2歳3ヶ月になる息子・小熊。いわゆるイヤイヤ期と言われる年齢です。
が、初めてイヤだと主張した時に発した言葉は”NO”
が、初めてイヤだと主張した時に発した言葉は”NO”
これにはかなりびっくりしました。私は普段子どもには100%日本語で話しかけているのです。主人や友人たちとは英語ですが、子どもにはまず日本語で言ってから、状況に応じて(友だちの子どもとおもちゃの取り合いになった時など)英語を追加します。が、英語で話しかけることはまずありません。
これは…私が主人にダメ出しをしてばかりだから学んでしまった言葉なのか それ以外に理由は考えられず、ちょっと落ち込む。
でも普段は日本語でイヤとは言わず、ギリシャ語でοχι(オヒ=Noの意味)。なので、我が家はイヤイヤ期ならずオヒオヒ期。食事、遊び、着替えなど、オヒオヒ、オヒオヒ言っています。
日本語だと、「ダメ」「イヤ」と状況によって言葉が違いますが、英語やスペイン語だとどちらもNO、ギリシャ語だとどちらもοχιというのが、子どもにもわかりやすいのかな。
が、これまたどこで覚えたのか、一度日本語で「イヤ」と言ったことがあり、その時の私の気持ちと言ったら。こんなに手間暇かけて作ったご飯をイヤとはどういうこと?と、かなり腹が立ちました。やっぱり母国語って自分の心にダイレクトに響いてくる。オヒオヒだとここまでムカつかないのに
もう一つ息子がよく言う言葉に、ギリシャ語のπονά(ポナ=痛い)があります。痛い、痛いと言っては主人のところに行き、患部にキスしてもらうのを楽しんでいるのです。頭をぶつけて本当に痛いこともあれば、ただかまってほしいために自ら床を手で叩いて痛めては、ポナー、ポナーという、本当に痛いのではなく単なる遊び なので、普段はポナーと言われても本気にせずに笑っている私なのですが。
ある時「痛い!」と日本語で言われた時はドキッとして「どこが痛いの?どうしちゃった?大丈夫?」と矢継ぎ早に質問している私がいるではありませんか。それがいつものポナーの遊びの日本語版だったとは思いもせずに。いや、何語で言われても一応子どもの様子は確認するようにしなくてはね、と自分につっこみながらも、やっぱり母国語って、響き方が全く違うなぁとこの時も実感したのでした。
(表紙の画像はお借りしています)
いつもは本に集中する小熊が、本を読んでいる私の顔を見てゲラゲラ笑うではありませんか!
かなーり昔にイギリスの幼稚園や小学校で先生のお手伝いをしていた私は、英語の絵本をイギリス人の子どもに読み聞かせていたこともあり、そんなに抵抗がなかったのですが。
ねぇねぇ、そんなに私の英語は可笑しいの?どこがヘン?いつか教えて。いや、知るのがこわいから、やっぱり教えてくれなくていいわ。でもどうしてそんなに笑うの??子どもにも私の英語は母国語でないことはわかっちゃうんだね。
などと思いながら、日本語の本を引っ張り出してくる私なのでした。