私が今畑を借りて行っているのは自然農という
耕さない不耕起栽培をしています。今の畑は前の借主さんが5年ほど自然農をしていた畑でしたが、イネ科の草がすごかったところです。まだ10月に借りたばかりで冬野菜の種をおろしたのがおそかったため大根も小さいです。カブは順調に育っています。今の時期は草が枯れ春の草が生え始めるまでは手入れのいらないとても楽な時期です。この時期いつも今年は「いける!」と思うのですが、夏になるとてんてこ舞いになるのが毎年です。草が生えすぎると野菜達は育ちません。かといって全てなくすということではありません。
草だけではなく、土壌環境が整い、生態系が豊かな畑に整えていくという感じです。
草が生えるというのも意味があり、そこにどんな草が生えているか、そこに存在する意味や役割があります。畑に生えてくる草によって性質も違い、対処法も変わってきます。
①背の高い草
アカザ、ススキ、セイタカアワダチソウ、チガヤなどの背の高い草は土をほぐす草であり決して悪い草ではないが、根が深く、アレロパシーが強いものが多く、また日陰を作ってしまうので背の低いうちに抜き取る。
②背の低い草
オオイヌノフグリ、カタバミ、ハコベ、ホトケノザ、オオバコ、ナズナ等
その中でも1年草は根が浅く、地表面を保護し微生物も増やせる好意的な草。ただし、繁茂したり、根が深いものは刈り取る。
③つる性草
カナムグラ、ヤエムグラ、クズ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、ヤブガラシ等
作物に巻き付き、倒してしまったり野菜の生育を阻害するので早めに抜き取るが、伸びてしまったら先端の生長点を切って対処する。ただしミツバチを呼ぶには有効な草なので、畑の周りは無理にぬかない。
④地下茎の草
セイタカアワダチソウ、スギナ、ハマスゲ、ヨモギ、ドクダミ等
地下に逃げていくミネラルを吸収し地上部に押し上げるので有用な草。ただしアレロパシーが強くはけじく繁茂するので刈り取るべきではある。地上部を刈り敷草として利用するとミネラル補給にはとても役立つ。光合成が阻害されればやがて根も弱る。
⑤地を這う草
スベリヒユ、トキワハゼ、コニシキソウ
根が浅いものが多く、作物の生育を阻害しにくいので、グラウンドカバーとしめ残しておく。これも繁茂した場合は整理する。
多様性のある低い草達が10種類以上存在する1年草に覆われた畑を作っていきたい。