大隅典子先生のブログにオリヴァー・サックスさんの自伝の紹介の記事があります。
https://nosumi.exblog.jp/27203922/
こちらのブログの書評を読みましたが、とくに印象に残ったのは
https://susumu-akashi.com/2016/03/oliver-sacks/
本を書く喜びは、アンフェタミンの躁状態よりはるかにリアルで満足感をもたらすことを知りました。
サックス博士は一時期、薬物を服用していてアンフェタミンまで飲んでいます。お兄様が統合失調症でサックス博士自身、衝動性があり服用してみたいという好奇心が勝ってしまったのかな?このあたりの様子は「幻覚の脳科学」変容状態に書かれています。
息子は絵を描かずにいられない人ですが
サックス博士は文章を書かずにいられない人だったんですね。
わたしの母が統合失調症で、息子はADHDなので中枢神経刺激剤には興味がありますが、ドーパミンが増えすぎると精神病の心配があり飲ませていません。でも絵を描くことできっと薬を服用するのと同じくらい満足感があるんですね。(ADHDでない人、精神病の遺伝子がある人が中枢神経刺激剤を服用することは統合失調症症状になる可能性があると聞いています)
サックス博士は知識を繋げることが優れていて症状の精神世界の描き方が本当に素晴らしいのです。発達障害があって生きづらさを抱えている人には是非読んでほしいです。