皆様、こんにちは。だんだん春めいてまいりましたが、今日のパリは、少々肌寒く感じました。なので、ファーのストールを首に巻いてお出かけ。

今日は、3ヶ月程前に、パリ市内のバスの車中でナンパされた方の御宅に伺ってきました。

ちょっとびっくりですよね、ナンパの誘いに乗るか???という感じですが。

誘って来たのは、フランス人の50代後半から60代のマダム。
82番のバスで、水曜日に子供達を日本人幼稚園に迎えに行き、その帰りのバスの中でおしゃべりしたマダムと、連絡を取り合っていました。

先日、そのマダム(ドミニクといいます)からメッセージが来て、「娘のいるニューカレドニアから戻ってきたので、是非、我が家でキュイジーヌ・エシャンジュをしましょう」
とのお誘い。

彼女のお宅は、同じヌイイにありますので、ご近所でした。彼女のアパルトマンの美しい鳥かごエレベーターの中にて。

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お宅にお邪魔すると、彼女のニカラグア人の友人、オフェリアも来ていました。
彼女も旦那様はフランス人。
ニカラグアからフランスにお嫁に来た当初は、いろいろ大変だったわーーー!!と彼女の苦労話を沢山ききました。
いろいろと話を聞いて行くうちに、なんと、彼女のご主人と私の夫が同じ会社に勤めていることが判明!

さらに、私の夫がミラノに赴任中、オフェリアのご主人もミラノ赴任中だったそうで、なんとも奇遇!!そのときは、彼女もミラノ家族もミラノにいたらしく、そこでいろんんあイタリア料理を習得したそう。


今日、ドミニクが紹介してくれて一緒にお料理したメニューは、

前菜・ベトラヴ(赤カブ)のミルフォイユ
メイン・ロックフォールのパイ
デザート・洋梨の赤ワイン煮バニラ&シナモン風味の3点。

ドミニクのお宅はマルシェにもスーパーにも、とても近いので便利なところです。

こんな風にオーガニックのベトラヴと、種ブレットとニンニク風味のフロマージュをスーパーで買ってきたそうです。

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こちらは、メインのロックフォールのパイ。ロックフォールに豆乳クリームを加えて、柔らかくクリーム状にします。
それを冷凍パイシートに広げて行きます。
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全部チーズクリームを広げて、上に蓋のようにもう1枚のパイシートをかぶせます。
そしてはじっこをフォークでプチプチと押して閉じて行きます。

パイに模様をナイフで格子柄につけます。
ちなみに、写真には写ってませんが、ドミニク愛用のナイフは、日本製のGLOBALのナイフでした。
彼女は調理用具に非常にこだわっていて、「このナイフが一番良い」と言ってました。このナイフは、息子さんからのプレゼントなんですって。
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ベトラヴを薄切りにして、チーズを塗り重ねてミルフォイユのようにして行きます。
それにロケットを添えて、バルサミコ酢とオレンジを絞ったソースをふりかけます。
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ほんとに簡単。でも、プレゼンテーションが美しいでしょ?
ドミニクが赤ワインを選んでくれました。
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パイは200度のオーブンで20分位焼きます。そうそう、焼く時はパイの表面に豆乳クリームか卵黄を刷毛で塗ってね、とのこと。

良い色に焼けました。
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このパイを切り分けてる人がドミニク。そしてナイフがGLOBALのナイフ。
コの字型の使いやすいオープンキッチンで、カウンターでいただきまーす。
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こちらはデザート。
とても軽くて、甘過ぎず、美味しゅうございました。
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以前、ベルギーに住んでいたドミニクは、その頃出会った日本人女性と、お料理を自宅でつくり、食事に招きあっていたそうです。

パリに戻ってきてからも、またそういったエシャンジュをしたいと思い、バスの中で、私をヘッドハントしたのですって。

ドミニクは、とても素敵なエレガントなマダムで、こういう出会いがもてたこと、本当に嬉しい!!

お友達大歓迎よ、と言っていたので、次回、ニカラグア人のオフェリアの御宅でのランチ、もし参加したい方がいたら、連絡くださいね!!