こんにちは!こちらニューヨークは今日もとても寒い一日となりました。

来たる今週日曜日は、自己効力感と自己肯定感向上をテーマに“Celebrate being you”と題した日本人高校生向けのプライベートワークショップをニューヨークで開催します。

今回のワークショップでは、ブロードウェイ、ハリウッド、オペラ界で活躍する2人の特別ゲストを講師として迎えます。



Sara Koviak はダンサー、俳優、教育者であり、メトロポリタンオペラ、ブロードウェイミュージカル・ピピン Nationalツアーのオリジナルダンサーを務めています。今度公開されるHBO新シリーズでニコール・キッドマン、ヒュー・グラントと共演を果たし、俳優としてもNYで大変活躍しておられます。







Karl Maier はニューヨークにあるメトロポリタンオペラの専属ダンサーを長年務め、人気テレビ番組NBC: Late night with コナン・オブライエン出演や、歌手ヴァネッサ・ウイリアムズや、モンキーズのメンバー、ミッキー・ドレンツなどのレジェンドとも共演を果たしているダンサー、俳優、教育者です。



お二人からのワークショップ参加高校生に向けた特別ビデオメッセージ

今回のワークショップはミッドタウンにあるスタジオで開かれます。



そのスタジオは、ブロードウェイや映画オーディションでとてもよく使われるスタジオですので参加者の生徒の皆さんにはぜひその雰囲気も味わってもらえればと思います。



Celebrate Being You! と題した今回のワークショップは、インプロ(即興劇)と体験型エクササイズを通じ、うちに秘めた新たな可能性を発見するとともに、個々の創造性を探究し、自分自身を表現することについて考え・学びます。

それによって自信を得てリーダーシップやコミュニケーション能力、そして自己効力感の向上を図ることを目的としています。



さらに、ワークショップを通じた自己肯定感・自己効力感への効果について調査するため、事前事後のアンケートを実施予定です。

Rosenberg の自己肯定感調査、Gillad Chenの自己効力感調査に基づき調査表を作成し、調査します。



またワークショップ後の報告をブログでご紹介します。

これからワークショップ当日に向けて最終調整を進めていきます!



最後まで読んでいただきありがとうございました。

【FOR ME NYについて】アメリカのニューヨークに拠点を据える「FOR ME NY」は、国立音楽大学声楽科卒業後、女優としての道を選びアメリカで研鑽を重ねた甲斐万里子と坪田京子が「芸術を通して社会に貢献したい」というお互いのミッションに賛同して設立した芸術系コンサルティング会社です。

FOR ME NYでは、ニューヨーク発の「表現芸術×心理学=セルフケア」 という概念のもと、これからの時代を生きる日本人のために開発した独自のメソッドを基盤に据えて、インプロを使ったICC能力向上を中心とした体験型ワークショップのプログラムを提供しています。

インプロをはじめとした芸術を通じて、ICC能力と個人の自己肯定感を高め、QOLを向上させていくことを上位の目的に据え、芸術を通じて皆様に貢献していくことを願っています。



FOR ME NY



Shifting Perspectives and Cultural norms through Performing Arts



 



FOR ME NY

引用元:FOR ME NY主催 自己効力感をテーマにした高校生向け・・・
この秋、4週間にわたってニューヨークで開催された “Improv 4 business”というビジネスマンのためのインプロワークショップに参加してきました。

毎週火曜日19時〜21時にマンハッタンのとあるスタジオに仕事帰りのスーツ姿で集まるニューヨークのビジネスマン達。

インプロをなぜビジネスマンが学ぶのか、俳優であり起業家の私がこのワークショップで学んだこと、気づいたことなどを二回にわたってお伝えします。

第二回目は、 “Improv 4 business” ワークショップで実際に勉強したアクティビティや感想などをお伝えします。

インプロの説明や、インプロとビジネスの関連性は第一回目の記事に書いてあります。

こちらからご覧ください:https://formenewyork.com/ニューヨークのビジネスマンは会社終わりにイン/

【ワークショップ初日 】

参加者は皆ニューヨークの企業に勤める会社員。仕事帰りにワークショップに来ていました。

お互い軽い挨拶は済ませたものの解けぬ緊張感。これから何が始まるのかな、私だけ会社勤めじゃないけど大丈夫かな、名前聞いたけど忘れちゃったな、そんな不安な感情が頭を駆け巡ります。

開始時間である7pmちょうどになると、

“さあ、皆さん立って円になって!”

