私が先生を辞めたワケ

 

 私が中学校の先生を辞めた理由をお話したいと思います。

 

 毎日教室で子どもと関わる日々は、私にとっては楽しいものでした。やりがいもとてもありました。毎日毎日いろいろなことがありましたが、もう嫌だ!と感じたことはありません。

 

 では、なぜ?辞めたの??ですよね…。

 

 慣れなかった転勤

 

 私たちは、公務員なので、必ず“転勤”があります。それは、私たちの気持ちは関係ないのです。何回か転勤を経験しましたが、私はこの“転勤”という制度に慣れることができませんでした。

 

 私はまだその生徒をサポートしたい!保護者もサポートしたい!!と思っていても、事前に伝えることもできないので、突然別れがやってきます。生徒にとっても、保護者にとっても、そして、私にとっても、突然の変化を受け入れるのには時間がかかるものでした。

 

 

本当はどうしたい?」と繰り返し聞いていくうちに

 

 3年前くらいから、手帳術やノート術を学ぶようになりました。ノートを開いて「本当はどうしたい?」と繰り返し聞いていくうちに、私は子どものサポートもしたいけど、子どもを育てて自分責めをしてしまう母親のサポートをしたいんだ!ということに気づきました。サポートを必要としているお子さん、サポートを必要としているママ(母親)を、お子さんもママも「もう大丈夫!」というまでサポートしたい!と思い、先生を辞めることにしました。

 

 

子どもにとって母親の存在は大きい

 

 発達障害やグレーゾーンと言われる生徒と関わったり、不登校の生徒と関わっているうちに、だんだん子どもをいい方向に導くには、保護者(特に母親)の存在が大きいのではないかとかんがえるようになりました。子どもにとって、保護者(特に母親)の存在はとても大きいものです。多少イヤなことやつらいことがあっても、自分の安心できる場所があるならば、回復することができるのです。自分の安心できる場所は、多くの子どもにとっては、保護者(特に母親)の近くでした。

 

 でも、学校で先生という立場では、保護者にできることには限界がありました…。

 

私の夢はひだまりスポットを作ること

 

 私には夢があります。子どもも、大人も、安心して安全に過ごせる居場所をつくることです。だれもが元気になれる“ひだまりスポット”を作ることです♡そこは、ノートを書きたい子はノートを書き、ビーズをやりたい子はビーズをやり、お昼寝をしたい子はお昼寝をすることができます。大人も同様に自分のやりたいことをやるところです。疲れていても、ちょっとイヤなことがあっても、みんな“ひだまりスポット”を出るころには笑顔になっているのです!