数日前に中学からの友達Tから連絡があり、
高校時代からの友達Kのお父様が亡くなったことを知らされた。
私たち3人は大人になってから海外、国内へ旅行に出かけていたし、
彼女たちのご主人とともに、私はその当時付き合っていた彼と6人で旅したこともあった。
まだ子どもだった頃からの付き合いなので、様々な思い出話がある。
くだらない出来事やそれぞれの人生の中での大変な時期だったりをテーブルの上に乗せては話を重ねてきた。
Tも私もすでに父親は他界していたので、
Kにとっては、親が亡くなるということの初めての経験となった。
今朝、Kと電話で話した。
久しぶりのKの声は伸びやかで元気だった。
その声を聴いて私はちょっと安堵した。
お父様の亡くなるまでの話を聴き、お父様が家族を大切に思っていた様子を知る。
若い頃にKの実家へ何度かお邪魔したし、大人になってからもご両親にもお会いしたことがある。
お父様が入院され、もう余命が長くないとわかってから病院側も面会を許可する。
いまは、コロナ禍故の不便なところだ。
そんな時も娘たちに対して奥さんであるお母様のことを「会いたい」と素直に言えるお父様が素晴らしい。
私たち3人の親というのはほぼ同じ年齢だ。
私の父はそんなことを母に言ったことがあっただろうか。
逆にお母様は、この現実が受け入れられないでいた。
娘や息子には気丈に振る舞っていたらしい。
通夜、葬儀の時も。
けれど、家族の知らないところでは泣いていたということを後で知ることになる。
何十年も共に暮らし、どれだけの人が本心で生きてきたのか、自分の気持ちを偽ってきたことの方が多いのかもしれない。
私の両親もそうだ。
Tの両親もしかり。
私たちの先輩から私たちは気づき、学ぶことがある。
ハートを開かないと始まらない
Kから様々な話を聞くにつれ、涙が止まらなくなってしまった。
自分の親ともカブるからだろうか。
そして、葬儀の翌日か翌々日にKが夢なのか、本当なのかどっちかわからないくらいの意識の時、
彼女の前に現れて耳元で囁いた。
「お母さんを連れて行っていいか?
こっちはすごく良いところなんだよ」
Kは、「いいよ、別に」
と答えたそうだ。
お父様はとても穏やかな表情だったらしい。
そう答えたKに驚いたが、意識もはっきりとしていなかったのかもしれない。
実家に寝泊まりしていたKは、朝食のテーブルでお母様にその話をしたそうだ。
お母様は、「嫌だー」と言ったらしい。
その翌日、どうやらお母様のところにもお父様が現れた。
「お前もこっちに来ないか? すごく良いところだぞ」
断ったそうな。苦笑
人には寿命があり、
それぞれの寿命を全うすることだと思う。
「お母さんはあと3年頑張るって言ってるもんね」
妹のMちゃんが言った。
お父様は、お母様がいらっしゃれば、それだけで幸せだったのかもしれない。
私の父は、亡くなった2ヶ月半後に私の目の前に現れた。
このブログにも2回ほど書いている。
私は夢を見たわけでもなく、起きていた。
寝ようとして自室のベッドにいて、電気を消した瞬間に父が後ろを向いて立っていた。
父の姿はアウトラインで形成されており、白というより生成り色のライン。
身体の部分は父の身体を透かしてドレッサーやタンスが見えていた。
アウトラインだから。
けれど、父が好んで着ていた明るいブルーのニットシャツとグレーのスラックスを穿いていたのも同時に視えていた。
亡くなった年齢より20歳も若い姿で。
髪の毛もまだ薄くなっていない。
白髪もほとんどなく黒々としていた。
今の私と同じくらいの年齢の姿なのかもしれない。
父からのメッセージはなかった。私の顔を見ることもなく、
ただ、後ろを向いてそこに立っているだけ。
もう、私たちに伝えることは全て伝え、ノートにも書き出していた。
真面目でマメな父だった。
その2年後、母が病に倒れ、骨折もし、2年間の15回もの入退院を繰り返して他界した。
今年に入って、両親のことがだんだんと理解が出来るようになり、私が魂レベルで必要だった存在だと痛感した。
父が私をどれだけ愛をもって接してくれていたかもわかった。
ある時、少し寝ぼけていたのか、朝だったか、夜寝る前だったのか記憶は定かではないが、
私の左肩に誰かの手を置かれた感触があった。
少し体温も感じた。
振り返るとそこに父の顔があり、その少し後ろに母の顔が視えた。
母は少し遠慮気味という感じだ。
祖父母も含めて、父母は私たち子孫を見守ってくれていると信じることが出来た瞬間だった。
私の息子の子はまだいないが、これからどうなるかもわからないが、これからはひとつになっていくんだなと感じた。
今日、秋分の日。
氏神様へ。
ペットボトルを持参して
高牟神社さんのお水を頂戴しました🙏
とても暑い日だった
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