの二人は素敵な顔をするんだろうと。


KinKi Kidsとして幼いころから表舞台に立っていた二人は
大人びて格好良いといつも思ってましたが、
あそこでは年相応の、等身大に近い姿で映っていて。

何気ない瞬間の、ふわりとした笑顔や、
撮影中にちょっと周りを笑わせようとしてやらかす可愛いいたずらや、
二人が目を合わせた瞬間の安堵の表情や、
素顔に近い二人に触れ合えるとても貴重な映像。
本当に大好きな大切なクリップです。


が、
白状すると、私、これを見たことがありませんでした。
というか、DVDの存在が記憶そのものからすっぽり抜け落ちていて、
最近になって慌てて購入し、
何度も再生するくらい釘づけになっているわけですが(笑)


何故だろう?と思い、ネットで調べて納得。
これ2001年の発売だったからか!と。


以前剛くんのラジオ(FMB)でちょっと前にあったリスナーさんの言葉で
「受験に向けて勉強漬けで剛さんのことをすっかり忘れていた」
というのがありましたが、

私にとってはこのKinKi KISS Single Selectionが発売された2001年がまさにそれでした。

2001年のKinKiについての記憶は殆どありません。
というか、記憶そのものが曖昧で。
まずその年に、KinKiが出ている雑誌やテレビ番組はおろか、
テレビ自体殆ど見ていない気がします。
(光一くんの金髪の頃にリアルタイムで見ていなかったのが本当に残念
でも、『情熱』は大好き過ぎて、Mステを何回もリピートしてたww
都合の良い頭だなあwww)



この頃私は、365日中、360日泣いていました。(泣き過ぎ)
将来が不安で、先が見えなくて
何をしたいかわからなくて、でも何かはしたくて、
毎日もがいて、水の中に沈められたような苦しさを感じていた。
そんな五里霧中の一年間でした。

この頃は本当に何かがおかしくって
無理やり自分を勉強漬けにしようとしてました。
数学で微積分や三次関数の問題を解くのに疲れて、休憩としてセンター試験の化学問題を解くとか(今思えばそれは休憩になってるのか?)
本当にそんな有り得ないような生活を送っていた一年間でした(笑)



あの年の記憶で鮮明なのは、
暖房もロクに効かないような古ぼけた高校の自習室です。

指先が悴んで、シャープペンを持つ手が震えてしまう、
ひざかけなんか何の役にも立たないような寒い部屋で、
泣きながら問題集とにらめっこして、
先が見えない不安を抱えたまま、お昼ご飯と一緒にそれを飲み込むフリをして、
ただひたすら目の前の英文や数字と戦っていた。
そんな自分を思い出します。


頭の中を勉強で浸して、
「こんなの何の役に立つんだ?こんなことして将来に意味があるのか?」
自問自答する自分がいる半面、
「今は自分にできることをするしかない。
今やっていることが役に立つかなんてわからなくても、
頑張ったということはいつか自分の糧にきっとなる!」

と言い聞かせて前に進もうとする自分がいました。


青臭くて、情けなくて、だけど可愛らしい
幼い頃の自分を懐かしく思います。
もうあの頃と同じ気持ちには戻れないし、同じ行動もとれない。
でも、必死で生きていた自分は、ちゃんと今も心のなかにいて、
それが今の自分に素敵なパワーをくれている。

KinKi Kidsだってそうです。
あの頃の光一くんも、剛くんももうどこにもいない。
でも、私の、ファンの心の中にはちゃんと今でもいて、
それが今の二人と同様パワーをくれている。
何より、今のKinKiも愛せている自分にとっては、
幸せな記憶も、何よりの力になります。

人は変わっていくから。
それが悲しいと時折感じるけれど、昔に戻りたいと思ったりもするけれど、
その寂しさも丸ごと抱きしめて、これからの人生も歩んでいけたら、
きっと、幸せなことだと思うのです。

あと、やっぱり苦しいのが幸せって時点で私はどMなんだろね…


幸せな記憶があることの幸せさを噛みしめて。
全てを抱きしめ、胸に抱えたままこれからの人生も歩いていく。
記憶の重さがむしろ心地よい。
そして、これからもそんな幸せな記憶はどんどん増えていくはず。
なんてありがたいことだろう。

これからも周りの皆と共に歳を重ねていける。
なんて素敵なことだろう。



私は、あの約1年間、KinKi Kidsのことを忘れていました。
でも、それは哀しいことでも、恥じることでもない。
今となっては、
大好きな人を忘れるほど何かに必死に取り組めた自分を愛しく思えます。





そして、FMBで剛くんはリスナーさんに
「思い出してもらったから今後もよろしくお願いします」
と言ってくれたから。

胸を張って、
「今後ともよろしくお願いします!」と
光一くん、剛くんの前で言える自分がいます。



今日という、親をはじめとした皆に感謝する日に、
つい書きたくなってしまったので。
ありがとう が言える幸せを感じながら〆させていただきます。