これからここに投稿する内容は、実際に私が体験した結婚生活に基づくものです。
私の元夫は日本の基地でアメリカ兵士として働いていました。彼との出会いは友達の彼氏の紹介で、それから仲良くなって付き合い出しました。アメリカ人の男性は日本の男性と違って、まずはレデイファーストだし女の人が欲しいあまったるい言葉をくれるし、お姫様扱いしてくれるし、とにかく特別な気持ちにさせてくれるのが得意で、私の元夫もまさにそれそのままでした。レストランに行けば椅子を引いてくれたり、買い物にいけば荷物を持ってくれたり、ケーキを焼いてくれたり、彼がするすべての事や行動が、今まで私が日本人男性に感じられないもので、私はそのアメリカ人男性のとりこになってしまい、もう私は彼にとって特別な人だと思いました。
そのうち私は彼の子を妊娠してしまい、打ち明けたものの「堕ろせ」と即答が返ってきました。その頃の彼にも私にも生活能力がなかったから、選択肢はなく、中絶。
あの日、手術の後激しい痛みで目が覚めて我に返った時、罪悪感で涙が溢れて止まりませんでした。
それから3年後、彼は兵隊をやめ、アメリカへ帰国すると決めたと同時に結婚を申し込んできました。
もちろん親は絶対反対。そんなのは私の耳に入ってこず、何にも考えず勢いだけでアメリカに移り住みました。
ところが、移り住んだやいなや、彼の様子がおかしくなりはじめたのです。
以前のようなあの優しさがなくなり、英語がうまく話せなくて心細い気持ちいる私を家に置いて毎日友達と遊びにでかけ、普通に帰ってこなくて、まるで鉄砲玉状態。
日本から戻って来たばかりだったので、友達とも会いたいのは当たり前だと思い最初は気にしないようにしていました。
が、もともと遊び好きだったのでしょう。
やがて二人の子供を授かるものの、彼の出かける回数は少なくなる事もなく、子供の面倒などみてもくれませんでした。
仕事はしていましたが、彼の収入だけでは家のローンや生活費を賄えず、私も働きだしたのですが、それでも彼の交際範囲はとどまりませんでした。
隔週でフットボールの試合を見に行き、外食は当たり前。一ヶ月に一回は入れ墨をいれにいそいそと出かける。
車も2台あれば十分なはずなのに3台目を購入。
彼の趣味、交際費は私が出しているようなものでした。
その事について何度もけんかになり、暴言を吐かれ、何か言い返したくてもうまく英語が出てこなくて、それでも自分の思いを伝えようとがんばるのですが、彼は話など聞いてくれようともしませんでした。
離婚を真剣に考えましたが、子供も思うといつも決心がつきませんでした。それに、日本にいる家族や友達に大反対されて、それを振り切った結婚だったので、それで離婚をして帰国したら
何を言われるかは想像できたので、それも出来ずにいつも思いとどまるという繰り返しでした。
元々コントロールしたがる彼は、それがますますエスカレートして要求も多くなりました。
友働きで、しかも子供の面倒も私がみているにも関わらず、家の中が散らかっていると、私の外出先まで電話をかけて来て怒鳴り散らす。
洗濯が間に合わずにいると、怠慢だと捲し立てる。
そのくせ自分は友達を家に招いて朝までどんちゃん騒ぎ。次の日にその片づけをしないと、すごい剣幕で怒り暴言をはく。
友達の家に少しだけ遊びに行っても、すぐに電話をかけてきて帰ってこいという。電話を無視すると、また怒鳴られるので無視する事もできない。
怒鳴られると恐ろしくて、それで少しでも言葉を返すと、私を壁に押し付けて首を締めてくる事も多々ありました。
青い目で栗色の髪。あの表現力の豊かさに夢中になって、盲目になってしまっていた若かったころの自分。
自分をこんなに傷つける前に、やり直す機会は沢山あったはず。
結婚は、他人同士が一つ屋根の下で生活していくこと。他人同士がうまく暮らしていくには、それ相当の努力が必要です。自分だけすべてを背負い込んではいけない。苦しいときは苦しい、悲しいときは悲しいと訴えなければ相手に伝わらない。
青い目で栗色の髪。何を言っているかなんてほとんどわからないのに、英語で話しかけられるとなぜか特別な気持ちになって
結婚前に奴が言った事は、全部うそだと見抜けず
英語もうまく話せない私はアメリカでのあり得ない甘い夢をみて、彼の言葉に惑わされ
アメリカの果てまでついて来て、奴隷のように扱われ、あげくの果てにはこの有様。
親不孝ものの、大馬鹿野郎。
あの時、何も考えずに飛行機に乗って旅たったあの時に時間を戻せたら、大きな声で怒鳴って、力ずくで止めたい。そして伝えたい。
その男といっしょになっても絶対幸せになれないから、時間の無駄になるから,行っちゃだめだって。後悔するからって。
人の幸せの感じ方はそれぞれ違うし、どの生き方が正しいなんてない。
少しの事でも自分の生き方に幸せを見つけ出せたら、どこの国に住もうが、関係ない。
自分の過去を振り返るたび、辛くなるし目を背けたくなる。
でも過去は変えられない。もう同じ思いはしたくない。
だから今度はもっと自分を大切して、前をしっかりみて歩いていきたい。
Mariko from Aomori
