二人の子どもはときどき固まってしまうことがあります。

 

話せないし、動けない。パソコンがフリーズしたみたいな感じです。

 

度々起こるので原因はなんだろうと思っていました。

 

加藤先生の「双極性障害」を読むと、

しゃべることができなくなり、身体が硬くなってしまう症状は昏迷状態、更にひどい場合、緊張病状態と書かれています。

双極性障害、統合失調症にあるそうです。

また、昏迷状態は躁状態、うつ状態でもあるとか。

 

でもどうしてこんなことが起きるのか不思議でした。

 

しかし、ラマチャンドラン博士の「脳のなかの天使」の説明でそういうことだったのかと思いました。

 

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前部帯状回が損傷されると、本章の冒頭でとりあげたジェイソンに見られる無動無言症という状態が引き起こされる場合がある。そのなかの少数の患者は、何週間かたって回復し「意識は完全にあって、どんなことが起きているのかもわかっていました。先生に聞かれてこともすべて理解していましたが、どうしても返事をしたくない。何もしたくない状態だったのです。」というようなことを言う。つまり、何かをしたいという欲求は、前部帯状回に重度に依拠しているのである。

 

前部帯状回が過活動だと強迫性障害、トゥレット障害があるし、活字中毒とか息子のように絵を描かずにいられない衝動性とかあるみたいです。

脳のバランスって本当に大切ですね。

 

息子も娘も過活動か損傷するまで酷使していて間がないんですね。

神経伝達物質の興奮、抑制のバランスがアンバランスなんです。

 

だから、神経伝達物質のバランスを安定するために薬物療法も必要なこともあると思うけど、薬が効きすぎると情熱までもなくなるから杉山先生の少量処方は凄いなあって思うんだよね。発達障害の本質を理解しているからこんな処方ができるのだと思います。