フィンランドでの夏休み

9日間のフィンランドでの夏休みから、ようやく帰ってきました。フィンランドに住んでいた時によく遊びに行っていたLohjaというところにあるLakeside cafeへ。歩ける距離に宿泊施設もあるので、湖のほとりでのんびりの生活を4泊ほどしました。

はじめてフィンランドに行ったときは、フィンランド人やヨーロッパの人たちの言う「何もしないでのんびりするのが休暇だよ」の意味がわからず、実践もできませんでした。フィンランド人はたいてい夏至から1ヶ月休みを取るのですが、「1週間目は仕事のことを忘れる、2週間目はようやく休みを楽しみはじめて、最終週は仕事のことを思い出してくるのに必要」と言うのをよく聞きました。私たちの9日間の休みは、比較できないほど短いけれど、森と湖に囲まれて、ゆったり、のんびりと過ごしました。

宿泊していた場所で、摘んだベリーとヨーグルトでゆっくり朝食をとり…

宿泊先を背にして湖へ。

高い高い白樺の木や、それよりさらに高い空を眺めながらお散歩。

すぐに湖が見えてきます。これぞフィンランドの美しさ！

カフェの空く時間まで、近くの森や歩道でベリー摘み。

森でベリー摘みというと素敵な響きですが、実際は蚊との格闘でもあります。新鮮な空気の中で寝てくれた赤ちゃん、ベビーカーにはしっかり蚊よけの網をかけました。←ベビーカーの付属品。

天気が良くない今年は、まだブルーベリーやリンゴンベリーには実がついていなく、ラズベリーやviinimarja(直訳するとワインベリー)のみの収穫になりました。翌日の朝ごはんの準備、完了！

湖のそばのカフェは、自然の中に無造作にテーブルやイスが置いてあるので、お気に入りの場所を見つけて座り…

コーヒーを飲みながら絵を描いたり…

子どもをトランポリン(フィンランドの家庭や別荘にはたいていある)や、草むらで遊ばせたり…

夜ご飯はカフェ特製ハンバーガーを注文。

…の繰り返しの日々でした。これぞフィンランド、的なのんびりの夏休みは、これまでの夏とは少し違って、本当にぜいたくな時間の使い方でした。

マヨルカ島の暑さに疲れ切った身体は、フィンランドの湖から吹く天然クーラーともいうべき風でゆっくり休めることができました。

休み中に誕生日を迎えた息子と私のお祝いも、ひっそりと森の中で。その様子は、また書きたいと思います。