という明るい講師の声がスタジオに響きました。いきなり始まったのはインプロテクニック を使った自己紹介アクティビティ。これによって私の緊張も、皆さんの笑顔もほぐれ、スタジオが笑いと明るい雰囲気で溢れました。

【緊張を解くアイスブレークとは】

アイスブレークとは、直訳すると、氷を壊す。

初対面の人と会った時、何かチームとして新しいことを始めるときに、緊張した硬い雰囲気を解くことを表します。

インプロを使ったワークショップではこのアイスブレークのためのアクティビティが必ずと言っていいほど最初に行われます。

ワークショップ初日ももちろんアイスブレークから始まりました。

【アイスブレーク ビジネスマン自己紹介編】

まず、初対面の人同士が集まった時に大変なことといえば名前を覚えることではないでしょうか?

簡単に済ませた挨拶で全員の名前を覚えるのはなかなか難しいですよね。さらに何度も名前を聞くのも失礼なので、結局最後まで名前が分からず帰るなんてことも・・・

今までも様々なアイスブレークアクティビティを勉強してきましたが、今回のビジネスマン向けのワークショップでは今までのものとはまた違ってさらに発展した面白いアクティビティを習ったので、お互いの名前を覚えるための自己紹介から始められるアクティビティをいくつか順にご紹介します。

1. 円になって、まずは順に自分の名前を言います。自己紹介です。

例. Mariko→Miyako→Ken→Bob→Rachel….

2. 次に自分の名前と覚えている人1人の名前を言います。その時に相手の目を見ることを忘れずに。名前を言われた人は自分の名前と、他に覚えている人の名前を言います。

例. Mariko, Ken. →Ken, Miyako. →Miyako, Bob. →Bob, Rachel.

これを何度か繰り返すと、名前が自然と頭に入ってくるので不思議。もし全員の名前を忘れてしまっても大丈夫、インプロは全てがOKです。コソッと教えてあげる、自分の名前を口パクで伝える、など即興で皆でフォローしましょう。

3. 次に自分の名前の頭文字から始まる形容詞を自分の前につけます。ここは恥ずかしがらずにこの際形容詞すごいを付けましょう。まずは円の並び順に沿って一人ずつ。

例. Marvelous Mariko!  → Miraculous Miyako→ Kindly Ken!

4. 今度は2のアクティビティに3の形容詞がついた名前を付け足します。

例. Marvelous Mariko! , Miraculous Miyako! → Miraculous Miyako! , Kindly Ken!→ Kindly Ken!, Marvelous Mariko!

5. 次は円のまま椅子に座ります。互いの共通点を見つける椅子取りゲームをし、親交を深めます。

例. All those who loves cat, switch! (猫が大好きな人!スイッチ!)

椅子を取り損ねた人が今度は質問します。

例. All those who play baseball, switch! (野球をする人!スイッチ!)

このゲームが終わると、

“さっき野球やるって言ってたよね?今度一緒に〜”

“私とっても可愛い黒猫を飼ってるの!あなたは?”

先ほどまで初対面で緊張していたとは思えないほど皆会話が止まりませんでした

6. 今度は円になったまま、自分のいいところをリズム良く順に言うアクティビティです。何周も回ってくるのでたくさん考える必要があります。

これがなかなか難しい。自分のいいところはきっと周りの人が知ってくれているし、初対面の人に対して自ら自分の良いところを発表するなんて頭が固まってしまいそうでした。

例.  

