ODフィルムはOrally Disintegrating Filmの頭文字からとったもので、経口フィルム、口腔内フィルム、口腔溶解フィルム、口腔内崩壊フィルムなどと呼ばれています。



薄いフィルム状にできており、水なしで舌に載せると自然に溶けて摂取されます。フィルムの主成分は口腔粘膜を通して体内に素早く吸収するので効能の表れが速くなります。
錠剤や粉末など既存の製剤を摂取するのが困難な高齢者、子供から最近ではペットなどにも簡単に摂取できるメリットがあり、近年は世界的に研究されている未来志向の新概念製剤です。
ODフィルムは次のような特長で注目されています。

・水なし服用
・便利な携帯
・のどに引っかかる心配なし
・速い溶解で効能が速い





ODフィルムの技術的な原理は?

口腔粘膜は舌と口内における粘膜のことです。粘膜には毛細血管があり、口腔粘膜を通して吸収される成分は胃を通さず、体内への吸収可能なため、医薬品などの迅速な投与経路として注目されています。



口腔粘膜を通る吸収経路は主要成分を血流に伝達し、体内吸収過程を加速することができます。

ODフィルム製法は未来型の製剤として注目され、世界の多くの製薬会社と研究機関が活発に開発を進めています。
<ODフィルム製剤のワクチン開発適用に関する研究事例>



ODフィルムの優れたバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)
口腔粘膜からの吸収可能で、消化酵素による影響が少なく、少量でも高いバイオアベイラビリティが期待できます。



錠剤対ODフィルムの投薬後排出までの血中薬物吸収率2.04倍(204.08%)以上増加した生体利用率確認(勃起不全制)
錠剤に対するODフィルムの投与後の排出までの血中薬物吸収率2.25倍(225%)以上増加した生体利用率確認(勃起不全制)
ODフィルムコラーゲンの臨床試験結果がSCI論文に登載されました。
国際皮膚科学会誌(International Journal of Dermatology):2021年6月9日登録、SCI 2.067(2019年基準)

コラーゲンの口腔粘膜毛細血管による高い吸収効果の同定(Int J Dermatol. 2021 Jun 9.)。ODフィルムコラーゲンフィルムが皮膚の老化に与える影響を調べるために、12週間毎日コラーゲンを含む口腔溶解フィルムを2枚ずつ摂取する臨床試験を実施しました。
肌のしわ、肌の弾力、肌の緻密性など5つの肌改善の効能を評価するために、22人の40代~50代の女性を対象に研究を行った結果、
5つの皮膚改善臨床指標を測定し、ex vivo口腔粘膜モデルを用いてコラーゲンフィルムと従来の錠剤との吸収率を比較し、フィルム製剤の高い吸収率を確認できました。



<ブル色:細胞核/緑:Collagen 1タンパク質>
*出典:グローバル医薬研究センター実験結果

ODフィルムは体内吸収率が高い!



薬品の体内への吸収率を測る目的として自社製のコラーゲン錠剤とコラーゲンODフィルムを比較検査しました。下記はその結果です。

人体適用実験結果概要

<実験概要>
・1日1回寝る前に両ボール粘膜2枚付
・12週、満40~55歳22人女性
・既存の自社コラーゲン精製コントラスト

<実験結果>
・目のしわ深さ:使用前に比べ20.5%減少
・目のしわ数:使用前に比べ26.7%減少
・肌の表面弾力性:使用前に比べ13.7%増加
・肌の弾性復元力:使用前に比べ8.3%増加
・肌の高密度:使用前に比べ9.1%増加

※本調査は自社の対象製品を対象とした研究結果であり、本研究結果は自社の他製品および他社の製品には適用されません。

ODフィルムは簡便に摂取できる!

高齢者、子供、嚥下障害(のみ込みの障害)のある人、ペットはピルやポーションが容易に服用できないことがあります。
フィルムタイプの製品は、そのような対象者に簡単かつ迅速に摂取でき、正確な用量で服用することができます。



ドクターフィルフィルム型製品は舌に溶かして摂取するフィルム製剤であるため、既存製剤の摂取が困難な方も迅速かつ正確容量で不便なく使用可能です。



ODフィルムは携帯と保管が簡便です。