11月


ハイヒールアーティストとして


門を叩いてくださる生徒さんに
共通して云えることですが、
限られた日数で仕上げるという
ことは私の仕事です。





毎週通ってくださる環境であれば
その方の身体の状態を見ながら、
意識をする箇所を深くじっくりと
入れることが出来ますが、

特に海外からいらっしゃる方は
時間が取れませんので、一つの
筋肉の箇所を意識するにあたり
時間をかけてじっくりということ
が出来ません。


逆に深く筋肉へ
入り込まないからといって、そこだけ
限られている期間、同じことを
ずっとレッスンで繰り
返しても形にはなりません。

それは、皆さん、3日間で、5日間で
8日間で、10日間という日数に懸けており、


終了時には美しい歩きへ変身
させなくてはいけないからです。

私の中で最も緊迫する瞬間は
レッスンを受けた次の日にまずは
一人で歩いてもらう瞬間です。

ここで、前に行ったレッスンの
どこまでが意識として身体へと
入っていて、抜けているか、

新たな癖が出ているか、消えて
いるかは、この一往復で全てが現れ、


その瞬間に私の脳の中で
は目の前にいる生徒さんの状況
を見て、


レッスン内容が、ほんの
一瞬でプログラミングされます。




kokoさんが綴られていた大切な
ディナーはまさに私のレッスン
期間中でしたので、


もし万が一、
kokoさんの歩きを悪く言う方が
いたら私の責任です。


なので、
今回のkokoさんのクライアント様
からの言葉はまるで自分のことの
ように喜んでいました。

kokoさんという女性ですが、
私は素直にとっても大好きな方です。

これは私のここ数日のブログ

をご覧いただいていればお分かり
になるかと思いますが、


まりりんさんが太陽と仰っている言葉が

そのままの方です。

そして、とても、とても深い方です。

この言葉はkokoさんご本人にも
お伝えしましたが、「生きていて
くださって、ありがとうございます。」と。

この世に生存することで物凄い影響
を与える女性でありそのベースと
真髄と生き様とは何かと考えさせられる
のがkokoさんの存在です。

愛するkokoさんへ
パリの素敵な風と共に感謝の気持ちを込めて



ハイヒールを侮るべからず

kokoさんもまりりんさん もブログに
綴られているように

ハイヒールで美しく歩くことは
とても難しいものです。たった
一回の開眼ポイントでさえも
人によっては2~3ヶ月かかる
方もいます。


誤解のないよう
にお伝えしますが、その方の
上達するレベルが遅いのではなく、
それ程、難しいということを私は
お伝えしたいのです。


テクニックや今のスタイルは
仕事の中で自分で研究して
きましたが、実際に私は敬愛する
モデルの師匠から歩くという
基礎だけをを4年間、毎週受けて
きました。

そのくらい、歩くということは
とても難しいということです。

だからこそ、努力をして習得した
美しい歩きの一歩には
凛とした強さがあり、
風格があり、物語があるのです。

たかが、一歩を侮ってはいけません。

人生においても通じることですが、
この一歩をどこまで
美しく表現して踏み出すかによって、
二歩目、三歩目が全く変わってきます。

ハイヒールを履いて美しく歩く
ということは生半可な気持ちや
意志では出来ません。





美しく履いて歩くという意志がない方には
正直、私はハイヒールを履いて
歩いて欲しくはありません。

無理してハイヒールを履く必要は
なくフラットシューズ
で歩く方が美しく見えます。

私はハイヒールの美学と着物
の美学が重なるのですが


着物を羽織った時に

口紅の一つもしない女性の意識が好きでは
ありません。

着物に対してそれを羽織るということに

リスペクトをしていないマインドが好きでは
ないからです。


歴史や文化を背負ってこそ、着物を美しく
羽織ることが出来ます。

それは、ハイヒールも同じです。

ハイヒールで美しく歩くことは
プロの私でも難しいものです。

それでも美しく歩きたいという努力が美しく、

ハイヒールをリスペクトをしていることであり、

それは即ち自分自身をリスペクト
していることに繋がります。




筋肉のスイッチが入ったkokoさん
ですが、明日は2.5時間のレッスン
でどこまで私が持っていけるか
楽しみです。

意識がない方に関しては
その方の責任ですが、

意識がある方に関しては
全ては私の責任です。



それが私の仕事のスタイルです。



kokoさんという女性


私の人生で初めて経験をしたエネルギー
それが
kokoさん です。

kokoさんとはブログを通して
心の交流をさせていただいて
いましが、kokoさんの発する
エネルギーに理由もなく惹かれ
ずっと興味があった女性ですが、
それが証明されました。


kokoさんと初めてお会いした
私は初対面にも関わらず、
手を握り「お久しぶりです!」
と挨拶をしていました(笑)

