氷点下20度になった昨日のヘルシンキ。
こんな中、アパート探しに。
1. 物件探しのサイトで物件を見て、気に入った部屋を見つける。
2. その物件を扱っている不動産屋さんのサイトに登録。名前や家族構成のほか、収入なども入力します。
3. 不動産屋さんから連絡がくる。所得が低い人向けの物件だったりすると、入居者の収入に上限があったりします。
4. 物件を見せてもらう日を取り付ける。物件を見せてくれるのは不動産屋さんの下請け会社の場合もあり。
5. 物件が気に入ったら不動産屋さんに連絡。
6. 契約書を送ってもらい、サインして契約成立。
フィンランドの銀行口座を持っていて、インターネットバンキングがあれば、契約書がネットバンクを通じて送られてくるのは、さすがフィンランド。
しかしね。この前まで一時帰国で都内にいた私たちがこんな景色の中にいるのは、、、ギャップありすぎるなぁ。
この1週間、家賃の値上がり具合に驚きながらも物件を探し、見に行き、不動産屋さんと連絡を取り合い、一喜一憂し…を繰り返し、ようやく契約を結べそう。
即入居できると書かれていた部屋を見に行ったら、内装のやり直しで全く住める状態でなかったり…
気に入っても家賃が予算オーバーで、もともと贅沢をしない私がこれ以上何を削って家賃を払えるのかシミュレーションしてみたり…。
そもそもはフィンランドで賃貸でなく購入を検討していた私。昨年銀行をいくつか回り、これは相当がんばらないとマイホームは無理だ、いや、頑張っても無理かも、と今さら気づいたのです。賃貸にお金を使い果たしたら、マイホームの夢はさらに遠くなる…と夢をとるか現実をとるかで散々悩み。主人の収入がフィンランドの銀行口座に入らないと、ローン契約ができないのですが、口座維持手数料が高くてバカバカしいといつのまにか解約していたため、買いたくても書類上は収入が高くはない私1人でのローン契約になる。。
北欧はインテリアや照明、家具のデザインで知られているけれど、それは長い長い冬を少しでも明るい気分で過ごすための知恵からきたもの。住環境に妥協はできない、というのが北欧に住んで体得したこと。
始めの1ヶ月こそ、小さな城を持つ喜び(といっても賃貸…)に浸っていたものの、せますぎて次第に帰宅したくなくなり、帰宅する代わりにスターバックスで長いこと過ごすようになって。これじゃ、コーヒー代分広い部屋に住めたよ、と気づいたのです。それ以来、他は差し置いても、住居にはお金をかけるべし、と思うようになりました。
さて、ようやく贅沢をしない生活を覚悟したのに、契約が難航。パルマに戻る飛行機のチケットは破棄して、フィンランド滞在を延期して契約を取り付けるか、目下悩み中。
こんなことも、全て軌道に乗れば思い出になるのでしょうけれど。
物件探しの帰り道、第一希望の保育園の園長先生にご挨拶に行くものの、今の時点では空きが出る予定なしとのこと。フィンランドの法律で、第一希望の園に空きが出るまでは、周辺にあるどこかの保育園で預かってもらえることにはなっているものの。フィンランド語になるよね…。
すでに家でギリシャ語、日本語、英語を話しているのに、フィンランド語まで混ざって大丈夫なのかな。第一希望の園に空きが出るといいなぁ。
色々考えながら、今日も過ぎていきます。