Mariko:I’m good at cooking! (料理が得意!)

Miyako:I’m a good singer! (歌がうまい!)

Ken: I’m a great baseball player! (野球が得意!)

など最初は何かの行動に関して自分のいいところを皆発表していました。

ところが何周も回ってくると流石にネタが尽きます。

すると今度は自分の性格の良いところに対象が変わっていきます。

例. 

Mariko:I’m kind! (私は優しい!)

Miyako:I’m friendly! (私ってフレンドリー!)

Ken: I’m funny! (僕は面白い!)

自分の良いところを咄嗟に口に出すのはとても頭を使うことがわかりました。いつも使わない脳の部分を刺激しているようでした。

7. そのまま円になった状態で今度はペンを順に渡していきます。

そしてそのペンについて即興でペンの使い道をプレゼンテーションをします。これも何周もします。

例. 

このペンは耳かきに使えます!→このペンは頭を搔くのに便利です!→このペンは鼻の下に挟んで暇を潰せます!→このペンはお箸がないときに代用できます!

6のアクティビティで頭が柔らかくなったのか、皆さん活き活きと即興のプレゼンテーションをされていました。

【上手いプレゼンって何?】

皆さんプレゼンテーションは得意ですか?

ネットで”プレゼン”と検索すると、

“プレゼン 緊張” ”プレゼン コツ” 

と出てきます。では一体上手いプレゼンとは何でしょうか?

それを勉強するアクティビティの1つを第二週目に勉強しました。

その日はあらかじめ宿題がメールで送られていたので、私も準備万端でワークショップに向かいました。

その宿題とは、自分が考えた発明を30秒でプレゼンするというものです。ここでは省きますが皆さんクリエイティブな発明ばかりで、聞き手側からは終始笑いや感動の声が上がっていました。

一人一人プレゼンが終わると、講師から、

“サプライズです!MarikoはKenのプレゼンを、MiyakoはMarikoのプレゼンを、KenはMiyakoのプレゼンを、あたかも自分の発明のようにプレゼンしてください!”

と発表がありました。皆さん頭を抱えて

“NO~~~~~!!!”

と叫んでいました。

今聞いたばかり、しかもたった30秒のプレゼンなのに、人のプレゼンってちゃんと覚えていないものです。

ですが、人のプレゼンをそれぞれぎこちなく発表した後に皆で話し合い、共通して気づいた事があります。それは、

・数字やデータは覚えていない



・タイトルがあると覚えやすい



・その人の体験談は覚えている



・インパクトのあった箇所は覚えている



・ユーモアのあった話は覚えている

でした。

この気づきを踏まえて残りの2週もプレゼンが上達するためのインプロアクティビティをたくさん学びました。

【やっぱりインプロはICC能力を向上させる!】

4週にわたってビジネスに役立てるためのインプロ研修を受けた私が、ワークショップ最終日の一番最後のアクティビティで気が付き、感動した事がありました。

そのアクティビティは、グループに分かれ、インプロがどうビジネスに役立つのかをインパクトのある方法でそれぞれ発表するというものでした。

私のグループは私以外皆男性で、初対面の印象はとてもシャイなビジネスマン達でした。

その方達が、自ら、

“インパクトが欲しいよね、演劇調にしよう!”

“お〜いいね!じゃあダンスも入れてブロードウェイ流にするのはどうだい?”

とアイディアを出し合い、人のアイディアを肯定し、発展させ、

発表では、俳優の勉強をしてきた私が負けてしまうほど、まさにブロードウェイ俳優のような自信に満ちた振る舞いで表現していたのです。

それは、場面応じて臨機応変に対応をきかせ物事の視点を変えていく発明力(I)、そして現実を新たに切り開いていく創造力(C)の豊かさ、さらにその2つの力を相手にしっかり伝え、アイディアを受け取る表現力(C)の高さ、つまり私たちFOR ME NYが唱えるICC能力そのものでした!

