わたしの二人の子供はASDとADHDで、さらに精神疾患があるので理解することが難しくて、自分で良いと思っていたことが不適切であったりすることもあり日常生活において大変でした。

 

どうしたらいいのかわからないときはやはり当事者の本や治療にあたっている精神科医の本が役に立っています。

 

「ぼくには数字が風景に見える」ダニエル・タメット 講談社文庫

「自閉症だったわたしへ」ドナ・ウイリアムズ新潮文庫

「ドナ・ウイリアムズの自閉症の豊かな世界」ドナ・ウイリアムズ 明石書店

「天才と発達障害」岡南 講談社

「ギフテッド」杉山登志郎・岡南・小倉正義 学研

「分裂病の少女の手記」セシェーみすず書房

「脳みそラクラクセラピー」愛甲修子 花風社

「発達障害は治りますか?」神田橋條治 花風社

「神田橋條治 精神科講義」林道彦 ・かしまえりこ編 創元社

「ひきこもりはなぜ治るのか?」斎藤環 中央法規

 

子供の行動で困ったことがあるたびに読み返しています。「ギフテッド」は発達の良い部分を開花させる養育が書かれていてもっと早く読んでおけば良かったなと思います。

神田橋先生の本は誤診とか、診断で迷った時にとても役に立ちました。わたしもネットの発達障害から統合失調症の誤診という情報にかなり振り回されました。カウンセリングに行っただけなのに治療を受けることになってしまい、いいのかなあ?薬を服用しないほうがいいのでは?と思い悩んだ一人です。減薬でその後再び幻聴があり、再服用になりましたが、結局主治医を信頼して治療を続けて良かったです。

 

ドナさんの「自閉症の豊かな世界は」統合失調質人格障害、愛着障害のこどもの接し方が普通とかなり違うことが書かれていて、娘との関係性も良くなりました。娘の場合、距離感が大事で侵入を嫌うので、猫のように接しています。犬のように接したら良くないんです。

 

タメットさんの本は飽きっぽいところや、話し出すと止まらないこと、興味の偏りがあること、イライラしやすいこと、会話の最中に次から次への連想するように頭に浮かぶことなど息子とかなり共通していることがあり、参考になりました。

 

ネットの情報は思い込みで書かれていて、ほとんど参考になっていません。神田橋先生の本にはセカンドオピニオンの笠陽一郎先生のことも書かれています。否定的なことは書かれていませんが自分と違うことについては書かれていて参考になりました。なんでもかんでも誤診というのも当てはまらない人もいるので注意をしたほうがいいと思います。笠先生に誤診と言われて統合失調症の人が減薬した結果再発もあるようです。ネットで判断なんてできるのかなと思います。表情とかの情報がないんですから。病気の人って独特の雰囲気がありますよね。自閉症から統合失調症の誤診もあると思いますが、発達障害があって、統合失調症などの精神疾患もあるように感じました。双極性障害は発達障害が多いようです。

 

 

 

ネットの情報に振り回されましたが本を読んでいたので、症状を悪化させることもなく治療がうまくいって良かったです。