おとといの夜、無事ロドス島に着きました。朝にマヨルカ島からバルセロナへ出発し、バルセロナからアテネ、アテネからロドス島へと三本の乗り継ぎを終えてロドスに到着した時にはすっかり夜でした。

途中のアテネの空港では義理の母、義理の母のお手伝いさん、お手伝いさんのご主人と合流。義理の母は酸素吸入が必要で酸素ボンベを携行しての車イスでの移動、私たちは赤ちゃん連れと、なんだか大がかりな集団になりました。

マヨルカ島の空港には幼児用の小さな遊び場があり、息子をそこで遊ばせようとしましたが、柵がないため通路に出てきてしまい、飛行機に乗る頃には足も手も真っ黒に汚れていました。

バルセロナの空港にも幼児用の遊び場があるものの、ゴミがたくさん落ちていて汚い…私はこういったことにはあまり神経質な方ではありませんが、それでも息子を遊ばせるのを躊躇してしまうほどでした。

そんなわけで、ほとんど抱っこ紐で抱っこ、もしくは手をとって搭乗ゲート近くで歩かせるしかなく、出発直前に右足に怪我をしてしまったこともあり、足腰が疲れてきました。ようやく着いたアテネの空港では…幼児用の遊び場はなし!

アテネの空港は、アテネオリンピックのために作られた比較的新しくてきれいな空港です。楽しいお店が充実していて好きな空港のひとつ、いつも早めに到着してお買い物するのを楽しみにしていた場所ですが、赤ちゃん連れだと好きな基準も変わります。

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子ども用の遊び場はチェックインカウンター近くにはあるとの案内でしたが、乗り継ぎできている私たちがチェックインカウンターに行くとなると、一回出発ゲートを出て再度保安検査を受けなくてはならなくなるので、面倒すぎ…。仕方なく、空港内をはいはいさせたりしましたが、またまた手足は真っ黒。しかも主人は初めて飛行機に乗るので勝手が全くわからないというお手伝いさん夫婦を手伝いに行っていて、私は手荷物から離れられず。

そこへ空港スタッフが2名やってきました。「赤ちゃん連れの方に、アテネの空港を改善するためにインタビューさせてもらっているんです。インタビューをつなげてビデオにして、提案を上層部に投げかける予定なのですが、協力していただけないでしょうか?」と。ギリシャの空港は経済危機に伴い、ドイツの空港運営会社に買い取られました。経営が変わって、何をすべきかを考えているのかもしれません。ぜひ意見を言わせてほしいです、とインタビューに協力、その様子が携帯のビデオを使って撮影されました。ヘルシンキの空港の遊び場がガラス張りの広々とした部屋になっていて清潔なこと、また成田空港のように授乳室などを設けてほしいことを話しました。

アテネは坂の多い街、そして古代ギリシャのものが発掘されると歴史的保存物を守るために工事を中断しなくてはいけないために(そしてギリシャはどこを掘っても古代のものが何かしら発掘されてしまうので)なかなか道幅を広くするなどの工事ができない街です。そのため道幅がせまいところが多く、赤ちゃん連れにはあまりお勧めできません。それでも空港が改善されたら、少しは赤ちゃんや小さい子どもを連れての旅行がしやすくなるだろうなぁ。

声をかけてくれたスタッフに、改善されるのを楽しみにしていますね、と言って、ロドス島への飛行機に乗ったのでした。