【まとめ】

俳優としてインプロを学び、起業家として一からビジネスを学ぶ中で、ミーティングやプレゼンの際にもっとインプロを役立てられないか、俳優としてのICCをさらにビジネスシーンにも発展させられないか、そしてこの技術を日本に持っていけないかと考えていた私。

4週にわたりインプロをビジネスに役立てるためのビジネスマン向けのワークショップに参加し、インプロはビジネスにも役立つことを身をもって体感しました。

これを機に、私たちFOR ME NYは現在話し合いを進めているプロジェクトをさらなる自信を持って進めていきます!今後の活動にどうぞご注目ください。

【FOR ME NY /Upcoming project】

インプロを使ったプライベートワークショップを来たる12月にニューヨークで開催します。

今回は日本人高校生向けです。ゲスト講師にはメトロポリタン歌劇場ダンサーと、今度新しいドラマでニコール・キッドマンと共演が決まっている俳優を迎えます。

自己効力感をテーマにCelebrate Being You”と題した4時間のワークショップです。自己効力感に関する記事はこちらから:https://formenewyork.com/世界一自己効力感の高いコスタリカ人に聞いた、/

このワークショップにおいてどんな効果があるのかをワークショップの事前事後、そして3ヶ月後にアンケートを用いて調査する予定です。Rosenberg の自己肯定感調査、Gillad Chenの自己効力感調査に基づき調査表を作成し、調査します。

【FOR ME NYについて】

アメリカのニューヨークに拠点を据える「FOR ME NY」は、国立音楽大学声楽科卒業後、女優としての道を選びアメリカで研鑽を重ねた甲斐万里子と坪田京子が「芸術を通して社会に貢献したい」というお互いのミッションに賛同して設立した芸術系コンサルティング会社です。

FOR ME NYでは、ニューヨーク発の「表現芸術×心理学=セルフケア」 という概念のもと、これからの時代を生きる日本人のために開発した独自のメソッドを基盤に据えて、インプロを使ったICC能力向上を中心とした体験型ワークショップのプログラムを提供しています。

インプロをはじめとした芸術を通じて、ICC能力と個人の自己肯定感を高め、QOLを向上させていくことを上位の目的に据え、芸術を通じて皆様に貢献していくことを願っています。

 



FOR ME NY

引用元:ニューヨークのビジネスマンは会社終わりにインプロ(即興演劇)・・・
この秋、4週間にわたってニューヨークで開催された “Improv 4 business”と言う

ビジネスマンのためのインプロワークショップに参加してきました。

毎週火曜日19時〜21時にマンハッタンのとあるスタジオに仕事帰りのスーツ姿で集まるニューヨークのビジネスマン達。

なぜニューヨークのビジネスマンが会社終わりにインプロを学んでいるのか

俳優であり起業家の私がこのワークショップで学んだことは、そしてインプロがビジネスシーンに進出した理由を今の日本企業の課題と絡めて第二回にわたり説明していこうと思います。

【そもそもインプロって何?】

インプロとはインプロビゼーションの略で、日本語で言う即興を示します。演劇の世界では即興劇用に様々なトレーニング方法が長い時間を経て確立されており、ブロードウェイ俳優養成学校などで受講することが出来ます。

私も俳優になるためのインプロの訓練を本場ニューヨークの学校でみっちり受けてきました。

インプロでは、全てが自由です。定められた台本も筋書きもなく、すべて俳優たちの最良に任せられています。

未知の状況の中で湧き上がる自己と他者の感情・思考を肯定し、お互いのキャッチボールを通じてアイディアを膨らませ、ひとつのゴールを作っていくまでのプロセスが欠かせない要素であり、このプロセスこそが俳優たちの高い能力を養っていきます。

