試験は午後から。
その為、同じ日の午前中に1時間だけ高級な練習をすることにした。
前回までの話
実技試験で走るコース表を免許センターでもらい、隣の怪しい教習所から教官を呼び、いざ免許センター内のコースで練習。
私とイーサも乗り込み、練習を見学。
教官がまずは見本と走り出してすぐ、あぁこりゃやっべ〜な〜〜、って私もすぐに分かった。
まるでロボットみたいに説明をする教官。
手順としてはこう。
①まずは車に乗り込む前に車の下や前方などをチェックした後に乗る。乗り込んだら、ミラーチェックなど、ミラーを触るだけでもいいから、全てチェックしてエンジンON。
②まずは合図(ウィンカー)出して、振り向き確認(チェック)をしてから本線へ。ゆっくり20キロ位で走ってるのに3速、4速まで無理やりギアを入れる。
③前方の障害物(車)を避ける時は、まず合図を出し、ミラーと左右チェックしてから避けること。チェックと同時に避けようとすると減点。あくまで後方合図→チェック→行動、の順番。避けたら、同じようにウィンカーを出してチェックしてから元の車線に戻る。
④S字やクランクは、そのコーナーに入る前に後ろからバイクなどが割り込めないように限りなく寄せる。そして、しっかり巻き込み確認して曲がる。
⑤線路の手前では一時停止。その時に窓を開けて音を聞く。窓が既に開いていたら、アピールの為に窓に手をかけるだけでもいい。左右確認してから坂道発進。
⑥交差点など、曲がる時は大袈裟な位に首を回して巻き込み確認をアピール。
⑦止まれの看板があるところでは必ず一時停止。徐行ではダメ!しっかり止まって、ギアを戻すこと。
⑧最後の直線では50キロまで加速して、ポンピングブレーキで3回に分けて踏んで減速。ブレーキを踏んでからクラッチへ。
⑨発着所に戻り、正確に駐車。エンジンを止めて、外に出るが、その時も後ろを確認しながら出る。ドアを開ける時もまず10センチ開けて止めて、それからゆっくり開ける。閉める時も、手前10センチで止めて、安全に閉める。
と、いうような。
簡単に書いてもザッとこんな感じ。
この合図→チェック→行動の一連の動作が細か過ぎる故に、スピードを出しては確実に間に合わない。
よって狭いコースを正確にチェックしながら走る為には20〜30キロという超低速で、しっかりギアチェンジしながら走らなければいけない。まさにエンストギリギリ状態。
この細か過ぎる動作の練習、ストレスが溜まり過ぎて1時間すら耐えられずタバコ休憩する旦那。
ロボットのように説明する教官。
可笑しくて笑ってしまった。
さて、その後の試験。
どうだったかというと、不合格…でした。
理由は、減点もさることながら、
停止線をはみ出して停車してしまったらしい。
オーバーラインは1発アウト。
練習中も何度もはみ出していたが、逆に停止線より2メートル手前までならOKだから、そんなギリギリまで行かなくていいのに…。
教習車って、長くてデカイのよね。
また、『止まれ』の赤看板のある交差点を一時停止しなかったらしい。
限りなく減速したらしいが、大事なことはしっかり止まること。減速しても止まらなければ1発アウト。
という、重大なミスにより不合格。
その他、寄せが甘いとか、確認が甘いとか、スピードが出過ぎている、とか細かい駄目出しはあったけど、ぶっちゃけしっかり止まる所を止まってさえいれば、まぁ及第点だったのではという感じでした。
外国の免許切り替えは、1度目の細かいミスはある程度見逃すから甘いんだ、って試験官は言ってましたが、この細か過ぎる動作チェックの時点で外国人にとってはカルチャーショックでしょう…。
旦那、ストレス溜まり過ぎておかしくなりながら帰ってきましたよ。
『あンムナコィンムジャポンラルヤ〜〜へ〜〜ルシェイおるどぅるめっきイスティよ〜〜んダ…ぁあ〜〜‼︎』
ナドナド暴言を叫ぶ旦那。
(酷い台詞なので訳する意味なし)
私『次の試験では止まれ、チェックと口に出してやればいいんじゃないの?』
『タマムだ、デカイ声で止まる、チェック、全〜〜部言いながら走ってやる!』
と、めちゃ投げやりに。
全て口に出しながら走ったら、またそれはそれで注意されそうな気もしないではないが…。
暴言を吐きまくる旦那を見ながら、私としては丁寧にゆっくり運転する旦那が可笑しくて仕方なかった。
日本は見通しが悪い道が多いのに歩行者優先で、アチコチから人や自転車が飛び出してくるから、気を引き締める意味では多少ここで洗礼を受けるのは良いことだと思う。
まぁ、また次回どんな走りを見せてくれるのか…。
もう高級な練習は無理やけど、次回丁寧にゆっくり走ってくれることを願う。
ということで、またまた来週
仕事の休みを取って行ってきます!
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