『リンダ リンダ リンダ』
(2005年/日本)
監督:山下敦弘
キャスト:ペ・ドゥナ 、前田亜季 、香椎由宇 、関根史織 、三村恭代 、ほか
ブルーハーツが流行っていた頃、私は中学生だった。
映画の主人公達より若かったあの頃から今まで、
一度も興味をもったことがなかったブルーハーツ。
ブルーハーツが流行っていたあの頃に
生まれ、今まさに青春を生きる若い子たちが、
時代だったり、背景だったり、人となりだったり、ジャンルだったりという
雑音に惑わされることなく、
偶然入れたカセットから流れ出すメロディに
訳もないテンションで1つになるシーン。
それがブルーハーツなんだなぁ。。
生まれてはじめて興味をもった。そしてCDを買いに行った。
ストーリーを振り返るとたった4日間の物語。
出逢って、練習して、ケンカして、練習して、告白されて、
練習して、告白して、うたって、そして親友になった。
たった4日間で・・・というストーリーだが、
彼女達が選んだ曲がブルーハーツだったからだと
妙に説得感がある。
出逢った瞬間に友達になる
↓
知ってても知らなくても聞いた瞬間に歌える
↓
リンダ リンダ リンダ
タイトルで「なんでブルーハーツ?」と思う人に是非見てほしいです。
別に何でもないストーリーにブルーハーツというグループが
注ぎ込むエネルギーを是非、感じてみてください。
そして私みたいにかなり遅咲きのファンになってください(笑)
書き込みする前は、
ブルーハーツの話をするつもりじゃなかったんだけどなぁ。
でもそれがこの映画のすべてだからいいのかぁ。
“僕の右手を知りませんか~”
ペ・ドゥナがうたう「僕の右手」最高!