サンデー毎日(4/21号)より

 

サンデー時評 ~絶望に追われるピカピカの一年生~ 高村薫

 

作家の高村薫氏による記事だ。内容は要約すると以下の通りである。

 

内容は日本において虐待の恐れのある子、虐待の可能性が否定できない子、保育所や学校に行かなかった子等が多くいる。

 

それらを計算すると、親の怠慢により教育の機会が奪われている子は9889人。今、この瞬間に親等の暴力や飢えに耐えている子の数は2656人になる。

 

親に大事にされても、学校という社会のなかでは「いじめ」という地獄が待っている。

領土問題に関することや郷土愛に関することなど、教育の政治介入もみられる。

 

偏差値により人生を振り分けられ、塾通いできるか否かなどの面でも親の経済力による格差が子供の未来を振り分ける。

 

成績上位者でもその世界のなかで、自分の能力の限界に絶望したりする。

 

子供は大人顔負けの厳しい現実を生きている。