今日、日本人の友だちと話していて気づいたことー私、自分の子どもの血液型を知らない!もう少しで1歳になるのに。

出生時の体重が3,000g以下だった息子は、生まれたフィンランドで低体重児とされ、さらに出生時の体重の10%以上減ったことから、5日間入院していました。フィンランドでは普通分娩で特別なことがなければ2日で退院させてもらえるので、普通分娩だった中で5日の入院はかなり長い方でした。


その間、何をされていたかといえば8時間おきの血液検査でした。血液検査をこんなにしょっちゅうするのだから、血液型もわかるのかと思い、看護師さんに聞いてみると、「血液型?わからないわねぇ。何かに必要なの?」と。「日本人のパスポートには血液型を記載することが必須なんです。」と言ってみたところ(ウソはいけませんね)、「私のシフトはもう終わるから、次の担当者に引き継いでおきますね。」と言われたものの…もちろん引き継がれていなかった!フィンランドらしい。
その後も何度かお願いしてみましたが、たいして重要でないと思われたらしく、結局血液型を知らないまま退院しました。そして私も血液型についてはすっかり忘れていました。

ヨーロッパでは血液型はあまり重要視されていなく、ギリシャ人の主人は「兵役に行くときに検査されるまで自分の血液型は知らなかった」と。ギリシャと同じく徴兵制のあるフィンランドでも、兵役に行くまで自分の血液型を知らなかったという人が多くいます。両国とも、兵役は男性のみ義務になっていますが、とすると女性は自分の血液型を知らない人がたくさんいるのかな?

いまは日本とギリシャの国籍をもつ息子。日本では二重国籍を認めないため、いつかどちらかを選ばなくてはなりません。

ギリシャを選んだら、兵役に行かなくてはならないから、その時検査でわかるかな?…それまでわからないのか⁈

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