恐らく、感覚が初対面では
なかったのです。

kokoさんは物凄く、とても強い
エネルギーを放っています。

私のレッスンを受けに来て
くださること、そして、
目の前にいることが私にとっては
奇跡のような女性です。


kokoさんのような偉大な女性に
お会い出来るには自分を更に高める
必要があり、私は今後の人生や
仕事に関する多くのことを学びました。

kokoさんにお会いし、もっと
上へ高めたいという自分がいました。

kokoさんにお会いし、更なる
上へ目指したいと思う自分がいました。

実際のハイヒールレッスン
ですが、kokoさんの長けている
ところの一つは感性の鋭さです。

ご本人も身体と頭のコネクトに
悶々とされていましたが、

物凄いストイックなところと
美しいものへのこだわりとして、
必ず習得されることと、私は信じています。

kokoさんの「007」さながら
の来仏は、奇跡のようなもの
ですが、明日のレッスンも再び
イタリアからお越しいただくか
パリからかは未だに分かりません。


kokoさんという人物は皆様の
想像の世界を超える方かも
しれません。

私はエネルギーを信じて生きて
いますが、 kokoさんの
エネルギーは冗談ではなく、
地球を超えて宇宙です。



美しさの鍵


今朝、香港からお越しの
よ~こさんと最終レッスンが
ありました。

そして、今日のレッスン中に
よ~こさんが

「クラシックバレエをやってきて
 4年間、内側の筋肉を使うと
 いうことが掴めませんでしたが、
 ハイヒールレッスンで「これだ!」
 と掴むことが出来ました」

と、美しい汗をかきながら
仰いました。

よ~こさんがここまで早く
上がることが出来るたのは
先程、綴ったように努力と意識
の結果です。



ホテルに戻ってからハイヒールで
歩く前に行うストレッチを
事細かにメモをしていた、その姿勢
も努力の一つでもあります。


90分のレッスンで私が教えた
ことと同じく位、レッスンが
終わって日常生活へと戻って
からも意識し続けないと投資
したものはゼロの価値になります。

それならば投資する時間と
お金の無駄ですし、意識をし
続けるという意志がなければ
私のレッスンは受けても全く
意味がありません。


そういった意味でも意識を
している者が勝者なのです。


よ~こさんがレッスンを受けら
れる前に私に何回かメールを
くださったのですが、その中の
一つです。

顔、体型の造形ではなく、
ましてや肌や髪の色、

シミがあるの、どうのそんなことでなく、


美意識からなる所作、歩き方、
たたずまいをどう表現し、日々
暮らし てゆくか、もんもんと探し
続けた答え、どうやらハイヒール
の先にあるような気がしてきました。


そのドアの鍵、Asamiさん持って
いますね♪ パリは遠い けれど、
地球上にあって良かった

断言して言いますが、女性という
のは顔のパーツでも、身体が細い
太いでは全くありません。

私はブロンズ肌が好きなので
焼いているので、シミもありますし
たくさん笑いますので、シワも
たくさんあります。






ただ、私にはそのようなことは
どうでもよく、関係ないのです。

いかに幸せなオーラを発するか、
生きているエネルギーを細胞
レベルから発するか、


自分が
最高に美しいのだというエネルギー
を発するかに興味があるので、

手鏡でしか確認をすることが出来
ない、どうでもよいような小さな
ことには本当に興味がありません。


このブログを綴っている今は、
まりりんさん とよ~こさんは、

Charles-de-Gaulle空港へ
着かれている頃だと思います。
寒いパリから暖かい香港へ
向けて旅立ちです。




まりりんさん、よ~こさん、
あらためて香港より
ありがとうございました。

私にとっても輝かしく
濃厚な数日間でした。



エレガンスと心


ハイヒールとフォトシューティング
のレッスンはそれぞれに重なる
ところがあります。


フォトシューティングでの
レッスンも身体の使い方が土台には
ありますが、もっと大切なことは
心にあります。

雰囲気のある女性、残像に残る
女性というのは、


ただ綺麗というだけではありません。


立ち姿、歩き姿だけでも見ている第三者へ
伝えるメッセージがあります。

雰囲気のある女性と、

ただ、綺麗な女性の違いは何かという鍵が


年齢を重ねてもより美しく
輝ける大きな違いです。





まりりんさん。
レッスンでもプライベートでも
私は独占状態でしたが、
遥々パリまでお越しいただき
ありがとうございました。

心から感謝をしております。


私がブログを綴る理由


私が日々、意識をしているものは、
いかにエネルギーを高く保つ
かということです。


守りながら
高めるといった方が適切かと思い
ますが、自分のエネルギーを
