今日は一月七日、七草粥の日ですね~~

香港に移住して12年、ずーっと食べていないよーっ!!

日系スーパーに行けば七草粥セット、売っているから自分で作ればいいのだろうが、

香港人の旦那は絶対食べないだろうし

ワタクシ酒入っていてもちゃ~~んと料理は出来るが(自慢にならんか)
朝は超がつくほど低気圧、じゃなくて低血圧!!!!
朝起きて包丁なんて握った日にゃ寝ぼけて指ブッタ切ること間違いナス。。。
よって今年も食べれず


香港ではもちろん七草粥の習慣はありません(旧正月ですし)


で、こちらで何か特別な時に食べる行事ってあったかな~と
考えてみたのですが


香港は先祖代々香港ですという人より、毛沢東と言うおっさんが起こした文化大革命の時に中国全土から香港に逃げてきた人々がひいおじいさん、
ひいおばあさんという人が圧倒的に多く、

よって彼らの出身地によって行事や食べる物が違うみたいです


ちなみにワタクシの義理の両親は先祖代々上海人。

旧正月は”年コウ”という韓国のトッポギに似た餅をスライスしたものを

大量の油でじゃああああああーーっと炒めた、成人病促進食をいただきます☆


が、私が記憶している中で、先祖が中国の北京だろうが雲南省だろうが

コレは香港で生まれ育った人は必ず食べる物、ありました!


それは子供が生まれると産婦はもちろん、親戚友人にも振舞われる

生姜、豚足、ゆで卵を黒酢で煮込んだものです♪

(名称は日本にない漢字のため明記できませぬ)



とにかくですね~~

 

これさえ食べていれば怖いもんはない!

最強の産後料理です

これを食べない人食べれない人は香港人ではありません!

臨月になるとキロ単位で生姜、豚足、卵、黒酢を買い込み、梅酒をつけるような保存瓶を一ダース買い込んでまずは戦闘準備!!!!!!




生姜の皮を包丁の背でガリガリとむいてゆき、豚足と生姜とゆで卵を毎日
少しずつ
黒酢で煮込んでいくのだそうです 


で。

煮込んでいる間の匂いはそらーー強烈ーーーーーーーーーーっ!!



ですが、香港ではこの香りとおめでたがセットになっていますので

ご近所からこの香りがすると”赤ちゃんが生まれたんだ~~”
と笑顔になるそうです☆ おめでたい香りなのです☆

→知らない欧米人が隣に住んでいたら化学兵器化何か作っているんじゃないかと

疑うかもですが


そして産後12日目にこれを保存瓶につめて親戚一同に配ります

これはお姑さんのお仕事なのだとか


酢はカルシウム、豚足はコラーゲン補給、タマゴはたんぱく質で
産後腰痛にならないそう。

とにかく産婦にとっては万能薬のように効くらしいです

(って私の同僚思いっきり腰痛になっとったぞ!)


昔同僚が赤ちゃん産んだとき、彼女の義理のお母さんが会社に届けてくださり

いただいたのですが、うーーーーーーーーーーーーーーーーーん。。。
匂いもきついけど、味も外国人にはかなりキツイ~~~~ 

なんと言って良いか。。。おーい、美味しんぼの主人公~~何か言ってくれ~


その他に産婦は

”鹿の角としっぽと高麗人参のスープ”

”豚の横隔膜を酒で煮込んだもの”

”水は厳禁。水分は棗を煎じてつくる棗茶”

⇒棗茶以外禁止つーことはワインなんて飲んだ日には

義理母からボコボコにされるんでしょーかねえ? 母乳に悪いと


といった、な~~んだか魔女が作るドロドロの秘薬みたいなものを

産後から一ヶ月間ブロイラーの鶏のように食わされます


私は産婦の経験がないのでこれらの拷問についてはよくしらんのですが

豚足と生姜とタマゴが産後に良いのなら、私だったらですね、


泡盛としょうゆで”沖縄風豚足の煮込み”を作って赤ちゃん見に来てくれた人と酒盛りします☆☆


(まあ酒盛りしている私を見て義理の母は確実に憤死すると思いますが)