「誤って立ち入ってしまった」の真偽はともかく、まあ中国も同じ気持ちなんだな~ということは理解できるかも。


でも、こっちがヤられてみるとわかる。歴史がどうとか、レアアースがどうとか、コトの真偽とかを超えて、「感情」の話になっちゃう。



だがしかし、感情の問題になるから、政治的に利用されがちな領土問題。

例えば、今回、日本で一番損したのはだれか?それはやっぱり、

不審船がこれからも増えるし、基地問題でアメリカに借りを作ってしまった沖縄の住民。

となると思う。


中国だって一枚岩では決してなく、あの船長が変だったか、あるいは、北京上層部側、もしくは北京の足を引っ張る上海側の軍閥出身だったかかは永遠の謎・・・。その辺もちょっと取調べで聞けたらよかったのかもね。



菅直人首相は26日、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で中国側が日本に謝罪と賠償を求めていることについて、「尖閣諸島はわが国固有の領土だ。謝罪、賠償は考えられない。全く応じられない」と述べ、拒否する意向を示した。視察先の東京都青梅市内で記者団の質問に答えた。



首相は、今後の日中関係について「戦略的互恵関係を深めるという点は、中国側も姿勢を変えないと言っている」と指摘した上で、「大局的観点に立って行動することが大事だ」として、日中双方が冷静に対応すべきだとの考えを強調。検察当局が中国人船長の釈放を決めたことに関しては「検察庁が法に基づいて対応したものだ。国内法に基づき粛々と判断したと承知している」と、改めて説明した。



まず、罪状に「領海侵犯及び」が入っているか?



「公務執行妨害」だけだったら証拠のビデオの開示が必要。

だから中国が行動を起こした時点で証拠のビデオの複写を見せるべきだったのかもしれない。


なんだか疑問が残る・・・。

① なぜビデオを開示しない?

② 日中関係に戦略的互恵関係が確立しているのか?

今更ビデオを見せても中共は納得しないだろうが、国民や関連各国は見てどのように判断するか?


今回の事件で思うのは、国家の欠如と危機管理体制の欠如。
大丈夫かしら。

民主党の代表選挙が終了しました。結果は皆さんがご存知の通り、管首相の勝利でした。

当初は管総理は不利かなと私は思ってましたが、終盤の報道で国会議員でさえ小沢陣営に肉薄しているという状況を知り、管首相の勝利は半ば確信してました。ただ、これほど大差がつくとは思ってませんでした。


これはあくまで結果論ですが、今回の選挙は色んな面で小沢氏には不利だったかなと思います。


まず管氏が総理になってからの期間の短さがあります。今回これで小沢氏が選挙に勝ち、首相がまた変わるって一体どうなんだろう?幾らなんでも、首相が変わりすぎではないかと。これは管氏に追い風でした。


二点目は小沢氏が出馬に至った背景です。今回の選挙が、仮に管氏が民主党の政権奪取以降ずっと総理をやっていて、今回の代表選に臨むというのなら、まだ話はわかります。

ところが、つい3ヶ月前に民主党凋落の原因で退陣した小沢・鳩山ペアが、後任を託したはずの管総理を引き摺り下ろそうという訳です。普通に考えると、なかなか納得しづらい話・・・。


三番目に「政治とカネ」の問題があります。小沢氏に対する国民目線の厳しいです。「いままでろくに説明責任を果たしてこなかった人間が首相になるのは、どうなんだろう?」と思います!


今回の代表選挙の結果、当の民主党議員の思いは様々でしょうが、長い目でみればプラスかなぁと。正確には、よりマイナスが少ない結果だったろうと思います。

もし小沢氏が総理に選ばれていたら、一時的に景気は回復するものの、支持率低迷で内閣そのものも長く持たなかったばかりか、民主党そのものの支持率も大きく低下させたろうと思われるからです。


とはいえ、重要なのは、これから。管総理には、有限実行な政治をしてほしいです。