つまり、俳優はインプロを学ぶことによって、撮影現場や舞台などでよくある、急な監督からの指示、その場でめまぐるしく変わる台本、相手役者のアドリブにも臨機応変にベストの状態で瞬時に対応・振る舞える”良い”役者になれるのです。

【なぜインプロがビジネスに役立つのか】

最近になって、俳優のためだけではなく、発明力や創造力、表現力、臨機応変能力、コミュニケーション力を養うための学びとしても非常に有効であることが米大企業、経営者たちの間で知られ始め、世界中の企業や教育機関から注目をあびています。

スターバックス、マリオット、マイクロソフト、マサチューセッツ工科大学や、スタンフォード大学までもがこのインプロを取り入れた研修を行なっています。

『MIT Sloan Management Review』で発表された、“Learning the Art of Business Improvisation”という研究では、急速な変化への対応とイノベーションが求められるビジネスシーンにおいて、クリエイティブに問題解決を行っていくためには、インプロが有効と説明されています。

特に商品開発とチームパフォーマンスに向上が見受けられ、具体的な変化を認識したり、変化をポジティブに捉えられるようになる研究結果が出ています。

相手の心に寄り添い、心地よい環境を作り、喋りやすく楽しい場所を提供し、舞台(職場)上でどんなアクシデントが起こっても、それを「楽しく」とらえ、先に進んでいく力はどの職業においても重要なものであると考えられているからではないでしょうか。

【日本のビジネスマンに足りないものは”ICC”?!】

世界中にあるビジネスアイディアの50%が米国発の一方では、実は日本発のアイディアは30%と言われています。

しかし、いまだにイノベーションのスピード感・柔軟で創造的な思考力の不足により、日本の企業は未だ伸び悩んでいます。

アメリカ大企業の強みは、多様性から生まれるカオスと議論から生まれるエネルギーだと言われ、そしてそれらがクリエイティブ思考力を生み出し、多くのイノベーションを生み出します。

その環境の中で能力を発揮するのは、特に、

発明力・創造力・表現力

の3つの力を持ち備えている者なのではないでしょうか。

そこで私たちFOR ME NYは、ビジネスシーンにおいて必要とされるこの3つの力の頭文字をとって、ICC能力と名付けました!

発明力(Innovative)・創造力(Creative) ・表現力(Communicative) =ICC

【私はICCに憧れていた】

5年前に俳優の勉強をするべく降り立ったニューヨーク。

私が現場で衝撃を受けたのは、もちろん演技力もそうですが、それよりも休憩中に見受けられる俳優たちの非常に高いコミュニケーション能力でした。

場面応じて臨機応変に対応をきかせ物事の視点を変えていく発明力(I)、そして現実を新たに切り開いていく創造力(C)の豊かさ、さらにその2つの力を相手にしっかり伝え、アイディアを受け取る表現力(C)の高さを兼ね揃えた俳優達は私の憧れそのものであり、まさにインプロによって私たちが唱えるICCを自然と身につけていたわけです。

【Improv 4 businessに参加した理由】

さて、俳優としてインプロを学び、ICCも身についてきた私ですが、起業家として一からビジネスを学ぶ中で、ミーティングやプレゼンの際にもっとインプロを役立てられないか、俳優としてのICCをさらにビジネスシーンにも発展させられないか、そしてこの技術を日本に持っていけないかと考えていました。

しかし、インプロは主に企業研修で行われているのでなかなか一般の人が参加できる機会は少ないのです。

そんな中、私たちFOR ME NYと新しいプロジェクトを計画しているニューヨークのインプロ団体の代表の方から、インプロをビジネスに役立てるためのビジネスマン向けの公募ワークショップがあるから参加してみるかい?と誘いを受け、今回の参加に至ったわけです。

