香港の食べ物は何ですか~ と聞かれたら

色々あるけど。。。私は家庭料理”薬膳スープと涼茶”と答える

 

先ずは薬膳スープ

 

香港人は金とスープにかける情熱?はハンパではぬあい

 

一昔はお母さんが季節や家族の健康状態に応じて漢方を選び

 

豚や鳥の肉付きの骨と3~4時間煮込んでスープを作ったものだが

女性の社会進出が当たり前となった近年

 

奥さんが料理するのはまったく期待していないし、そんなことより

稼いでくれたほうがよっぽどうれしい香港の男性

家族そろって3食ぜーんぶ外食とかまったく珍しくないこちら香港。

 

というわけでお母さんの代わりスープを作るビジネスがとても儲かっている

 

 

地下鉄のコーナーには薬膳スープ専門店があるし

 

漢方薬やでは忙しい人の為に漢方を煎じるし

ランチタイムにオフィスまでスープを届けてくれるサービスを

同僚たちは毎日利用している 保温瓶に茶碗3杯分くらい入って
400円くらいか?

 

好きか嫌いかと言われたら”あんまり好きじゃありません”なのだが
薬膳スープは
体にはいいと思う

 

 

だし取りで豚や鳥の肉付き骨と煮込むので、
たんぱく質、コラーゲン、カルシウムが
取れるし、
日本や欧米人のようにビタミンサプリを取る香港人が

 

圧倒的に少ないのはスープから必要栄養素が取れているから

必要ないと聞いたことがある

 

確かに体にはいいと思うが。

スープを飲んでいれば病気をしない(本当ならなぜノーベル化学賞取れないのか??)

肌がつやつやになって、妊娠中に飲めば美男美女が生まれると力説する

方々がおられるが。

 

周りを見て思うに、これ以上はないというくらい説得力ない。。。。

香港人は日本人よりしわが少ないのは確かだが、コレは湿気が高いせい。

 

そして涼茶

 

 

香港人はよく”熱気”という言葉を言う

香港在12年の私だが、いまだにこの”熱気”が何なのかわからん

漢方の考えからきているらしい

 

熱気とは体内に熱がこもっている状態で

 

口内炎が出来る、にきびがひどい、便秘である、鼻血が出る、便秘、眠れないなどなど

てか、あれだけ脂っこいもの食べていたら、口内炎やにきびは出来るだろ~~

 

鼻血が出る。。。あ~~~それは熱気どうのこう以前に~~

早く病院に行け!!!!!

 

で、香港人はその体の熱を冷ますことが美容と健康に非常に大切と考えていて

 

亀ゼリーを食べたり、体の中の熱を冷ます効果のある漢方を煎じたものを飲んでいて、それを”涼茶”という。

 

街のいたるところに”涼茶屋”があり、立ち飲みできる。一杯100円くらい

最近ではドラッグストアで粉末にお湯を注ぐだけというお手軽涼茶も充実している

 

残念ながら私は亀ゼリーや涼茶は体に合わない

アルコール分解能力は非常に優れているようだが、漢方は全然ダメだ

 

妹も以前香港に来た時に涼茶を飲んだが、トイレの住人になってしまった。。。

”米、味噌、しょうゆ”で生きてきた日本人の体に”熱気”はないようである

 

私は生理前になるとたまに吹き出物が出来るのだが

運悪くこれを義理の母に見られた日には
”熱気じゃーーーーーっ!!!オマエの体には熱がこもっておる!
ワシの作ったスープ飲め!” 
とスープ洗礼を受けるハメになる。

 

いや、ホルモンのバランスのせいなんですよ~

しか~し、かーちゃんに”ホルモンとはなんぞや”をわかってもらうのは

アフリカのマサイ族にアインシュタインの相対性理論を説明するのと同じくらい難しい。。。

 

おかあさま。。。今日も万病に効く魔法のスープありがとうございます。。。。。