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私が小学校高学年ころ
専業主婦だった母が家計のために働きだしました

生命保険の営業で一日中歩いて
ノルマもあったり
相当大変だったと思います

‥と、今なら分かるのですが


当時子供だった私には
外で働く大変さなんて知るわけもなく

母が帰ってきたら
「お腹空いたーご飯はー?」なんて言ってました
子供なんてそんなものですよね??



冬のある時

借金の事や慣れない仕事のストレスが
溜まりに溜まったのでしょう


いつものように「ご飯はー?」という私に向かって
母が激怒しました

「なんなのよ!!
いつもいつもご飯ご飯て!
寒かったでしょう〜とか
お疲れ様とか
アンタにはそういう労いの言葉の
一言もないわけ!?
そういう優しさも思いやりもないの!?
そんな風に育ってしまって
ほんとに情けない」

というような事を怒鳴られました


母もかなりいっぱいいっぱいだったのは
今ではわかりますが

ショックでした



大人になった今は
仕事して帰ってきた人に

“お疲れ様”とか
“大変だったでしょ”とか
普通に声かけられますが


子供の時は
そういう気持ちはあっても
なんか言葉にするのが気恥ずかしかったような覚えがあります



優しくない子
感謝の言葉も言えない恥ずかしい子

みたいに思われたショック、恥ずかしさ、悲しさと


次の日から母の帰宅時に
「お疲れ様、大変だったでしょ」
とテンプレート的に言うようになったのですが

「言え」と言われたから
言ってる、言わされてる
なんか屈辱感

自然にそういう言葉を言えない自分への
恥ずかしさ、罪悪感
みたいなものを感じていた気がします



そして怒られた時に
心の中にモヤモヤがあって
すぐごめんなさいが言えなくて
『何か言うことないの!?ごめんなさいは!?』と促されて
ふてくされて「ごめんなさい…」と言うと
なに!?その言い方!?とまた怒られる



私がいまだに気持ちをなかなか口にできないのは
きっとこういう所から来てるよな〜と思います



あの時の小さな私に言ってあげたい


自分が優しくないひどい人なんだって思われて
すごくすごく悲しかったね
本当はいつもお母さんの事思っていたのに
思いやりがないなんて言われて
わかってもらえてなくて
ショックだったよね

あなたは子供だったんだもん
自分の事ばっかりで当然だし いいんだよ

大人の機嫌をとらなくてもいいんだよ


優しくなくても自分の事ばかりでも
あなたのままで良いんだよ



小さい私は
私がこんなにお母さんのこと思ってること
全然わかってくれてない!
と思ってきたのかもしれないなと思います



そして常に母の機嫌を伺って生きてました





最近よく
忘れていた子供の頃の記憶を思い出す事があります


わたしこんなに我慢してたんだね
こんなに溜めこんでたんだね
いっぱい傷ついてきたね

その度にチャイルドに声をかけていきたいです

 




お読みいただきありがとうございました!