第二回目のブログで実際にワークショップで学んだことや詳しいアクティビティ、感想などをお伝えします。

【FOR ME NYについて】

アメリカのニューヨークに拠点を据える「FOR ME NY」は、国立音楽大学声楽科卒業後、女優としての道を選びアメリカで研鑽を重ねた甲斐万里子と坪田京子が「芸術を通して社会に貢献したい」というお互いのミッションに賛同して設立した芸術系コンサルティング会社です。

FOR ME NYでは、ニューヨーク発の「表現芸術×心理学=セルフケア」 という概念のもと、これからの時代を生きる日本人のために開発した独自のメソッドを基盤に据えて、インプロを使ったICC能力向上を中心とした体験型ワークショップのプログラムを提供しています。

インプロをはじめとした芸術を通じて、ICC能力と個人の自己肯定感を高め、QOLを向上させていくことを上位の目的に据え、芸術を通じて皆様に貢献していくことを願っています。

 



FOR ME NY

引用元:ニューヨークのビジネスマンは会社終わりにインプロ(即興演劇)・・・


今日は中南米はコスタリカからブログを投稿します🇨🇷

【コスタリカ人が一位、自己効力感とは?】

“Self-efficacy, 自己効力感”という言葉を聞いたことはありますか?

何らかの課題に直面した際、こうすればうまくいくはずだという期待に対して、自分はそれが実行できるという期待や自信のことを自己効力感と言います。

コスタリカ人はこの自己効力感が最も高い国民と言われています。

また、とても自然保護に力を入れていて、軍隊を保有していなく、

地球幸福度一位に選ばれた国でもあります。

そんなコスタリカで現地の方々に、自己効力感がどうして高いのか、幸せに生きる秘訣は何かインタビューを行いました。

【Pura Vida! “純粋な生活を!”】

コスタリカで1日を通して交わされる挨拶は

Pura Vita!(プラ ビーダ!)

直訳すると、

“Pure life, 純粋な生活”です。

コスタリカの朝はとても早いです。朝7時頃既に街にはたくさんの通勤者や学生が歩いていてびっくりしました。

食事も新鮮な生野菜、放し飼い卵や牧草のみを食べて育った放牧肉、とれたてのお魚が並んだヘルシーな物が多いです。

国民性はとてもフレンドリーで、笑顔が多く、ホスピタリティがとても高いと言われています。

まさに”Pura Vida”がよく似合う生活を送っているように感じます。

【コスタリカ流教育とは?/ ” ダメ!はNG”】



コスタリカでは、幼い頃から学校や家庭で

“毎日面白い事、ハッピーな事を見つけて過ごしなさい”

と言われるそうです。

躾に関して印象的だったのが

“Not is not, let them try”



“ダメ!はNG、何事も挑戦させる事”

と言うフレーズ。

幼い頃から自分の行動に対して、親や大人から信頼、尊重してもらっていた事がとても嬉しかったと話してくれました。

【朝は早くから活動し、夜は家族の時間に】

小・中学校通して授業開始がとても早く、なんと朝7時頃から始まる地域も。

午後早く学校が終わるため、午後は海で泳いだり、友達と遊んだり、自然の中でのんびり過ごすそうです。ちなみに宿題はあまり多くないそう。

コスタリカでは基本的に残業がないため、夜は家族や親戚で子供と一緒にディナーを取ることをとても大切に考えているそうです。

【時間にルーズなコスタリカ人?!/ 大きな心で許し合う】

国民性はフレンドリーでホスピタリティがとても高いと言われていますが、

“Tico time”と言うのがあり、時間にルーズな人も多いようです。

“時間にルーズな人が多いけど、それも笑顔でTico timeだからしょうがないね、

許せる大きな心を持っているのがコスタリカ人の特技かな”

と大笑いしながら話してくれました。

【コスタリカ流幸せに生きる秘訣は?】

“生まれた時からこの美しい自然に囲まれて、自由な教育を受けて、のんびり過ごしているから分からないけどやっぱりハッピーでいよう、人に優しくしよう、と毎日心がける事じゃないかな”

と話してくれました。

また、ある人は、

自分を信じる事、自分の子どもを信じる事、何事もトライしてみる事だね!”

