この作品は昨年11月
NomadでのThursdaynight Liveでサックス國井類さんとコラボさせて頂いたときの作品です。
この作品がこの度お嫁入りしました。

國井さんの即興演奏からインスピレーションを得て描いたもの。
音楽から生まれる絵は自分でも想像できません。

國井さんの演奏はいつも情感豊かで心に迫るものがあり、この日の演奏もその音色から様々な景色が浮かんできました。


繊細な生命力が持つ力強さと放出するエネルギーを感じたように思います。

ほんとうに何故あんな風に幅広い表現力があるのか不思議で、ただただ凄いとしか言いようがないです。


音楽が起爆剤となり自分の何かが刺激され、このように新たな作品が生まれるということは感性と感性の巡り合い、奇跡的な巡り合わせのようでとても面白いです!


さて、
今回この作品を気に入って購入してもらったのですが、ライブペイントの作品て大きいんですよね。
持ち帰ってどうやって飾るかが考えもの。

今回はお客様の要望で作品を掛軸にすることになりました。
和紙に墨で描いているので、掛軸にしたらとてもカッコいいと思う!!
私も大賛成で、掛軸にする準備を始めました。

掛軸にするといってもまるで初めて。
以前伺ったことがある三豊市詫間町の弘法堂さんにお願いすることに。

掛軸にするには、まず作品を真っ直ぐに伸ばすため裏打ちという作業をするそうです。
描いたままの作品は表面がデコボコしていたりシワが出来ています。それを綺麗にするのが裏打ち。

掛軸にすることを軸装というそうです。

色んなデザインの掛軸があります。

どれがいいかな〜
今回は作品を引き立てるため、シンプルなデザインにすることにしました。

掛軸に使う布地も選べました。

この布地を選ぶのがかなり悩みました。
小さいサンプルで見るのと、掛軸にして大きな面積で見るのとでは違って見えるからです。
しかも初めての軸装だからイメージがわきづらい💦

作品が映えるように、お客様の好み、専門家の意見をしっかり聞いて…
決定しました!!汗
お客様に渡るものだし、せっかく作品を購入してくれたのだから作品が一番良く見える状態で渡したい。
そう思えば思うほど悩みました。
もちろん有り難い、楽しい作業であります。

完成品を見るまで分からないというのが軸装の楽しみでもある。

わが作品がどんな風に生まれ変わるのかワクワクですお願い