先週末、金曜日の会社帰りに近所のカフェに行くと、バスケットにリンゴ
を入れたお客さんとおぼしき人たちが続々とレジにやってきていました。
よーく探せば、手に届くところにも、あった、あった。
『奇跡のリンゴ』の本で、リンゴを無農薬で作ることはほぼ不可能と言われている、ということを知りました。今、私たちが食べているリンゴのほとんどが品種改良や農薬のおかげで実ったもので、リンゴの原種というのはとても小さいものだそう。フィンランドの野生のリンゴは、とっても小さく、もちろん農薬は使っていないし、きっと原種に近いんじゃないかな?種が多いので、皮をむいたら食べるところがほとんどないくらいなのですが
収穫したリンゴはお店に渡して、失敬したリンゴをかじりながら家路に着きました。
![りんご](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/231.png)
レジには「庭のリンゴをとるのを手伝ってください。お礼にコーヒーやケーキをサービスします
」と書かれているではありませんか。
![コーヒー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/224.png)
フィンランドのこういうゆる〜い感じ、好きだなぁ。リンゴ狩り、お手伝いしようじゃないの![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
コーヒーもケーキも食べた後だったし、このカフェ、なんと夏のみの営業なので今年もあと2日で閉店。2日とも用事が入っているから、今年はこれが最後の利用のつもりでやってきた私たち。だから無料コーヒーやケーキは望めないものの、こんな経験なかなかできないじゃないの、とカフェのお姉さんからカゴを借りて、裏にある庭に繰り出しました。
低いところのリンゴはとり尽くされていて、赤いリンゴは木の上の方ばかり。
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
翌日土曜日は、郊外までブルーベリーとラズベリー狩りへ。7月に露地物のイチゴを採りに行ったばかりなのに、8月にはもうブルーベリー狩りとは、フィンランドの夏は本当に短いのです。
今年は雨が少なかったためにブルーベリーもラズベリーも不作だそう。
毎年のようにラズベリーを採りに来ていたところには、全くラズベリーはなし![宇宙人くん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/204.png)
![宇宙人くん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/204.png)
2人で1時間近く採っても、たった1リットルだけ(このタッパーの容量は2リットル)。ひとつだけ赤いのはリンゴンベリー。リンゴンベリーもあまりなかった。。。
こんな風に自分が食べるものを自らの手で採るしあわせ
そして自然の中で過ごせる時間の豊かさ。ベリーの収穫はあまり芳しくなかったけれど、フィンランドの森の豊かさや、森の中の新鮮な空気に感謝したのでした。
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)