と笑顔いっぱいでグッドマークをくれました👍🏻

【自己効力感の先行要因】

自己効力感の先行要因は以下の5つあると言われています。

達成経験、代理経験、言語的説得、生理的情緒的高揚、想像的体験

コスタリカの方は、”Not is not, let them try”の教育で、自分自身で目標達成することを想像する想像的体験自分にスキルや能力があることを言語的に説明・説得される言語的説得の要因がとても高いと今回のコスタリカ滞在で感じました。

【FOR ME NY主催、自己効力感をテーマにしたワークショップ】

さて、そんな自己効力感をテーマに“Celebrate being yourself”と題した日本人高校生向けのプライベートワークショップを来たる12月にニューヨークで開催します。

このワークショップにおいてどんな効果があるのかをワークショップの事前事後、そして3ヶ月後にアンケートを用いて調査する予定です。Rosenberg の自己肯定感調査、Gillad Chenの自己効力感調査に基づき調査表を作成し、調査します。

またそちらについてもブログでご報告します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

FOR ME NY

Shifting Perspectives and Cultural norms through Performing Arts

FOR ME NYは、「今のあなた」と「なりたいあなた」を繋ぐ架け橋となることを目指します。

ブロードウェイやハリウッドを中心に活躍するプロの指導のもと、

「やってみる」「なってみる」ことを通じて3つの力を向上させます。

 ・自分自身を再発見       

 ・自由に表現する

  ・グローバルな環境で他者と協働する力

私たちは、あなたの個性に合わせた、これまでとは全く違う学びの機会を提供するコンサルティング会社です。

 



FOR ME NY

引用元:世界一自己効力感の高いコスタリカ人に聞いた、幸せに生きる秘訣・・・


演劇療法を使った“感情ボキャブラリー”を学ぶためのエクササイズ 



第二回 



こんにちは!



FOR ME NYのMarikoです。



先日参加したNY州認可の演劇療法免許状取得のための研修で学んだ、

”感情ボキャブラリー”を学ぶためのエクササイズについて、第一回は感情ボキャブラリーとは?や、感情を表す単語を知る必要性についてご紹介しました。



第一回の記事はこちらから。



第二回の今日は、学校や職場、また家庭でも実践できる、演劇療法を使った“感情ボキャブラリー”を学ぶためのエクササイズをご紹介します。





【楽しく感情を覚えるためのエクササイズ】



用意するもの:大きな紙2枚、ペン2本



生徒(もしくは家族、職員)を2グループに分け、チーム戦で行います。ゲーム感覚でエクササイズを行い、楽しく感情ボキャブラリーを学びます。



それぞれのチームを縦に一列に並ばせ、それぞれのチームの先頭に大きな紙を貼ります。



大きな紙には縦にアルファベット順、もしくはあいうえお順に頭文字が書いてあります。



「ヨーイドン!」の合図で、それぞれの文字から始まる感情を表す言葉を一人ずつリレー方式で書きます。より早く全ての文字を埋めたチームの勝ちです。



チーム内では相談、スキップ、ヘルプをし合って構いません。



どちらかのチームがその紙面(A-Z もしくは あーん)を埋めた時点でゲームをやめ、1チームずつ、相手チームも一緒に感情ボキャブラリーの答合わせをしていきます。



それは感情を表す言葉なのか、感情から来る行動なのか、じっくり話し合いながらも答合わせをしましょう。そしてそれぞれがどんな時の感情を表すのかみんなで定義を話し合います。



