結婚 2年と3ヶ月。
息子 0歳と6ヶ月。

ある日の出来事です。


朝起きて、旦那の朝ごはん・お弁当を作り、
旦那を見送り、
息子が起床する前に洗濯物を済ませ、
夕食の仕込みをし、
息子起床後はリビングで息子と2人。

何も変わらない"いつもの朝"だった。



am9:30ーーーー
リビングのソファに座り息子の授乳。
最中、スマホから珍しく着信音が。
見ると知らない電話番号…。
ただ、市外局番でなんとなく"旦那の職場?"と
感じました。


わたし 『…はい。』

相手 『…もしもし?』

わたし 『はい!』

相手 『っあ、申し訳ありません。
    ◯◯様(私達の苗字)のお電話ですか?』

わたし 『そうです』

相手 『私、△△会社(旦那の会社)の総務の
            中村です。
    ◯◯様(旦那の名前)のお電話じゃ…?』

わたし 『いつもお世話になってます。
     私、◯◯(旦那の名前)の妻です。』

相手 『っえ?っあ…   あぁ、
    こっちに緊急連絡先書いたのか。
    っあ、すみません。
    では、旦那様いらっしゃいますか?』

わたし 『っえ?今日会社ですよね?』

相手 『……』

わたし 『いつも通り出勤しましたけど』

相手  『そうですか。数日出勤してないので…
   それで連絡をしました。』

わたし 『…っえ?出勤してない?』

相手 『はい。先週3日お休みされて、
    今週はまだ一度も……』
 ※この日は水曜日。

わたし 『…あー…なるほど。わかりました。
     申し訳ございません。
     私から主人に連絡しますので、
     中村様に連絡するよう伝えます。』

相手 『お手数おかけします。』

わたし 『こちらこそご迷惑おかけし、
     申し訳ございませんでした。』

相手 『いえいえ。 では、失礼します』

わたし 『失礼いたします。』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

授乳中、息子を抱きながら…
よく対応できた方だと思った。
やっぱり仕事で鍛えたトラブル対応は
私生活にも役に立つんだ。
そう自分を客観視できた。


でも身体は正直で、手足が少し震えていた。


本当の心の中は…

『っは?出勤してない?ウソでしょ?
 どこ行ってんだあいつ!
 こんなことドラマじゃないのにあるの?
 えーーー!しかも先週も??休んだの?
 私お弁当毎日作ってるよ?
 どこで食べてんの、あいつ
 …えーーーー!働いてないの?あいつ
 っえ、じゃ今何してんの
 昨日もその前も残業してたよな、あいつ
 何しとんじゃボケ。
 ……えーーーー!
 ………えーーーー!
 …………えーーーー!』

(とりあえず電話するか)

手にしているスマホで
そのまま旦那に電話をした。



プルル、プルル、プルル、……(留守電)

※もう1回

プルル、プルル、プルル、……(留守電)



ムキーイラっ………

LINEにしよう…

鉛筆今中村さんから電話あったよ。
鉛筆今どこにいるの?
鉛筆とりあえず電話ください。

ーーー 5分後 ーーー


(旦那から着信)

わたし 『はい』

旦那 『っあ、もしもし』

わたし 『はい』

旦那 『っあ…えっと…。
    中村さんから電話あった?』

わたし 『うん』

旦那 『そっか…。すみません…
    ちょっと仕事で嫌なことあって…。
    出勤できなくて…
    行こうと電車乗ったんだけど
    どうしても行けなくて… 』

わたし 『今どこにいるの?』

旦那 『今、◯◯駅(ウチの最寄りの隣駅)の
    漫画喫茶にいる』

わたし 『とりあえず今すぐ帰ってきて』

旦那 『わかった』

わたし 『中村さんに電話して、
     それから帰ってきてよ』

旦那 『わかった』


会話はおそらくその程度でした。


ちょっとここで振り返り中断しますが…
私は、この旦那が会社をサボったことだけで、
このブログで旦那をクソ呼ばわりしたわけでは
ありません。
なので、嫌なことがあったくらいで
会社に行けないクソ野郎。とは、
思っていません。
(なぜクソなのかはまた次回以降で…)

むしろ、この時はまさにショックでした。
私たちは知り合って6年、
毎日毎日顔を合わせて協力して仕事をこなす、
言わば仕事のパートナー。
仕事以外でも、飲んだり遊んだり…
そこでいろんな話をした。
変な話、家族より一緒の時間を共にした。

結婚も出産も転職も、全部2人で決めた。
いつも"話して 話し合って"2人で決めた。

なのに、それなのに…

仕事が辛かった事、毎日一緒にいた私には
言えなかったんだな、って。
誰にも言えず、出勤したくてもできなくて、
家に帰ってまた嘘をついて…

そんなの家族じゃない、
私は奥さん失格だ…って思った。
寂しくて悲しくて…虚しかった。


ーーー 30分後 ーーー
旦那が帰宅…


私は、震えたママ身体が動かず
息子を抱っこしたまま
ソファに座りっぱなしだった。

ソファの前に正座する旦那。


旦那 『先週…ちょっと嫌な事があって…。
    当たりが強い人がいて…
    その人に結構キツく言われて…
    その次の日から、出社しようと
    最寄り駅まで行くんだけど、
    トイレから
    出られなくて…。
    その日は休んで漫画喫茶に行った。
    で、翌日からもいけなくて、
    最寄り駅までは行くけど、
    そのまま漫画喫茶で時間潰してた』

と…。

わたし『辞めればいいじゃん。
    辞めてもいいよ、って
    言ってたじゃん、私』

私は言った。

旦那 『いや、続けたいんだ。
    仕事内容はもっとしっかり学びたい。
    ただ、やっぱり人が…』

わたし『人は大事だよ。
    他人は変わらないんだよ。
    自分が変わるしかないんだよ』

旦那 『うん…。
    でも、仕事は続ける。
    今から会社に行って謝ってくる』

わたし『今から?!』

旦那 『うん。明日話そうって中村さんには
    言われてるけど、また明日話すと
    仕事はできないから結局明日も
    穴を開ける事になるから。
    今日話せば、
    明日から復帰できるから。』

わたし『そう…じゃ、話せば?』

旦那 『とりあえず電話してくる。』


 ⬛︎スマホを手に取り二階に行く旦那


ーーー 5分後 ーーー

旦那 『13:30に会社に行く事になった』

わたし『そう…』

旦那 『嘘ついてごめん』

わたし『信じられないよ。
    帰ってくるの遅かったじゃん。
    残業も嘘なんでしょ?』

旦那 『うん…』

わたし『お弁当も漫画喫茶で食べたの?』

旦那 『うん…』

わたし『信じらんない…』

旦那 『…ごめんなさい…』



私は…頭が真っ白だった…
でも、悲しくて寂しくて…
1人になれないと思った。
1人で息子と旦那がこれから会社に行くのを
見送れないと思った。



わたし『会社に3人で行こう。
    車で行こう。』

旦那 『…っえ?いいの?』

わたし『うん、話してる間時間潰してるから』

旦那 『分かった、ありがとう。』



…ありがとう………
(お前のためじゃねーわ!!!)

思ったけど、口にはしなかった。



息子を着替えさせて、
お出かけセットを用意し、
私自身も着替えた。

旦那の職場までは1時間。
少し余裕を持って、
支度ができてすぐに出発した。






後半へつづく………