今日はアートスクールのレッスンでした。

基礎デッサンを学んでいる生徒さん、今日は色鉛筆で静物デッサンの彩色をやりました。

「表現する」前に「感じる.観察する」行為があります。「感じる.観察する」ことを丁寧に。

デッサンとはなんなのか?
「対象物を正確にそっくり描くこと」というイメージを持っている方も多いと思います。
それだけが目的であれば、凄くつまらない行為ですよね。

わたしが思うデッサンは
「対象物の本質を表現すること」。
デッサンする前に対象を観察するという行為があります。デッサンは技術的なこともありますが、まず第一にこの「観察する」がとても大切だと思っています。


本日のモチーフはりんご。

たかがりんご?
毎日見てるし、もう分かってる?

本当に?
(昔わたしが描いたデッサン)

ひとつのりんごからどれだけの情報をキャッチできるか。
真摯にそして執拗に向き合うと、いかに自分が対象のことを知った風で本当は知らなかったかということが分かります。

「りんごはこういうものだから」
では無くて、まるで初めて見るもののような気持ちで見てみて欲しい。
自分を空にしてものを観ると対象はいろんな事を教えてくれます。
対象のものの本質に近づくこと(知ろうとすること)は新しい世界を知るようで感動体験です。

デッサンは修行でも訓練でもなく感動体験です^ ^

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