例えば、「泣きたくなる」は気持ちではなく「悲しい」「怒り」が感情です。



埋まらなかった言葉や、知らない単語については辞書やネットを使ってみんなで考えましょう。



その後に感情チャートを渡し、こういう言い方や似たような単語で他にも様々な単語があることを、先生、もしくは提供者が教えます。



【感情をマネージメントするための第一歩】



こうしてゲーム感覚で楽しく感情を表す言葉を少しずつ勉強することによって、何かつまづいた時、助けが必要な時、相談するときに、人にわかりやすく伝えられるようになっていきます。



また、感情ボキャブラリーを知ることは、他人に伝えるためのツールだけでなく、自分の感情を知って向き合い、マネージメントするためのファーストステップにもなります。



私はこのエクササイズを知った時に、幼い頃に知りたかった、教えて欲しかったと強く思いました。



【まとめ:感情は殺さなくていい】



研修の中で興味深い討論がありました。感情を殺すことをしつける文化についてです。



参加者の方々は様々な人種、バックグラウンドの方がいらっしゃいました。



インド、中国、そして私たち日本で共通していたのが、あってはいけないと教えられた感情があるということです。



特に怒りの感情はネガティブなものとされ、しつけの中で、”怒っちゃダメでしょ!” “イライラするのをやめなさい” “我慢しなさい!”と言われた経験、または言った経験がある方は多いのではないでしょうか。



今回の研修で学んだアプローチは、



“It’s OK. 怒ってもいいんだよ、人間だから。怒りの感情は誰しもが持っているもの。どうして怒ってしまったのか、詳しく考えてみよう。そしてそれをどうマネージメントしていくか考えよう。”



というものです。



これは人へのアドバイスはにももちろんですが、自分自身へのケアにも通じますね。感情は殺さなくていい、認めて向き合うことが大切です。



そのためには自分が抱えている感情について細かく知る事が必要です。また、人に話す際や相談する際に、感情ボキャブラリーがとても役立ちます。



職場で、学校で、また家庭で、ぜひこのアクティビティを行いながら感情について話し合ってみてください。





【最後に:FOR ME NYについて】



FOR ME NYは、舞台芸術を中心とした俳優の育成に用いられる即興劇などの技法を援用した学生・企業向け教育プログラムの企画・運営を主たる業務内容としています。



NY発の「表現芸術×心理学=セルフケア」 という概念のもと、これからの時代を生きる日本人のために開発した独自のメソッドを基盤に据えて、「インプロビゼーション(即興演劇)」を中心とした体験型ワークショップ のプログラムをご提供します。



FOR ME NYオリジナルのワークショップを行うだけでなく、米国の企業研修プログラム団体、ドラマセラピー団体とコラボレーションし、オーダーメイドの教育プログラムもご提供しております。



FOR ME NYは、ブロードウェイやハリウッドを中心に活躍するプロの指導のもと、以下の6つに特化した体験型のプログラムを通じて、効果的な自己表現力を向上させ、 コミュニケーション能力やチーム力向上を促し、自分自身を再発見する力、自由に表現する力、グローバルな環境で他者と協働する力を向上させます。



①Make connections (人との関係を作ること )、②Listen(他人の話を「聴く」こと。) 、③Yes, And… (「はい、そして」) 、④Be in the moment(その場に意識的に存在すること) ⑤Be Flexible (柔軟に対応をすること ) ⑥Listen to your inner voice (自分の心の声を聞くこと )



これまでに、在米日本人を対象とした「チームビルディング強化」や「初対面の苦手意識を克服し好感度のある第一印象を作る」FOR ME NYオリジナルワークショップを開催しました。また、田園調布雙葉学園高等学校の 2019 年度ボストン研究旅行では、ゲストスピーカーとしての招聘並びにワークショップの企画依頼を受け、Smith collegeにおいてゲスト講演を行いました。代表二人はNY市の認定演劇療法団体enACTから、演劇療法免許状を取得しています。





日英バイリンガルのスタッフが丁寧に対応しますのでまずはお気軽にお問い合わせください。







FOR ME NY

引用元:自分の感情を表現できるようになるために 演劇療法を使った“感・・・