今年になって、トルコの観光業界で働くトルコ人友達もずいぶんと外国に出国しているのをFacebookなどで見かける日々。
トルコ情勢があぁだから、外国人の恋人がいるトルコ人はラッキーかのごとくトルコを後にして恋人の国へ向かっている。
ある人は日本、
ある人は台湾、
ある人は韓国、
ある人はアルゼンチン、
ある人はアメリカへ…
もともと世界中から観光客が訪れていたトルコの観光地で生きてきた方々は世界中の人脈もまた広し…。
私が知っているだけでも実に多くのトルコ人男性がトルコ国外へ旅立っていきました。
(逆のパターン、トルコ人女性が外国人と恋愛している話は聞いたことないので分かりませんが…)
ドイツをはじめとするヨーロッパに知り合いや親族がいる家庭は、それはそれで職を求めて外国に行ってそうな感じもあります。
やっぱり仕事がないと、いくら愛する故郷とはいえ耐えられない…と。
そして去年から今年にかけて、情勢が悪くなればなるほど、結婚や婚約したカップルもまた多い印象。
トルコ人女性の友達のかなり多くが仕事に見切りをつけ、結婚し嫁いでいきました。
また外国人の彼女がいるトルコ人男性は、今や愛の逃避行…ではなく、海外で仕事をする事を理由にトルコ側の家族公認で外国へ。
結婚すれば職種制限なしの配偶者ビザが得られるのは正直大きな特権。
結婚ってやっぱりタイミングが大きいですね。
何か結婚に向かわせる原動力って、ピンチがあってこそ一気に事が進む印象。
実は私たちも、ある意味ピンチがあったおかげで結婚出来た気もします。
私たちは出会ってわずか半年で結婚。
しかも多くの時間はトルコー日本の遠距離恋愛。
その時に思ったことは、
結婚相手に相応しいかどうかを見極める為に、長い時間かける必要はないんじゃないかということ。
むしろ長い時間かかってしまうのは、お互いに結婚しなくてもいい理由や言い訳、居場所があるから決め手に欠けてしまうのではないかと。
事実、何年も付き合ってた人と結婚せずに別れてしまった過去は私にもあるけど、確かに決め手に欠けていた…。
例えば、
結婚しなくても同棲でいい、とか。
結婚しなくても、一緒にいられるし。
別れることも簡単…。
そういう状況では、結婚に向かう原動力は起きなかったのも事実。
それが、外国人の彼氏だったら、
結婚しなければ何も出来ない。
仮にノービザ期間の3ヶ月はお試し同棲出来たとしても、仕事は出来ない。
それならぶっちゃけ何の為のお試しなのか。
人格?性格を見極める為?
そんな大それた判断をするほど自分は偉いのかと…⁇
少なくとも覚悟を決めて彼は来る。
決断とは覚悟をすることで、
長引かせるほど揺らぐもの。
そう考えたら、
答えは最初から決まっていた。
そうして私たちも、
彼が来日して2週間後には入籍。
お試し同棲はむしろ2週間で十分でした。
結婚がゴールではなく、
結婚して初めて道が開かれる国際結婚だから。
結婚しなければ仕事どころか、
長期にわたって住むことすら許されないのが外国人。
結婚してもしなくても変わらない、
いつでも会えて
いつでも結婚出来る、
そんな環境では逆に結婚は難しいのかもしれない。
恋愛から始まる結婚は
よくゴールインと呼ばれるけど、
いやいや、
結婚しなきゃ始まらない物語もあるんですな。
『今はトルコ情勢も微妙だし、情勢が良くなったら考えようかな』
そういう考えでは
良くなった時にチャンスを逃している可能性が高い。
微妙な時ほど、
相手も自分を必要としている訳だから。
ピンチはチャンス。
今こそ協力して乗り越えたい時期ですね。
しかし同時に、配偶者ビザ目当ての結婚詐欺にも十分にお気をつけくださいませ〜。
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