6月
本物から習うということは教える
レベルが高いので、初めは取っ掛かりにくく、
習得が難しく感じられるかもしれません。
ただ、実際に行うと効果の深さと早さは
すぐに体験出来るのも本物から習える特権の1つです。
私は生徒さんが教えたことを全て実践
するようなことは求めていません。
それは歩くということは人生の愉しみであり、
余暇の1つでもあるからです。
ただ、身体の意識の上では、
40~60%の力でも美しい日常生活となる
ように日々のレベルを持っていっています。
それがプロというものだからです。
「気づいたら歩き方が美しくなっていた」
気づかないということは無意識の状態
ですが、無意識の状態でも身体が勝手に
意識が出来るように持っていくのが
私の仕事でありマジックです。
自分が無条件に好きだと思うものは、
とことん突き進むべきだと思っています。
そこには他人に迷惑をかけないという意味での
コントロールをする力と
責任は全て自分にあるという下、
オタクになるべきです。
「オタク」に美しさのエッセンス
が加われば美しい女性の毒と
変換されます。
そしてこの「毒」は人のギャップ
へと変換し、内面と外面との
ギャップを作ります。
内面と外面のギャップの差がある方が人と
して何故か惹かれてしまう魅力を
持たれるのは皆様もご存知のことと思います。
人から引かれてしまう何かを持つものは大切です。
人から引かれたら喜ぶべきです。
それは貴女の好きなものへのエネルギーが勝ったと
私は考えます。
世の中はエネルギーが強い方が勝ちです。
大切なことは
「人に引かれてしまう何か」
を持つ時こそエレガンスの
要素を忘れないことです。
エレガンスの要素なくして人から引かれてしまっては
何も魅力を感じられない本当のオタクと
なってしまいます。
女性の毒とは奥が深いものです。
どのような生活を
送っているか、どのような生活
スタイルかという「生活感」が
出るのは雰囲気だけではありません。
私はかなり前からこの自論に
着目し、街行く人も含めて観察
していましたが、自信を持って
100%の確率で言えることです。
アメリカ人は体型で仕事が出来る人、出来ない人と
判断されますが、女性においては脚のかたちなのです。
歩き方は性格、生き方も全て出ます。
そのセンスは仕事に於いても比例します。
自己管理の力と自己演出する力があるか否かは
歩き方、すなわち脚のかたちで分かるのです。
私は細いことにコンプレックスを
感じる人も太いことに
コンプレックスを感じる人にも
全てを可能にしてきました。
それは全て努力の結果、美しく
ハイヒールを履けた恩恵なのです。
心地の良い感覚で生きるという
のは私を作っている芯の1つです。
人間関係も私にとって心地の良い人しかいませんが、
これは自ら心地良いと思える人を選択して
いるからです。
それぞれ価値観が異なるので心地
が良いと思えない人も生きて
いればいると思いますが、
お互いに嫌な思いして付き合うよりも
潔良く、選択、決断をすることは
大切だと思います。
そして、人間関係だけではなく、
自分の周りに置くものも心地の
良いものしか置かないことです。
いつも自分が何に心地良さを感じているか
そして、時として大きく変わる時がありますので、
それを逃さずに自分をしっかりと
客観的に見るということも必要です。
心地良さとは頭ではなく心で感じるものです。
目線の物凄い威力を多くの方が
本当の意味では分かっていません。
姿勢や歩き方、仕草等と同じ
くらい重要な位置を占めている
のが目線、目の高さです。
目線が下に落ちるというのは
本人が思っている以上に印象が半減します。
真っ直ぐに目線の高さを意識して歩く時だけに
目線を意識するのではなく、
日常の少しの動作に罠はたくさん
仕組まれています。
オーラのある女優や俳優は目線
使いがやはりプロです。
そしてこのテクニックはスクリーンや舞台だけではなく、
私たちにも使わないといけないテクニックです。
人前で立ったりお話しをしたりする職業の方もそうですし、
会議やプレゼンテーションといった大切な
仕事場でもそうですし、勿論、美しい世界でもそうです。
普段、ふとした時に自分の目線が
無意識になっていることを感じてみてください。
そして、無意識から意識へのスイッチが入った時に、
どうぞ私の今日のブログを思い出していただければ幸いです。
美しさというのは日々の生き方が
顕著に現れます。
なので、
「〇〇しながら〇〇出来る」
といったものや「楽して〇〇出来る」
といった類のもので美しくなることはありえません。
美しいものは結果論だけで評価されがちですが、
美しさが確立されるまでには努力や
歴史があります。
その二つの過程が省略されて得た美しさは
脆く崩れるのは時間の問題です。
ハイヒールレッスンも同じです。
レッスンのコースに1回~5回
の設定をしていますが、これは
あくまでも目安に過ぎません。
5回のレッスンを受けたから
といってハイヒールが完璧に履けるものではなく
美も努力も1日して成らずです。
これからの人生をどう歩みたいかという
未来のビジョンを思い描き、
そのビジョンに必要であれば
受けていただく価値は十分にありますし、
必要なければ無価値です。
まずは、しっかりと何が必要で必要でないかを
見極める力が必要です。
日々の努力があるからこそ、
美しさは成立します。
美しい女性には必ず理由があります。
「いま、飛び立つ時」と感じるまでは
羽を休めて飛び立つための
エネルギーをひたすら蓄えています。
焦らずに、その時がくるまで
ひたすら待つ。
その時に大切にしていることは
日々の生活の中で幸せに
フォーカスをして生きることです。
例え小さなことでも、
どんなことでも、心から幸せと
感じれる心だけは忘れずに
それだけを軸に生きています。
心を感性を研ぎ澄ませて
生きているので、そろそろ波が
くるという瞬間は自然と分かります。
フランスで、そしてこの自然と共に生きることは
ある意味、野生動物に戻った感覚です。
野生の本能を再び自身の中に目覚めさせて
自然と調和して生きることを学びました。
それは周りの環境ではなく、
自身の身体の反応と心に絶対的な自信と信頼を持ち
柔軟に生きるということです。