フィンランド人のアイスクリームの消費量が、調べによっては世界で一番ということを以前書きました。夏が短いこの国で、アイスクリーム屋さんが営業する期間はものすごく短い。それでも消費量が高いのは、夏の間にたくさん消費しているのだと気づいたのは、ごく最近のこと。

冬でもコンビニ(R-Kioski)でアイスクリームを買って食べているフィンランド人はいるけれど、アイスクリーム屋さんさえ閉まってしまう寒い時期にそこまでしてアイスを食べる人は多くはない。

そういえば昔、フィンランド語の先生が、「マイナス25度の日にR-Kioskiでアイスを買って、トラムの中で食べていたら、日本人観光客に写真を撮られたの!」と言っていたっけ爆笑

それはともかく。今年はやたらアイスクリーム屋さんが目につく。というのも、2歳児の息子、小熊はアイスクリームが大好き。看板を見かけてしまったら買わずに去ることは不可能なのです。いや、道にひっくり返って大暴れするのを見届ける忍耐力が私にあれば可能なのかもしれない。しかし、私にそんな忍耐力はなく、そもそもフィンランド人の子どもたちは不思議なくらいにみんなお行儀が良いので、子どもが道にひっくり返るなんて不始末をしでかす前になんとか手を打ちたいというのが本音。

さてさて、アイスクリーム屋さんは至るところにある。今まで住んでいて気づかなかっただけなのか。引っ越しに伴い、色々と必要になっているのですが、近くのショッピングモールの入り口中央にはアイスクリーム屋さんがあり、避けられない。ショッピングモールは泣く泣くあきらめ、ドイツ系DIYショップのBauhausに行くと、なぜか入り口の手前にアイスクリーム屋さんがガーン コワモテの作業着を着た男性たちが買い物ついでにアイスクリームを食べている。


なんでこんなところに出店するのー?もちろん、小熊は大喜び。これじゃ他の用も足せるショッピングモールに行けば良かったよ宇宙人くん

一つ€3,50(430円くらい?)のアイスクリームを毎日買っていたら、1ヶ月で€100(1万2,000円以上)は簡単に使ってしまうことがわかったのだ!これでは、大変もやもや

今回のアパートを選ぶ際、2つ候補があったのですが、今のアパートの方がキッチンの使い勝手が良いことを理由に決めたのです。が、もう一つの候補より月に€90ほどお家賃が高いコインたち 予算オーバーの今のアパートが気に入って、1日にして約€3ほど節約すれば良いのか、と、細かい(?)計算をして契約書にサインをしたを私。本当に払えるのかと不安になりながら、まぁなんとか頑張ろうと決意したのに、アイスクリーム屋さんに出くわすと、節約どころか€3,50の出費だよ!私だってアイスクリームは大好きだけれど、2人で食べてしまえば€7,00(850円くらい?)の出費になる。使い勝手の良いキッチンを選んだのだから、自分の分は控えることにするえーん

ヘルシンキ中央駅の前にもアイスクリーム屋さん出現。ものほしげに見つめる息子。この日はすでに別のところで食べていたので、もう買わないよと説得。


先日など、来月から復帰する職場に行く用事があって子どもと一緒に立ち寄ったら(職場に子ども連れて現れる人ってすごーく苦手だったのに。主人不在、ベビーシッターさんもいない今、自分が苦手だったことをしているバイキンくん)。会社が入っているオフィスビルの一階の受付脇にもアイスクリームを販売する冷凍庫がガーン 冷凍庫の脇にビルの出入り口があるのに、あえて不便な通用門から出ようとする私に、仲良しの受付のギリシャ大好きおばちゃんは「なんであっちから出ないの?」と。日本語、英語、ギリシャ語では「アイスクリーム」という単語を理解してしまう小熊の前でその単語は使えず、フィンランド語にスイッチ。「Jätski(フィンランド語のスラングでアイスクリームのこと)があるからね。子どもが見ちゃうと大変なの。」

家計のことも理由だけれど。うちの子は偏食で、米、味噌汁、豆腐、大根の煮物しか食べない日本 もう少し色々なもの食べるならおやつもありだけれど、偏食な上に少食ときているから、フィンランドの大きなアイスクリームでお腹がいっぱいになっては困るのだ!あぁ、サイズも値段も半額にしてくれたらいいのに。。


そんな風に苦労してアイスクリーム屋さんを回避してアパートにたどり着くと。アパートの目の前にアイスクリーム屋さんのトラックが販売のために止まっているでないのー!!


 避けることはできないのか?せめてもの救いはアイスクリーム屋さんは夏が終わると共に閉店すること。アイスクリーム屋さんが営業しているのは4ヶ月くらいだから、子どものアイスクリーム代はひと夏で5万円くらいかもやもや

アイスクリーム代を稼ぐために、母ちゃん、頑張って働くよおばけくん

↓昔こんな記事を書いていました。