94歳の叔母が亡くなりました。

 

 昔から痩せている人ではありましたが、最近は骨と皮だけになって、それでも食欲もあり、おやつも食べていたと施設の方々から聞いていました。

 それが、お医者さんから食欲がなくなってきたので、あわせたい人にあわせてという連絡が入り、お見舞いに行きました。まさか最後になるとは思っていなかったけど、絶対に作成して持っていきたいものがありました。それは、おばさんが過去から愛してきた推したちの写真を並べて印刷したコラージュです。その昔はリチャード・クレイダーマン、ミスチルの桜井さん、やまぴー、他にもいたようですけど私が知っている人たちです。ミスチルは東京ドームのコンサートまで行ったのに、これ誰とか言われてしまいました。もう目が悪いからといとこのお嫁さんが慰めてくれました。

 

 普通に会話し、「私はいつここを出られるの?」と質問が出たりして、「また来るからね」と最後に握手をして別れました。

 

 その4日後の深夜に亡くなりました。睡眠中に亡くなったようです。親戚中では、寝ている間に死んでしまったということは、えー、びっくり、でも良かったねと。自分もそうありたいという叔父や叔母たち。

 

 告別式のお坊さんは、益子から来てくださった方でした。超過死亡も凄いし、お坊さんも忙しいのかもと頭をよぎりました。

 

 仏教の勉強をすればするほど、見える世界と見えない世界、見えない世界の方がたくさんあるんだと実感しているとおっしゃてました。お亡くなりになった方々は、私たちを見守っていますよと話してくれて、いいお坊さんに来てもらえて良かったねと心の中でおばさんに話しかけました。(前回4月の時は、赤い外車に乗って駆けつけるようなお坊さんだったので)

 

 私はとりあえず「仏教聖典」という本を持っていきました。棺桶に入れて一緒に焼いてもらいたかったのです。でも、意気地のない私は怯んでしまいました。みんなはおばさんが好きだったミスチルの歌詞カードやぼたもちを入れているしなぁ。どうしようかなぁと。

 

 でも、思い直して、本を鞄から出したところ、会場係の方から、本を入れますかと即座にお声がけいただき、たいへんありがたかったです。本の入れ方も教えてくれました。そのまま入れると、中身がやけないことがあるそうです。10ページくらいを半折にして折って入れました。

 

 会場係の方にも恵まれました。救われた感じです。まだまだダメなわたしだなぁと思いましたが、大往生のおばさんを天に送ったいい1日となりました。

 

https://amzn.asia/d/ejqHd6c

 

 ちなみにこの本の上にミネラルウォーターを置くととても優しい波動のお水になります。