「白い世界の橋渡し」音1の母の
不思議な話。

数ヶ月前から足の痛みがひどくて、
パチンコに行く回数が減った母から、
珍しく昼間に電話があった。

今までは,こんな時間に電話があると、
足が痛いし、1日が長くて…
という話の内容が多かったが、
今回は違っていて,報告の電話だった。

数日前にふと気がついたらしい。
この足の痛みは、
50年前に足が痛い時に連れて帰った、
神様を最近大事にしてなかったからかも…と。

50年前も原因不明の足の痛みで
歩けなくなったそうだ。
“病院に行け”と父は言ったが、
母はこれは病院ではないと思ったという。

紹介してもらった内子のお寺に行ったそうだ。
3歳だった「白い風」音1の妹を連れて。
やっぱりお供は「白い風」で
「黄色い戦士」ではなかった。

霊視能力があるという住職さんが
家の見取り図を書いて、
「この辺りに神様がいる。
 傘みたいな何かが覆いかぶさっている。
 その神様が,あんたにすがっている。」
と言われたらしい。

帰ってから,家の周りを探したが、何もない。
もしかして……と思い、
前住んでいた母屋の家の周りを調べたら、
ツツジの木の下に小さな祠があったらしい。

「白い世界の橋渡し」の祖母に聞くと
曽祖父が、祖父の弟の体が弱かったから、
神社から若宮様を分けてもらってきて、
奉っていたらしい。
でも,代が変わっていつのまにか、
ツツジやいろんな鉢に覆われて
忘れられてしまってようだ。

その事を住職さんに報告に行くと
「その神様は,
あんたにすがってきているから、
祠はそのままでもいいから、
新しい祠を作ってお祀りしてあげなさい。」
と言われたらしい。

そして,「白い鏡」の父に頼んで、
今住んでいる家の庭に
祠を作ってもらったそうだ。

以前は、ご飯を炊くたびに、
家の神棚と台所の神様と裏の神様に
ご飯をあげていた。
だんだん歳をとって,
裏に行くのが億劫になり、
最近はお祈りすることが
なくなっていたらしい。

ふっと思い出して見に行ったら、
周りの花や木が生い茂っていたから
「白い鏡」の弟に切ってもらったそうだ。
周りの草を引いたり、
手入れをしたりしていたら、
気が紛れて,足の痛みが和らぐという。

「白い世界の橋渡し」は、
あの世とこの世を繋ぐ橋渡し役。
その役割をまた思い出してたようだ。

それにしても、
我が家は,見えない世界担当の白系が多い。
黄色黄色の私を飛び越え、
「白い魔法使い」の娘、
「白い犬」の孫と
その流れは受け継がれていく。

そして,それをマヤ暦で読み解くのが
黄色い戦士・黄色い星と
白い世界の橋渡し・白い鏡の反対の紋章の私