保てるためには手段は問いません。

そして、本題であるブログを
綴っている理由ですが、

ハイヒールの適切な知識を
伝えたいこともありますが、
最もな理由は篩い(ふるい)に
かけています。


私が培ってきた経験は人生の
財産であり、それを多くの方へ
分かっていただきたというよりも


共感をしてくださる方、
価値を分かってくださる方に
しか伝えたくありません。

人の数だけ生き方も価値観も
様々ですので、自分が共鳴出来る
と思った方と人生を味わうことは
素晴らしいですが、そうでなければ
時間とエネルギーの無駄です。

たくさんの方が愛を間違って
捉えていますが、愛は強くないと
守ることは出来ません。

私が培ってきた経験は
プライスレスです。

それは今も日々、進化させて
いますが、そこは申し訳
ないのですが


このブログを通して
自分の生徒さんを選ばせて
いただいています。





同時に、私が日々、感じることは
篩いにかけられないように生きる
ことでもあります。


C'est la vie(これが人生!)


祖国である日本をある
距離で見ていて感じることは

女性も男性も脳の疲労を起こして
いる方が多いと思うことです。


多くの方は全ての出来事に
対して意味があると思い、深く
考え過ぎていることです。

目の前に起きている出来事に
意味があるのは勿論ですが、
実はないこともあると思っています。


日本人は私も含めて、教育や文化
などから小さい頃から考えるという
ことに長けている国民です。

これは他の国を見ればすぐに分かる
ことです。

日本人が大切なことは、考え過ぎる
ことではなく、ラテン人のような
気質が今後の時代には必要だと
私は思っています。

「C'est la vie(これが人生!)」

自分の人生を大いに笑えること。

日本人の気質を考えれば、
これくらいが一番なのでは
ないでしょうか。

人生はC'est la vie!です。



美しく歩いて勝負する


美しいものを素直に美しいと感じ、言葉に表すのが
フランス人であり、それは美しいものへリスペクトを
する心からです。

Peterを保育園まで向かう道は一本道なのですが、私は
自分の中で「保育園までの花道」と呼んでいます。


歩いて10分程の距離ですが、毎朝、保育園へ向かうまでに
見ず知らずの人から「Bojour」と多くの方から声を掛け
られます。


若い男性よりもムッシューなのですが、
ベビーカーを引いて歩いているというハンディ付きにも
関わらず自分で名誉なことと思い、益々、見られていると
いう意識が強くなります。

そうすると、いくら近所といえども、保育園の行き帰り
でさえも絶対に手を抜くことはありません。

それは私はこの街ではハイヒールで美しく歩く女性という
レッテレルが貼られているからです。それも子供付きという。

女性も男性も褒められて伸びていくのが人だと思うのですが
褒められる前にはやるべきことをやり、言い訳をせずに
しっかりと軸を持って生きていくことです。

そこに、絶対に必要なものは歩き方です。

美しく歩く女性は巣で勝負出来ます。
美しく歩けば三流のお洋服でも一流に魅せることが出来ますし

いくら一流のお洋服でも歩き方次第で三流に見えます。

美しく歩くと自分にとって不要なものが簡単に削ぎ落とすことが
できますし、シンプルにシックに生きることが出来ます。

私も同じく日本人です。
ハーフでもクォーターでもありません。

その私が美しい感性を持つフランス人に注目されるのは
ハイヒールと歩く姿とそこに自信があるからです。





全ての鍵はハイヒールが持っています。



全てはイマジネーションから


言葉の壁は大きいですが、壁を破った先には経験をしたことの
ない楽しい世界、自由な世界が待っているのだろうとワクワク
しています。

これは語学に限らず、どこの世界にも通じるものだと思います。

自分が達成したい何か、手に入れたい何かを達成させた姿を想像し、

それを心からワクワクすることが出来た瞬間には既に達成されて
います。(私はフランス語に関してはこの感覚を掴むまでにかなり
の時間を要しましたが(笑))

ハイヒールに関しても同じことです。難しそう、大変そうという
イメージも多く持たれているかもしれませんが、


美しいハイヒールを
エレガンスに、颯爽と歩くご自身の姿をイメージすること。




そして、リアルに体験出来るまでイメージをし続けると、
いつの日かパーン!と意識、マインドが変わる日が突然訪れます。

私の歩く姿がありますが、
私の歩く姿 と自分を重ね合わせ
このように街を歩けたら、貴女はどのような気持ちで日々、
感じて生きてゆけるでしょうか。

自分の歩く姿にうっとりと酔えたらどんなにハッピーな気持ちに
なるでしょうか。

全てはイマジネーションから始まります。