大きな理由の1つは、日本語教師は働き方を選ぶことができ、時間の融通がきくからです。そして2つ目の理由は、日本語教師の資格を一度取得してしまえば、専門性があるので年齢関係なく長く働けるからです。
日本語教師の働き方
では、まず日本語教師の働き方をみていきましょう。日本語教師は、以下のような働き方があります。
- 非常勤として働く
- 常勤として働く
- (契約社員として働く)
これから、それぞれの詳しい働き方を見ていきましょう
➀非常勤として働く
この働き方は、自分で好きな時間、好きな曜日を決めて働くことができます。あなたのライフスタイル、あなたのお子さんの成長に合わせて、働く時間を選ぶことができます。以下は、私の勤務している日本語学校の1日の授業時間になります。
【午前中の授業時間】
- 1コマ目 9:00~10:40
- 2コマ目 11:00~12:30
【午後の授業時間】
- 3コマ目 13:00~14:40
- 4コマ目 15:00~16:30
午前の授業が2コマ、午後の授業が2コマの計4コマの授業が、月~金まで行われています。その中で、自分が1週間に、何曜日に何コマ働きたいかを選びます。ほとんどの場合、希望は受け入れてもらえますが、コロナ禍などの例外もまれにあります。私の場合、子どもたちが小学生~中学生のうちは、夕方までに帰宅したかったので午前中の2コマ(1コマ目+2コマ目)×週5日=計10コマという働き方をしていました。
②契約社員として働く
次に現在、私が働いている働き方です。ここで、注意しなければならないことが1つあります。それは、学校が雇用形態として契約社員を募集しているかどうかです。学校によってそれぞれ違いますので、事前に確認する必要があります。
では、契約社員とは、いったいどういった働き方をするのか説明していきましょう。私の学校は、契約社員の要件として、1週間に最低10コマの授業をしなければなりません。例えば、10コマの選び方として、以下のような組み合わせがあります。
- 午前中の2コマ(1コマ目+2コマ目)×週5日=10コマ
- 午後の2コマ(3コマ目+4コマ目)×週5日=10コマ
- 午前・午後、月~金の好きな時間、曜日から10コマ選ぶ
このように、とりあえず、要件さえ満たしてさえいれば、自分の都合に合わせて働くことができます。
⓷常勤として働く
最後に、常勤として働くです。これは、イメージとして、一般的な会社員と同じように、正社員としての働き方になります。私の現在勤務している学校の勤務時間は、9時~18時です。ちなみに、この働き方は、私のライフスタイルには合っていないため、まだ一度も経験したことがありません。
専門性があるから長く働ける
これまで、日本語教師をおすすめする理由を、働き方の観点から話してきました。 最後に、別の観点から、おすすめする理由をもう一つお話します。それは、日本語教師という仕事は専門性があるので、一度日本語教師の資格を取ってしまえば、元気であるかぎり働き続けらるからなんです。つまり、ずっと収入を得られ続けられるということなのです。もちろん、これは会社の規定で定年退職がある場合は無理でしょうが、定年退職のない非常勤としてなら、働くことができます。実際に文化庁の令和4年度の日本語教育実態報告調査書によると以下のように60代、70代以上の方が日本語教師として現場で活躍されています。(※これは、常勤、非常勤、ボランティア全てを含みます。)
まとめ
このように、以上の2つの理由から、手に職をつけたいシングルマザーの方に日本語教師をお勧めします。私も、これから自分のライフスタイルに合わせながら、体力が続くかぎり日本語教師を細く長~く続けたいと思っています。
「日本語教師を目指したい人けど、何から始めたらいいかわからない」と悩んでいる方や「日本語教育検定能力試験に一発で合格したい方」に、限られた時間の中で、私が実践した効率のいい勉強の方法を教えております。
まずは、あなたのお悩みや、不安をお聞かせください。