平和について考える | CRPSと生きる!ど根性マリちゃんの七転び八起き日記 〜幸せになるのは難しくない!〜

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複合性局所疼痛症候群(CRPS)と暮らしています
四肢の強烈な痛みと運動機能障害(廃用症候群)に苦しめられる日々ですが、猫とのんびり幸せに暮らしています
闘病のかたわら慶應義塾大学通信課程を卒業し、現在は日本語教員として奮闘中!
台湾が死ぬほど大好き♡

今日のトピックは

沖縄と平和についての記事です


少々長いですが

興味のある方はお付き合いください照れお願い




沖縄が日本に返還されて50年だそう


米軍人・米軍基地の問題は

沖縄県民にとっては常に

目の上のたんこぶだと思います


でも…

じゃあそれ以外の人々には

関係ない?


そんなことないと確信したのは

私が数年前に住んでいた家のこと



あそこはとある米軍基地の近くでした


真昼間に

私の家の真上を米軍の戦闘機が

飛びました


青い空を切り裂くように

つんざくようなものすごい轟音とともに

飛んでいくのです


耳が痛くなるほどの爆音で、

窓ガラスがバリバリいうくらいの

振動もありました


まるで映画で見る空襲みたいで、

あまりの恐怖に涙が出て

震えが止まらなくなったことも



もし日本近隣で戦争が起これば

米軍はここから戦闘機をガンガン飛ばすでしょう


私の生活も当然

穏やかではなくなります


米軍基地問題は

決して沖縄県民だけの問題ではない、

そう強く感じた瞬間でした



米軍基地の近くでなければ

関係ないかというと

それもまた違うように思います


沖縄に観光に行き

美しい景色や優美な文化を堪能するのであれば、

やはり他人事でいてはダメ


日本国民として沖縄の安全を守ること、

美しい海や山や多様な動物たちを守ることは、

1億2000万人全員に責任のあることだと

思うのです




私は高校の修学旅行で沖縄に行き、

平和学習をしてきました


恥ずかしながら、

沖縄の暗黒の歴史を知ったのも

今なお続く問題の数々に向き合ったのも

それが初めてでした


ガマやひめゆり関連の記念館で

沖縄戦のことを学んだり、

嘉手納基地でたくさんの戦闘機が

目の前で飛び立つところを

塀の外から覗いたり


「塀の中はアメリカだから

私たちは入れない」と

ガイドさんから聞いた時は、

なぜここは日本なのに日本人が入れなくて

外国人がこんな街まで造り上げて

のうのうとのさばってるのかと

怒りを覚えました


こんな物騒な飛行機を飛ばして

大人は一体何を考えてるんだ…


こんな世の中絶対に間違ってる!

何とかしなきゃダメだ!


あの時は確かにそう思いました



でも気づいたら私も

その「大人」になっていて、

日本各地の基地で米軍が活動していることや

日本国内にアメリカが存在することのおかしさを

なんとも思わなくなっていました


それどころか、

日本に米軍基地があることで

中国やロシアなどからの

侵略の抑止力になっていると

論理的に納得している自分がいました


でも、本当は…本当は…

こんな状況おかしいでしょう?




平和が音を立てて崩れていく昨今


第二次世界大戦が終わったあの時、

私たちは戦争は良くないと

学んだのではなかったのか…


世界で最も多くの犠牲を払ったのは

他の誰でもないロシアだったはずなのに


プーチン大統領が一刻も早く

このウクライナ侵略をやめることを

願うばかりです



村民の浜(沖縄県公式HPより)